- 天使「やってしまった・・・」
135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:32:53.87 ID:ijLDA/T10 -
神様「ただしお姉さんは身代わりになるが」 神様「・・・むしろ一石二鳥になるのかもしれないな」 天使B(やったじゃねえか!) 天使B(神様が直々にしてくれるなんて滅多にねえぞ!) 天使(俺は成し遂げた!) 天使(妹さん、俺はやったよ) あれ?
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- 天使「やってしまった・・・」
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:35:05.80 ID:ijLDA/T10 - 俺は何かに違和感を覚えた
何にだ? いや、どこにだ? これは違和感か? あれ?
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- 天使「やってしまった・・・」
142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:37:46.88 ID:ijLDA/T10 -
神様「それじゃあさっそく取り掛かるとしようか」 神様「意外と手間と時間がかかるもんでね」 神様「それに早くやるに越したことは無いだろう」 天使B「はい!ありがとうございます!」 天使B(ほら!お前も礼言えよ!) 何だろう・・・・・ 声が聞こえる・・・・
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- 天使「やってしまった・・・」
144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:41:44.59 ID:ijLDA/T10 - >>141それはちょっと違うんだぜ
俺は心の中で自問自答した そりゃあ近くで喋ってる奴がいるんだから、声くらい聞こえるだろう 違う じゃあ幻聴じゃないのか? 違う じゃああれだろう なんだ? 耳以外のところから聞こえてくる声だろう
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- 天使「やってしまった・・・」
145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:43:54.70 ID:ijLDA/T10 - ―・・・・だめです・・・・―
なにがだ ―・・・・絶対にだめです・・・・― 何がだって ―・・・・・・・・― 『でも代わりにお姉ちゃんが死ぬなんて絶対にダメです』 何故だろう その言葉を俺はふいに思い出した
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- 天使「やってしまった・・・」
146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 12:46:25.49 ID:ijLDA/T10 - 神様「じゃあ私はそろそろ行くよ」
天使B「よろしくお願いし 天使「あの、少し待ってもらえませんか?」
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- 天使「やってしまった・・・」
151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:07:47.38 ID:ijLDA/T10 - お猿さんくらったぜ
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- 天使「やってしまった・・・」
153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:09:30.81 ID:ijLDA/T10 - 天使「少しだけ時間をもらえませんか?」
神様「?」 天使B「え?」 天使「いや・・・その・・・なんていうか・・・・」 天使「少しやりのこしたことがありまして・・・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:11:31.41 ID:ijLDA/T10 - 天使B「やり残したことってなんだよ」
天使「いや・・それは・・・」 神様「・・・それはここじゃあ出来ないことかい?」 天使「出来ないです・・・」 神様「じゃあ私か天使B君に出来ることかい?」 天使「多分出来ないです・・・」 神様「じゃあそれは」 神様「大事なことかい?」 天使「・・・多分そうです」
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- 天使「やってしまった・・・」
159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:16:49.25 ID:ijLDA/T10 - >>155なるほど了解した
神様「なるほどねぇ・・・」 神様「分かった、準備だけ済ませておくよ」 神様「もし全て終えたら私のところに来なさい」 天使「はい、ありがとうございます・・・」 神様「じゃあさっそくそのやり残した事をやってくるといい」 神様「面会時間もとっくに終わっているしね」 天使B「!!お手数おかけして申し訳ありません」 神様「気にしないでくれ、とても充実した時間だったよ」 天使「ありがとうございます」 天使「それではお先に失礼いたします」 ガチャ そう言って天使は神の間を後にした
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- 天使「やってしまった・・・」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:23:45.90 ID:ijLDA/T10 -
神様「・・・・・」 神様「さて天使B君、彼は何をする気だと思う?」 天使B「はてさて、わたくしには見当もつきません」 神様「・・・やっぱり君は賢いね」 神様「面会許可証をあらかじめ2枚取っておくあたりも」 天使B「お褒めの言葉有難う御座います。しかし、私にはどういう事かさっぱり」 神様「私と天使君は二回会う必要があるって予想していたんだろう?」 天使B「いえ、ただ私は機会は多いほどいいかと思いまして」 神様「ははっ」
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- 天使「やってしまった・・・」
164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:30:14.49 ID:ijLDA/T10 - 神様「君が天使君が何をする気なのか予想がついてるのに言わないのも」
神様「無断で人間界に行くのが罪に問われる事を知っているからだろう?」 天使B「・・・とすると神様は彼が無断で人間界に行くと予想しておるのですか?」 神様「私はね、そして多分」 神様「君もだろう?」 天使B「・・・そう予想していたのでしたら、何故お引き止めにならなかったのです?」 神様「その予想がついたのはさっきさ」 神様「それまではてっきり緊張しすぎてトイレに行くのかなとか思っててね」 天使B「フフッ」
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- 天使「やってしまった・・・」
166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:35:17.45 ID:ijLDA/T10 -
天使さんに言われた数日間 私は色んなところを見て回りました 幽体というのは結構楽なもので 邪魔な壁もすり抜けられるし、疲れないし、空を飛べるし(浮けるしって言った方がいいのかな) とにかく私は自分の周りをうろついてみました 公園、商店街、駅、図書館、林道、道路 色んなところへ行きました
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- 天使「やってしまった・・・」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:36:50.49 ID:ijLDA/T10 - でも何故でしょう・・・・
私の姿も声も普通の人には届かないのに なのに・・・・ 学校や家には行くことはしませんでした
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- 天使「やってしまった・・・」
170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:40:55.00 ID:ijLDA/T10 - >>167もしかしたら俺達も知らないババアに風呂覗かれているかもしれない・・・
私は最近気付いたことがあります 多分それは普通の人には絶対に分からないことで 私もこうならなければ分からなかった事で 妹「・・・・・・」 妹「幽霊って・・・泣くんだね・・・・グスッグスッ」 幽霊は泣くんです 色んな感情を持って
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- 天使「やってしまった・・・」
171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:45:55.12 ID:ijLDA/T10 - 妹「ひっぐ・・・ひっぐ・・・」
妹「うぇぇん・・・・・」 天使「前も・・・・」 妹「!!」 天使「最初に会った時も泣いてたよね・・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:51:06.26 ID:ijLDA/T10 - 妹「天使さん・・・」
天使「お久しぶりです」 天使「ってそんなたってないけど・・・・」 妹「ど・・どうしたんですか?期日はまだあると思うんですけど・・・」 天使「ちょっと用事がありまして・・・」 妹「そ、そうなんですか」 天使「はい・・・・」 天使「それより・・・・」 妹「・・・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 13:54:45.20 ID:ijLDA/T10 - 天使「やっぱり・・・まだ悲しいですか・・・?」
天使「そうですよね・・・誰だって死んだって聞かされたら・・・・」 妹「・・・・・・」 妹「確かにそれもあります・・・・」 妹「でも・・・それだけじゃないんです・・・・」 天使「?」
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- 天使「やってしまった・・・」
176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:04:07.43 ID:ijLDA/T10 - 妹「天使さんは知らないと思うんですけど」
妹「実は私、クラスとかにもあまり馴染めてなくて・・・」 妹「友達もあんまりいなくて・・・・」 妹「なんか私、いつも1人だなぁって思ったら・・・・」 妹「なんだか悲しくなってきちゃって・・・・・」 天使(知ってます・・・全部・・・) 天使「・・・それで」 天使「それで泣いていたのですか・・・」 妹「はい・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:10:52.89 ID:ijLDA/T10 - 妹「・・・でも私、決心は変わってません」
天使「え・・・?」 妹「確かに私は普通よりはちょっとつまらない人生だったかもしれません」 妹「でも、それでも充実していました」 天使「充実・・・・?」 妹「私、身代わりになることに後悔はしていません」 妹「救うために死ぬことを恐れてはいません」 天使「・・・・おかしいよ」
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- 天使「やってしまった・・・」
179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:17:15.27 ID:ijLDA/T10 - 妹「おかしい・・・ですか?」
天使「・・・・ああ」 天使「ああおかしい!!狂ってる!!!」 妹「ど、どうしたんですか天使さん!」 天使「お前本当は気付いてたんだろ!?」 天使「家族からも友達からも必要とされてないって!!」 天使「クラスに馴染めないとかオブラートな言い方してたけど!!」 天使「本当は天涯孤独だったんだろ!?」 妹「!!・・・そ、そんな言い方しなくても・・・」 天使「なんでそんな人生で充実してたって言えんだよ!!」 天使「あんな姉の為に死ぬなんてバカらしいとかおもわねえのかよ!!」 妹「・・・・・」 妹「・・・・うるさいうるさいうるさい!!」
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- 天使「やってしまった・・・」
180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:20:30.37 ID:ijLDA/T10 - 妹「うるさいうるさいうるさい!!」
妹「そもそも天使さんがこんなミスしなければこんなややこしいことにはならなかった!!」 天使「ややこしくしてんのはお前だろ!!」 天使「お前の好きなほう選べって言ってんのに、いつも姉がどうとか俺がどうとか言いやがって!!」 天使「あんな姉に気遣ってんなよ!!」 妹「・・・・だまれ」
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- 天使「やってしまった・・・」
181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:23:52.76 ID:ijLDA/T10 - 正直厨二発言は書いてて恥ずかしい
妹「確かに私は正直まったく充実してない人生だと自分でも思います」 妹「でもそれでも幸せな時もあったんです?」 天使「・・・・幸せな時?」 妹「・・・・・・」 妹「・・・昔は優しいお姉ちゃんだった」
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- 天使「やってしまった・・・」
184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:28:19.75 ID:ijLDA/T10 - 妹「天使さんがいつのお姉ちゃんを知ってるかはしらないですけど」
妹「昔のお姉ちゃんは凄く私に優しくしてくれた」 妹「人付き合いの苦手な私をいつも笑わせてくれた」 妹「例え今お姉ちゃんがどんなに私を嫌っていても」 妹「私はあの頃の事を忘れない限り、後悔はありません」 妹「だから・・・・」 妹「お姉ちゃんを侮辱しないでください!」
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- 天使「やってしまった・・・」
185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:32:08.45 ID:ijLDA/T10 - >>182なんで俺がMだと分かった、超能力者か
そうだ・・・・・ 俺が見たのは妹さんが死んでからのお姉さんだけ・・・・ 昔のことなんて何一つ考えようともしなかった・・・ なんで俺はこう・・・・・ ダメなんだろうか・・・・・ 天使「・・・侮辱したことを深くお詫びします」 天使「すいませんでした」
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- 天使「やってしまった・・・」
186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:34:24.17 ID:ijLDA/T10 -
きっと謝れば妹さんは俺を許すだろう そして妹さんはその言葉に続き 決心が変わらないことを俺に告げるだろう もしそうしたら 俺は何を選択するのだろう
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- 天使「やってしまった・・・」
187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:37:56.78 ID:ijLDA/T10 -
妹「謝ってもらえればそれでもういいです・・・」 妹「私も言い過ぎました・・・・・」 妹「でも・・・」 妹「期日は来てないけど、これだけは知っておいて欲しいです」 妹「私は、自分の人生が嫌だから投げ出すんじゃない」 妹「お姉ちゃんを好きだからこそ、身代わりになるんだって」 妹「そして、この決心は絶対に揺らがないってことを」 天使「・・・・・」 天使「・・・分かった」
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- 天使「やってしまった・・・」
188 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 14:41:35.79 ID:ijLDA/T10 -
正直今でも俺は、妹さんの方に生きてて欲しいって思っている だが、妹さんはお姉さんに生きてて欲しいと願っている そして一定量の自然法則 俺は、どちらを選べばいいのか・・・・・ 妹さんの意志か、俺の願いか
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- 天使「やってしまった・・・」
193 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:00:12.40 ID:ijLDA/T10 - 天使「・・・・・・・」
天使「妹さんだって決断したんだ・・・・」 天使「次は俺の選択の時だ・・・・」 そして俺は天国界に帰った 答えを持って
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- 天使「やってしまった・・・」
194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:02:52.15 ID:ijLDA/T10 - 天使B「・・・・・・」
天使B「・・・なんかさ」 天使「・・・どうした」 天使B「お前人間界行くごとにやつれてきてない?」 天使「きのせいだろ」 天使B「もうきのせいじゃあ説明できない次元まで来てる気が済んだけど」 天使「うん、俺もちょっと自覚でてきてる」 天使B「だろ」
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- 天使「やってしまった・・・」
195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:06:58.07 ID:ijLDA/T10 - 天使B「まぁお前のやつれ話はおいといて」
天使「なんかうわさ話みたいな言い方だな」 天使B「やり残したことはどうしたんだ?」 天使「ああ、もう片付いた」 天使B「そうか」 天使B「じゃあさっさと神様んとこ行ってこい」 天使「でも・・・・」 天使B「?」 天使「やらなきゃならないことができた」
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- 天使「やってしまった・・・」
197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:10:50.20 ID:ijLDA/T10 - 天使B「今度はやらなきゃいけない事か」
天使B「一体お前は人間界で何をしたんだ」 天使「・・・まぁ一言で説明するとだな」 天使「妹さんの意志を確認してきた」 天使B「意志?」 天使「そう」 天使「それでどうやら妹さんはお姉さんが大好きらしい」 天使B「・・・それは姉がどんな奴か知らないからだろ?」 天使「勿論知った上で。」
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- 天使「やってしまった・・・」
200 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:13:16.11 ID:ijLDA/T10 - 天使B「なるほどね」
天使B「それでお前は苦渋の選択を任されているわけだ」 天使B「もっともお前の様子からして選択は決定済みらしいけど」 天使「まぁそういうわけだ」 天使B「それで?なんでそれを俺に話したんだ?」 天使「いや、お前が知りたがってるかなっていうのが半分と」 天使「裸になるためだ」 天使B「・・・・・はぁ?」
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- 天使「やってしまった・・・」
201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:15:38.11 ID:ijLDA/T10 - 天使「今度は裸で天国界一周位はしてやるぞ」
天使「なんならお前の要求も受け付ける」 天使B「・・・・・・」 天使B「・・・もしかして面会許可証が欲しいって言ってんのか?」 天使「おお、さすがブラザー」 天使B「相棒から進化したな」 天使「どうか頼む、一生のお願い」 天使B「・・・・はぁ」
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- 天使「やってしまった・・・」
202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:18:03.02 ID:ijLDA/T10 - 天使B「・・・・ほらよ」
ヒラヒラ 天使「・・・え?」 天使B「面会許可証だろ?」 天使「いや・・・そうじゃなくて・・・」 天使「なんでもう持ってんの?」 天使B「最初の時に予め2枚貰っといたんだよ」 天使B「必要だろうと思って」 天使「・・・・・・」 天使「友よ!!我が最愛の友よ!!」 天使B「裸で抱きついてきたら殺すぞ」
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- 天使「やってしまった・・・」
206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:21:07.44 ID:ijLDA/T10 - 天使「じゃあ行ってくるよ」
天使「ありがとう」 天使B「どっちを選んだかは知らんが」 天使B「後悔はすんなよ」 天使「それは大丈夫」 天使「俺はきっと、後悔はしない」 天使B「・・・・そうか」
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- 天使「やってしまった・・・」
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:23:14.30 ID:ijLDA/T10 - 神の間 門前
門番「神様、例の方が・・・」 神様「分かってる、通してやってくれ」 門番「はっ」 ギイイイイイイ 天使(えっと・・・まず三方向に礼で・・・) 天使(右足からでる・・・) 神様「・・・さすがに二回目は少し慣れたかな」
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- 天使「やってしまった・・・」
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:24:27.76 ID:ijLDA/T10 - 天使「はい、おかげさまで少し」
神様「そう、それはよかった」 神様「改めて」 神様「おかえり」 天使「ただいま戻りました」
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- 天使「やってしまった・・・」
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:35:46.93 ID:ijLDA/T10 - 神様「モニターで一通り見せてもらったよ」
天使「やっぱりそうですか・・・」 神様「まぁ話を聞くより分かりやすいからね」 天使「説明へたですいません・・・」 神様「いや、そういうわけで言ったんじゃない、気にしないでくれ」 天使「はい・・・」 神様「さて・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:39:24.62 ID:ijLDA/T10 - 神様「君はもうどうするか決めたんだろう?」
天使「はい」 神様「なるほど」 神様「じゃあ」 神様「ここでまたゲームをしようか」
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- 天使「やってしまった・・・」
214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 15:43:49.25 ID:ijLDA/T10 - 天使「ゲーム・・・ですか?」
神様「そう、ルールは前と同じで実にシンプル」 神様「君がした選択を私が当てる」 天使「なぜそのような面倒臭い事を・・・?」 神様「まぁそれはあとで話そう」 神様「では、私の予想を話そうか」
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- 天使「やってしまった・・・」
216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:04:48.83 ID:ijLDA/T10 - 神様「姉を助けるか妹を助けるか」
神様「・・・ふふっ」 天使「?」 神様「私はね」 神様「君がこのどちらかも選んではいないと予想している」 天使「!!」
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- 天使「やってしまった・・・」
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:08:08.61 ID:ijLDA/T10 - 天使「やっぱり・・・そう思います?」
神様「どっちかだけなんて選べないだろうしね」 神様「とすると、次に君は何を考えるか」 神様「結構簡単に予測がつく」 神様「君は、あの姉妹の身代わりになろうとしてるんだね」
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- 天使「やってしまった・・・」
226 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:20:02.36 ID:ijLDA/T10 - >>220なん・・・だと・・・?
神様「妹さんもお姉さんも救えるのは」 神様「きっとこの方法しかない」 神様「二回目に人間界行った時あたりから、意識してたんじゃないのかな天使君は」 天使「・・・・・・」 神様「お姉さんの魂が1、妹さんは0、そして君の持つ魂で1」 1 0 ← 1 1 1 0 神様「君が犠牲になる代わりに、妹さんに魂を戻す」
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- 天使「やってしまった・・・」
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:30:31.00 ID:ijLDA/T10 - 見切り発車はするもんじゃないと今更ながら後悔してきた
俺は、いつからこんな事を考えていたのだろう 俺は、いつから道を踏み外したのだろう 俺は、いつからこんなに必死だったんだろう 俺は、いつから終わることが怖くなくなったんだろう
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- 天使「やってしまった・・・」
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:39:16.88 ID:ijLDA/T10 - >>233>>228-229の方です、うんそうしとこう
天使「もし・・・」 天使「俺の魂が無くなったら・・・」 天使「俺はどうなるのでしょうか・・・」 神様「・・・・・」 神様「私は、関与していない世界のことは分からない」 神様「人間なら魂が無くなれば幽体となり、天国に行き、魂を少しずつ補充し」 神様「そしていずれ人間界で新たな生命となる、形種はランダムに」 神様「だが、天使はそもそも別くくりの生物」 神様「消滅するのかもしれないし、新たな第三世界に行くのかもしれない」 神様「もしかしたらそのまま天国に居座り、いずれ魂を持つのかもしれない」 天使「・・・要は」 天使「どうなるか分からないってことですね・・・」
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- 天使「やってしまった・・・」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:44:44.14 ID:ijLDA/T10 -
終わることが怖くないなんて嘘だった 恐ろしく怖い 死んだらどうなるか分からないなんて尚更怖い もしかしたら天使の俺の場合、死ぬという表現の仕方も違うのかもしれない 神様「・・・・決心が揺らいだかい?」
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- 天使「やってしまった・・・」
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:49:59.39 ID:ijLDA/T10 - 神様「今なら君の提案は聞かなかったことにするよ」
神様「さぁ、どうするんだい?」
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- 天使「やってしまった・・・」
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:54:50.71 ID:ijLDA/T10 -
落ち着かない時は深呼吸 天使Bはいつもこんな事を言っていた そしてその後には大抵こんなことを言う 「深呼吸して落ち着いた後に、一番最初に思い浮かんだ物が」 「何よりも大切な物なんだよ」
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- 天使「やってしまった・・・」
241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/04/10(金) 16:56:18.35 ID:ijLDA/T10 - ふぅ〜
はぁ〜
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