- ( ^ω^)は風俗嬢なようです
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 00:00:35.46 ID:B5Tw4DXa0 - ドクオぉおおおお!!!
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- ( ^ω^)は風俗嬢なようです
360 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 00:31:18.00 ID:B5Tw4DXa0 - そwwっうwwwwwきwwwwたwwwwwかwwwwww
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- ( ^ω^)は風俗嬢なようです
363 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 00:32:48.00 ID:B5Tw4DXa0 - きめぇwwwwww
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- IDにwiiが出たやつにwiiやる
120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 00:40:36.21 ID:B5Tw4DXa0 - てs
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- ( ^ω^)は風俗嬢なようです
439 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 01:27:00.84 ID:B5Tw4DXa0 - まぁるく収まるを見て、いつもあんたをアビビと認識してます。
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- 久々に夢見たと思ったら憂鬱になった
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 08:09:43.75 ID:B5Tw4DXa0 - 一回も話したことも無い好きな人と付き合う夢を見た
起きた瞬間絶望の波が押し寄せてきた
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- 久々に夢見たと思ったら憂鬱になった
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 08:23:46.84 ID:B5Tw4DXa0 - あと一週間で好きな人が卒業するから見ちゃうんだよこういう夢
もう会えるかどうかすら分からないから諦めようと思ったのに諦めきれないじゃないか全く
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- ミセ*゚ー゚)リブーン系小説練習読み物&イラスト総合案内所のようです
115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/02/28(土) 18:01:44.80 ID:B5Tw4DXa0 - 代理お願いします
スレタイ:( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです 内容は適当でいいです
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
2 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:10:40.45 ID:B5Tw4DXa0 - 代理どうもです。
えーと、最終話投下します。 のですが、余りにも長くなりすぎたのでもしかしたら途中で休憩を挟むかもしれません。 そんとこ、ご了承ください では、投下開始します
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
3 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:11:55.03 ID:B5Tw4DXa0 -
最終話「お前には絶対わかんねぇよ…!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
4 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:13:39.88 ID:B5Tw4DXa0 - ( ゚∀゚)「オラ!」
ヴァジュラの閃光がS・エアロを襲う! ('A`)「おっと!」 一度見た技なら簡単にはくらいはしない。 しっかりとドクオは見極めて、S・エアロを操作し回避した。 ( ゚∀゚)「次はこっちか!」 その隙を狙って、H・スコールがロケットランチャーを全弾放っていた。 しかし、七支刀の吸引能力に負けてそのまま衝突。 刀は無傷だが、ランチャーは全壊してしまった。 ( ゚∀゚)「ちょこまかちょこまか鬱陶しい奴らだな。 倒すって言葉はただの虚勢か?」 ( ^ω^)「それは自分で確かめてみればいいお!」 背後を取ったE・ゼロがイレイザードブリンガーを振りかぶる。 ( ゚∀゚)「じゃあ見極めさせてもらうぜ! ただの空元気だったってなぁ!!」 考えられないスピードで旋回したシヴァは数珠の拳を振りかぶっていた。 (; ^ω^)「…!」 しっかりと見据え…直線軌道を読む。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
6 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:15:48.78 ID:B5Tw4DXa0 - 相手の動き始めの直前に、上昇してそれをかわす。
川 ゚ -゚)《右に飛べ!》 (; ^ω^)「うお!?」 完全に振り下ろされた拳の上から攻撃を仕掛けようとした。 だが、ジョルジュは既に次の行動に移って、錫杖を振りかぶっていたのだ。 飛ばされた遊環のフィールドに入らないようにブースター全開で距離を置いたのだが… (; ^ω^)(これじゃ攻撃できない…。) 遠くに居ればヴァジュラの攻撃。 近接格闘は不可能ではないのだが… 光速で放たれる拳、七支刀の吸引能力、遊環フィールド。 近づけばそれらの餌食となる。 ( ゚∀゚)「はっはっはっはっは!! どうした? 来ねぇのか?」 高笑いが響く。 川 ゚ -゚)「……どうする?」 クーが静かに言った。 それはMP3、4マシーナリーだけでなく、シンに居る人間全員に伝えられた。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
7 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:17:12.71 ID:B5Tw4DXa0 - ( ´_ゝ`)「性質はわかった。威力もわかった。」
(´<_` )「だが…それだけだ。」 ('A`)「隙がありゃしねぇ。」 ( ^ω^)「かと言って、諦めるには早いお。」 ( ゚∀゚)「来ねぇならこっちから行くぜ!!」 日輪が激しく燃え盛る。 紫色の炎を発し、シヴァが攻撃に転じた。 ( ´∀`)「…モララーよ。」 ( ・∀・)「はい。」 コンピュータールームに居る王が、技術開発局局長のモララーへ問うた。 ( ´∀`)「勝てる見込みはあるか?」 ( ・∀・)「……。」 シンの天井モニターから映される光景を見ながらモララーは考える。 なんとかお互いがお互いにフォローをし合って、シヴァの猛攻を防ぐZIPたち。 しかし、防戦一方には変わらない。 攻撃に転ずる前に、ジョルジュは次の行動に移っているからだ。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
10 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:18:49.13 ID:B5Tw4DXa0 - ( ・∀・)「はっきり言えば……難しいですね。」
( ´∀`)「あの法具…奴の技術の結晶というわけか。」 ( ・∀・)「でしょうね。だからジョルジュは絶対の自信を持って、こちらに手の内を明かしたんでしょう。」 ( ´∀`)「…シンにある武装で破壊はできるか?」 ( ・∀・)「シヴァの機動性を見る限りじゃ無理です。 この距離なら、間違いなく回避されます。」 ( ´∀`)「……ならば、近づけばいいのではないか?」 (; ・∀・)「!」 ( ´∀`)「彼らを死なせれば、我々の滅亡は必至。 ならばいっそ、この艦だけでも犠牲にして奴の力を衰えさせるべきだ。 一度くらいワープできるエネルギーは溜まったのだろう?」 (; ・∀・)「本気ですか…?」 ξ゚听)ξ「私は構いませんよ。」 コンピューター画面を見ながらツンデレが言った。 オペレーターの代表として…彼女はもう決意をしていた。 ミセ*゚ー゚)リ「サポートしか出来ない私達が、遂に役立つ時が来たんですね。」 (゚、゚トソン「一矢報えたら儲けもの。そのぐらいの意気で行きましょう!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
12 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:20:20.86 ID:B5Tw4DXa0 - (,,゚Д゚)「我々も構いませんよ。」
松葉杖をついてギコがやってきた。 腕に包帯、足はギプスで固められている。 その後ろに生き延びたMP2マシーナリー達も居た。 どうせ機体はもうない。 ならば、この身ごとぶつけてやればいい。 ( ´∀`)「…お前はどうだ?」 モナー王はモララーの肩に手を置いた。 一度目を瞑って考えた彼だが… 次に目を開くと、決意を秘めた瞳を王へぶつけた。 ( ・∀・)「わかりましたよ。ただし、最低でもワープ装置だけは無事に残しましょう。 勝利の後には…彼らだけでも帰してあげたい。」 ( ´∀`)「わかった。出来るだけ破壊されないようにしよう。」 ξ゚听)ξ「では、王様。指示を。」 ツンデレは王の方を向いて、待った。 ( ´∀`)「シンをシヴァの後部へワープ。 後に全武装を開放しつつ、突撃だ!」 ξ゚听)ξミセ*゚ー゚)リ「「「了解!!」」」(゚、゚トソン 指示を聞いて、オペレーター達が行動を開始した。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
14 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:21:49.89 ID:B5Tw4DXa0 -
(; ω )「待ったぁ!!」 ( ´∀`)「!?」 オペレーター達が手を止める。 王やモララーは突然天井モニターに現れたブーンを見ていた。 コンピューター回線ではなく、天井モニターそのものに回線を繋いだのだ。 ( ´∀`)「なんだ?」 (; ^ω^)「それはダメだ! シンにいる人たちを犠牲にしてまでやる価値があるとは思えない!」 ブーンは戦いながら、オペレータールームで聞こえる作戦に耳を傾けていたのだ。 所々聞こえなかったが…シンごとワープさせて、ジョルジュにダメージを与えるということだけは理解できた。 そしてそれに反論した。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
18 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:23:33.07 ID:B5Tw4DXa0 - (,,゚Д゚)「何言ってるんですか、覚悟なら決戦前にとっくに済ませてますよ。」
(; ^ω^)「…じゃあ僕たちがこいつを倒した後、どうやって帰ればいいんだよ!?」 ( ・∀・)「ワープ機能はなんとか守ります。その点はご心配なく。」 (; ω )「……じゃあ…じゃあ…」 ブーンは言葉を捜す。 眼前の敵の攻撃を避けながら会話しているので、どうしても集中できない。 ξ゚听)ξ「…ブーン。あんた、どうしても私達を死なせたくないのね。」 (; ^ω^)「ツンデレさん…。」 ミセ*゚ー゚)リ「良いんですよ。これは私達の意志による行動。」 (゚、゚トソン「ブーンさんが気に病む必要なんてないのですから。」 (; ^ω^)「でも! …それでも…僕は……」 (; ω )「もう…犠牲を出したくないんだ…!!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
20 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:25:45.65 ID:B5Tw4DXa0 - 命がけの回復行為
命がけの情報収集 …彼らの意志が魂が それをするためにここまで来たのだから……自分には止められなかった。 けど…もうそんなの懲り懲りだ。 いくら魂が命じようが…これ以上、誰かが死ぬのはイヤなんだ。 (; ^ω^)「死に場所なんて僕が無くしてやる。 戦うべき所なんて僕が無くしてやる。」 (; ^ω^)「僕の力で…あいつを倒してやるよ!!」 (; ω )「だから…キミ達まで死のうとしないでくれ……。」 (゚、゚トソン「ブーンさん……。」 トソンはじっと彼を見ていた。 切実に…だけど力強い言葉。 決意した心が揺らいでしまう。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
22 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:27:19.77 ID:B5Tw4DXa0 - ( ・∀・)「どうします?」
モララーは首をモニターから王の方へ向けて聞く。 黙って聞いていた王は、そのまま口を開いた。 ( ´∀`)「ブーンよ。」 ( ^ω^)「…なんだお。」 ( ´∀`)「お前は…倒せるのか?」 ( ´∀`)「明らかに、シヴァはお前の機体スペックを越えている。 贔屓目に見ても…勝てる要素なぞ見当たらない。」 ( ´∀`)「それでもお前は、ジョルジュを討つと言えるのか?」 ( ω )「……。」 グッとレバーを握り締め 眼下に映る逝った友を見て…ブーンは応えた。 ( ^ω^)「あぁ、勿論だ。」 ('A`)「安心しなって。別にコイツが一人で倒すわけじゃないんだからよ。」 モニターが切り替わり、ドクオが出てきた。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
24 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:28:49.30 ID:B5Tw4DXa0 - 川 ゚ -゚)「私達全員であいつを倒します。」
次にクーも ( ´_ゝ`)「だから、王達は待っててください。」 (´<_` )「俺たちの帰還を!」 兄者も弟者も みんな、シンを…彼らを犠牲にしたくないという気持ちは一緒だった。 王は俯いて少し悩んだが… クスリと笑ってから、再び顔を上げて言った。 ( ´∀`)「…では、お前達に期待させてもらう。 それでいいな?」 王は周りを見渡して聞いた。 ツンデレもミセリもトソンも大きく頷いた。 モララーは腕を組んで、静かに首を縦に。 ギコは言葉に打たれたのか、泣きながら大きく賛同していた。 それを見て、ブーンは笑った。 ( ^ω^)「作戦に変更は無し! 僕が、僕たちがジョルジュを倒す。それだけだ!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
26 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:30:31.50 ID:B5Tw4DXa0 - ブーンはシンへの回線を切ってジョルジュとの戦いに専念した。
( ゚∀゚)「オラオラァ!!」 刀を振るい、拳を杖を法具を振るう。 時たま巻き込まれる隕石片の損壊具合を見ても、MPESで防ぎきれる自信はない。 (; ^ω^)「…。」 そんな極限の戦いの中 ブーンはあることを思っていた。 バハムートを破壊したというのに、その残骸はドラゴンの破片や機械類のみだった。 あの大きな戦艦の中には居住区は存在しなかったのだろうか? 生活用品の一つでも落ちているとは思ったのだが… ( ^ω^)「ジョルジュ!」 ( ゚∀゚)「あぁん?」 手を止めて、ブーンはジョルジュへ叫んだ。 あいつ自身が人間でないのは知っているが、それでも住む場所がないのは不思議だ。 こちらを交渉した時のように、利用できる生物を飼い慣らすスペースすら無いのは何故? その疑問をブーンはジョルジュにぶつけた。 ( ^ω^)「バハムートにはお前一人なのか?」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
28 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:31:44.23 ID:B5Tw4DXa0 - ( ゚∀゚)「俺の創った生命体以外は誰も居ないぜ。
バハムートの搭乗条件は、『俺の手によって作られたもの』だからな!」 手が休まったのを機に少しだけ回復を図る。 ブーンは完全回復だが、他のマシーナリー達は連戦だからだ。 ジョルジュとの話を少しでも長引かせるためにクーも話に参加する。 川 ゚ -゚)「ならばなぜ我々を手駒にしようとした? そんな条件を吹っかけてくる以上は、バハムートにそれ相応のスペースがあってもおかしくないだろう。」 ( ゚∀゚)「お前らが味方になったとしても、バハムートには乗せる気はなかったからに決まってるだろう。 俺はバハムートに俺以外の人間が乗ることは絶対に認めねぇからな。」 ( ´_ゝ`)「…何故そこまでする?」 ( ゚∀゚)「他人が信用できねぇからだ。」 ジョルジュは続ける。 ( ゚∀゚)「俺は不確かなものってのが生まれつき大嫌いでな。 地球に居た頃だって幽霊やサンタクロースなんてもんも、はなから信じちゃいなかった。」 ( ゚∀゚)「それは対人関係も一緒だ。 目に見えるもの、手で触れられるもの。 それ以外で人と人とが繋がっている? そんなもん嘘だろ。」 ( ゚∀゚)「だから俺は体質を活かして商人になった。金の繋がりだけは断ち切れないからな。」 ( ゚∀゚)「けど…それもくだらないと思って俺は宇宙に出た。 見たこともないものばかりで、俺の心は満たされたんだ。」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
30 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:33:22.93 ID:B5Tw4DXa0 - ( ゚∀゚)「だが…何処にいってもお前らのような、幼稚な信頼関係でつながりを求める低脳ばかりだったんだ。」
( ゚∀゚)「それに心底苛立ってな。俺は『支配』を始めた。 そうすることで、俺の中の何かが満たされていったんだ。 破壊衝動に身を任せるのは最高の娯楽だった。」 ( ゚∀゚)「俺は、俺以外の誰も信用しない。 俺こそが絶対で、俺以外の人間なんて存在しちゃいけねぇんだ。」 シヴァの日輪が徐々に大きくなる。 紫色の後光に照らされるその機体はとても神々しい。 ( ゚∀゚)「ある日、絶対の存在とは何か、も考えた。 誰もが崇め、誰もが認める存在とは何なのかをな。」 ( ゚∀゚)「出た結論は…神だ。」 ( ゚∀゚)「だが抽象的な神なんて嘘以外なんでもない。 だから俺は、俺そのものが破壊神という名の神になることを選んだのさ。 創造することも出来るから創造神でもあるか。はっはっは!」 ( ^ω^)「……。」 マシーナリー達は黙って聞いていた。 彼の心の内は本当に真っ暗だ。 底が知れず、知ろうともしていない。 ( ^ω^)「悲しい奴だな。」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
32 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:35:18.65 ID:B5Tw4DXa0 - ( ゚∀゚)「哀れむのか?
俺からしたら、そんなチャチな関係にすがってるお前らのがかわいそうなんだがな。」 ( ^ω^)「人と人との絆が…どれほど大切なことか。」 ギュッとE・ゼロはイレイザードブリンガーを握り締める。 ( ^ω^)「知ってるか? MPってのは感情によって左右される。 気持ちが沈めば発露しないし、昂ぶれば爆発的な力を発揮できる。」 ( ゚∀゚)「俺の身体に人間の精神なんて存在しねぇ。 全て俺自身が創った、完璧なる精神しか入ってねぇよ。 故にMPを限界までいつでもどこでも発揮できるんだ。」 ( ^ω^)「……教えてやるよ。」 ( ^ω^)「お前は神なんかじゃない。 感情を失った、ただの機械だ。」 (# ゚ω゚)「機械は人の手に作られたもの! お前なんかが、僕たち人間に敵うわけがねぇんだよ!!!」 ( ゚∀゚)「はっはっはっは!! 俺の進化は退化だってか!?」 ( ゚∀゚)「おもしれぇ! ならこっちこそ教えてやるよ!! 人間ごときが完璧なる神に敵うわけがねぇってなぁ!!!」 再び両者は激突した。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
34 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:36:35.89 ID:B5Tw4DXa0 - 攻撃をいなして、かわして、一瞬の隙を見つけてはまた攻撃に転ずる。
全てが全て限界の動き 一歩間違えば直撃してしまいそうなギリギリの攻防戦だった。 川 ゚ -゚)「…ブーン…。」 彼を突き動かしているのは、みんなとの絆だ。 身体に宿った親友の力で、その全てを否定するジョルジュを倒そうと必死になっているのだ。 ('A`)「……遂に、置いてかれちまったな。」 ドクオはポツリと呟く。 ジョルジュとブーンの戦いに、ついていけない自分に気がついたからだ。 どれだけ努力しても…ブーンにはもう届かない。 彼は先の先を歩いていってしまったから。 ( ´_ゝ`)「…弟者。」 (´<_` )「…わかってる。」 双子達も決意をした。 ジョルジュを倒せるのはブーンだけ。 下手な援護をしても、きっと邪魔になるだけだ。 ならば自分達は…見ているだけか?
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
35 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:37:50.02 ID:B5Tw4DXa0 - ( ´_ゝ`)「違うよな。」
(´<_` )「あぁ、全然違う。」 ('A`)「いつもいつも、あいつが俺達を救ってくれた。」 川 ゚ -゚)「ブーンが居たから、私達はここまで来れた。」 ( ´_ゝ`)「あいつが決めてくれるのは最初からわかってることだ。」 (´<_` )「俺達の取る行動は一つ。」 ('A`)「ブーン。」 川 ゚ -゚)「お前を……『届ける』!」 ( ゚∀゚)「はぁっ!!」 (; ^ω^)「ぐあっ!!」 振り下ろされた七支刀が遂にブーンを捉えた。 斬撃は防ぎきったが、身動きが取れない。 このままでは他の攻撃の餌食になってしまう。 (;# ゚ω゚)「くそがあぁああああ!!」 ( ゚∀゚)「そこでくたばっちまいな!!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
37 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:39:16.61 ID:B5Tw4DXa0 - 数珠の手を振りかぶった瞬間
七支刀がビームカノンによって弾き飛ばされた。 (; ^ω^)「今だ!」 一瞬自由になった隙に七支刀から離れて、攻撃をしようとする。 ( ゚∀゚)「甘いな!」 だがシヴァはバックステップすると同時に、途中で止まっていた拳を振り下ろした。 (; ^ω^)「!」 避けきれないと思ってMPESを発動しようとした。 …だが、それよりも速く 彼の機体はシヴァと一定の距離を保っていた。 ('A`)「無事か?」 S・エアロが救出したのだ。 ( ^ω^)「悪い、助かったよ。」 ('A`)「気にすんな。こういうのは俺達の役目だからな。」 ( ^ω^)「…ドクオ…。」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
39 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:40:33.72 ID:B5Tw4DXa0 - 川 ゚ -゚)「ブーン。」
ディスプレイにクーの顔が出てくる。 兄者弟者も一緒だった。 ( ´_ゝ`)「今から俺達がシヴァの機能を低下させる。」 (´<_` )「そしたら、お前が必殺の一撃を決めてやってくれ。」 ( ^ω^)「え?」 川 ゚ -゚)「カミカゼアタックとかいう、昔の突撃手段とほぼ一緒か。」 (; ^ω^)「ちょ、ちょっと待て! まさか…」 ('A`)「そのまさかだ。俺達が命がけでシヴァの腕を破壊する。 流石に一機一本が限界だろうが…なんとかしてみせるさ。」 ドクオは覚悟をした表情で少しだけ笑いながら言った。 (# ゚ω゚)「ふざけんな!! さっき言っただろ!! これ以上、犠牲は出させないって!! それはお前達も含まれてるんだぞ!!」 川#゚ -゚)「ブーンッ!!!」 (; ^ω^)「は、はいっ!?」 叱咤するように怒鳴ったクーに、ブーンは条件反射で昔のように答えてしまった。 クーは少し落ち着いた彼を諭すように優しい口調で聞いた。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
41 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:41:47.31 ID:B5Tw4DXa0 - 川 ゚ -゚)「お前は…私達を信頼してるか?」
( ^ω^)「……!」 クーはじっとブーンの目を見ていた。 曇りなど、迷いなど全く無い。 ただ意志の強さだけを込めて見ている。 ( ^ω^)「……当然だろ。」 ブーンはキー君の方も見ながら、真っ直ぐ答えた。 ('A`)「なら待ってろよな。 大丈夫だ、絶対死なないからよ。」 ( ^ω^)「……。」 ( ´_ゝ`)「必ず突破口は開く。」 (´<_` )「お前は、自分を高めていてくれ。」 ( ω )「……。」 少しだけ、ブーンは悩んだ。 本当に決死の覚悟で挑むつもりなんだ。 犠牲を出したくないなら止めるべきだろう。 ……でも ( ^ω^)「わかった。」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
43 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:43:13.99 ID:B5Tw4DXa0 - 信じてる。
青龍を倒した時だって、みんなは自分のために最後の力を振り絞ってくれた。 きっと今度も 必ず、みんなはやってくれる。 そして必ず…生き残ってくれる! ('A`)「じゃあ行くぜ! お前は後についてこい! 隙だけは与えるなよ!!」 川 ゚ -゚)「当然だ!!」 4機のZIPが一斉に行動を開始した。 ( ゚∀゚)「まとめてかかってきたところで、結果は変わんねぇぜ!!!」 相手の出方を待っていたジョルジュは嬉々として襲い掛かってきた。 まずは錫杖を振るう。 金色の遊環が散開し、その隙間を埋めていく。 ( ´_ゝ`)「ここは俺達が!」 (´<_` )「やってやるぜ!」 ZIP達はわざとフィールド内に入った。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
45 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:44:37.31 ID:B5Tw4DXa0 - 回避したところで、また次弾が装填される。
ならば、隙を与えないためにすることは一つ。 破壊だ。 ( ´_ゝ`)「さて…お前らは絶対に俺達の近くによるなよ。」 (´<_` )「一緒に燃え尽きたら元も子もないからな。」 D・レッドライガーはLhaplusを顕現した。 ( ゚∀゚)「串刺しになりな!!」 針が出てきた。 と同時に ( ´_ゝ`)「ふん!!」 D・レッドライガーが腕を組んだ。 …いや違う。 上腕に両手を突き刺しているのだ。 (; ^ω^)「何を…!?」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
46 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:46:55.36 ID:B5Tw4DXa0 - ( ´_ゝ`)「P・O・Bは物体がなければ火炎が発露しない。」
(´<_` )「ならばこの身をその対象とし、巨大な火柱を起こせばいいだけさ!」 この空間には炎上させる対象が存在しないための手段だった。 命がけの方法としか言いようが無い。 ('A`)「…!」 ドクオは歯を食いしばった。 止めようとしたのを我慢するために。 ( ´_ゝ`)「行くぞ…!!」 (´<_` )「これが俺達最後の…」 (#´_ゝ`)「「ピラァ・オブ・バーニングだ!!!!!」」(´<_`#) 背のライガーごと、激しく燃えていくD・レッドライガー。 徐々にその機体は炎に包まれ、巨大なる火柱と化す。 (;#´_ゝ`)「うぐぉおおおお!!!」 (´<_`;#)「うおぉおおおおおお!!!!」 コクピットは既に火炎に包まれていた。 計器は暴走を起こし、ディスプレイは機体の被害を訴え続けている。 だが双子は止まらない。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
48 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:48:27.16 ID:B5Tw4DXa0 - 高熱を持ったレバーは皮膚を溶かし、手のひらと一体化してしまっていた。
だが双子は止まらない! 力の限りMPを込め続け… (;#´_ゝ`)「届けぇえええええ!!!」 (´<_`#;)「うらぁあああ!!!!!!」 D・レッドライガーの火炎は徐々に増していく。 途中、火柱の頭頂部が火炎獅子へと変化した。 そのまま同じように威力を増した火柱は ( ゚∀゚)「!」 遊環フィールドの上部をぶち破り、宇宙空間に飛び出た。 火炎獅子は雄々しく吼える火炎獅子が上部を燃やすと、その延焼は続いていく。 針を溶かし、金属を溶かし、最後には遊環フィールドを溶解しつくした。 錫杖を破ったのである。 飛び出した火炎獅子が、錫杖を握っていた腕をも燃やしているのを確認できた。 ( ; ゚ω゚)「兄者! 弟者さん!!!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
50 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:50:58.41 ID:B5Tw4DXa0 - ブーンが急いで連絡を取った。
モニターからもD・レッドライガーを見てみる。 全身が溶解されており、腕や足は既になくなっていた。 唯一残っているのはドロドロになったコクピット。 (; ´_ゝ`)「…ブーン!」 (´<_` ;)「立ち止まるな!!」 ノイズが混じっているが、確かに二人の声が聞こえた。 (; ´_ゝ`)「お前に最初に会った時…俺は心底嬉しかったよ。これでMP4が動くって思ってさ。」 (´<_` ;)「俺達の両親の最高傑作がお蔵入りにならなくなったからな。 その点に関してはお前に本当に感謝してる。」 (; ´_ゝ`)「行け! ブーン!! 俺達と、俺達の両親の思いの篭ったその機体で!!」 (´<_` ;)「不幸の元凶を叩きのめしてくれ!!!」 (; ω )「う…おぉおおおおお!!!」 通信を切って、ブーンは進む。 二人の…四人の思いを無駄にしてはいけない! ( ゚∀゚)「クソが…だが、こいつはどうかな!!」 使い物にならなくなった錫杖の腕をパージしながら、数珠の握った拳を握りこむ。 今までのただの攻撃ではない。 これで仕留めるくらいの気持ちをこめて、ジョルジュはレバーを握っていた。
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
53 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:52:30.95 ID:B5Tw4DXa0 - 速さは光速を越える。
回避など、できるわけがない! ( ゚∀゚)「死ね!」 拳を振りかぶった。 どうせあいつらは回避できるもんだと思っているだろうからな。 これで終わりだ!! ('A`)「こいつは俺が!」 飛んでいたE・ゼロとH・スコールの前にS・エアロが出てきた。 (; ^ω^)「ドクオ!」 ('A`)「……俺さ、会った当初は…お前のこと大嫌いだったんだ。」 背を向けたままのS・エアロは話を続けた。 ('A`)「俺より上の者が出てくるなんて考えてもなかったからさ… まだガキだったし、やっぱ嫉妬してたんだよな。」 ('A`)「でもよ、話していくうちにお前はすげぇ凄い奴だって思ったんだ。 意志が強くて、天稟に任せず努力を続ける。そんな完璧な奴だってな。」 ('A`)「…正直な話をすれば、今も嫉妬してんだ。」
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55 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:54:14.60 ID:B5Tw4DXa0 - (; ^ω^)「……ドクオ…。」
('A`)「けど、あいつを倒せるのはお前だけなんだ。 お前を、俺の力で先へ届けることができるなら!!」 ドクオはトルネードチャクラムを顕現した。 足元に4枚、残りはファントムドリルの先端に装着していた。 (#'A`)「こんな役割だって!! 全然惜しくなんかねぇぜ!!」 紫色の拳が放たれた。 同時にドクオも、足元のチャクラムを旋回させて緑色の竜巻を纏う。 (#'A`)「アイッ!! オロスッッ!!! スピニングッッッ!!!!!!!」 そしてそのままドリルを先頭に突進していった。 速さと速さのぶつかり合い。 まるで一本のレーザーのように放たれた拳に、ドリルの先端が衝突する。 激しく発光しながら火花が散った。 (#'A`)「うぅぅうううおおおおおおおあああああああああ!!!!!!」 ドクオは全身全霊を込めてレバーを握りこみ、前面に押し出す。 だが、ジョルジュも負けてはいない。
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56 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:55:27.97 ID:B5Tw4DXa0 - (#゚∀゚)「ガキめがあああ!!!」
レバーを一杯に動かして対抗する。 (#'A`)「人の痛みも心もしらねぇ機械野郎如きが!!」 ピシ! (#'A`)「この俺に…」 ピシピシ!! (#゚A゚)「敵うわけが!! ねぇだろぉがああああああ!!!!!」 金属の砕ける音が響いた。 ジョルジュの握っていた数珠が数珠が割れたからだ。 ドリルの回転に負け初めていた数珠は、一度刻まれた亀裂が広がっていき 最後には砕け散ってしまったのだ。 だがS・エアロは止まらない。 そのまま拳ごと削りこみ、完全に腕の機能を停止させたのだ。 ( A )「ブーン!!」 役目を果たした彼は、最後に彼に伝える言葉を… ( ; ゚ω゚)「ドクオッ!」 (;'∀`)bて「頼んだぜ!」
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59 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:57:52.12 ID:B5Tw4DXa0 - 親指を立てながら、笑って言った。
(; ω )「…くっ!!」 立ち止まるな! 進むんだ! 自分に必死に言い聞かせて、ブーンは進む。 (; A )「ぜってぇ勝てよ…この野郎……。」 通信を切った彼は、シートに身体を預けた。 S・エアロはその機動性を増すために装甲を削っている。 だから、あんなぶつかり合いをしてしまったら… 機体が多大なる損傷を負ってしまうのは当然のことであった。 ねじ切れた腕や、砕けた脚部を教えるディスプレイを見ることなく ドクオはじっとE・ゼロを目で追っていた。 ( ゚∀゚)「一度ならずニ度までも……」 (#゚∀゚)「ふざけんじゃねぇ!!」 シヴァがヴァジュラを翳した。 手加減抜きの一撃必殺! 込めれるだけのMPを込めると、ヴァジュラは発光した。 ルビーに光が蓄積されていくのを目視で確認できるほど眩しい紫光だった。 そしてそれを迎え撃つのは 川 ゚ -゚)「私しか居ないな。」
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62 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 18:59:26.00 ID:B5Tw4DXa0 - H・スコールがE・ゼロの前へ動いた。
(; ^ω^)「クー!」 川 ゚ -゚)「行くぞ! ジョルジュ!!」 H・スコールが何かを空中に散布した。 紅く輝く星のような結晶体 カーバンクルのルビーだった。 ( ゚∀゚)「バカめが!!」 ジョルジュはヴァジュラを発射した。 今までの倍ほどもある極太のレーザーキャノンは、真っ直ぐルビーへ そして延長線上のH・スコールとE・ゼロへ飛んでいく。 ヴァジュラのレーザーはルビーに直撃すると 僅かだがエネルギーを吸収されたものの、直進を続けていた。 レーザーがルビーのエネルギー吸収量を上回ってしまったのだ。 川 ゚ -゚)「まだだ!!」 クーはそのことも考えて、既に準備をしていた。 ビームカノンを4門準備し、手にはヴォルテックスピアを持っている。 そして、垂直方向に回転させて魔方陣をつくり 川#゚ -゚)「フルオープン!! バスター!!!」 ビームカノンと一緒に、ロイヤルブルーバスターを放った。
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64 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:01:18.80 ID:B5Tw4DXa0 - 5つのレーザーは、螺旋を描くように一体化し
ヴァジュラの閃光と衝突した! (#゚∀゚)「オラァアアア!!」 川;゚ -゚)「……く……うぅ…!!」 (; ^ω^)「…!」 一目でわかってしまう。 クーのバスターは完全にヴァジュラの閃光に押されている。 紫の光がバスターを喰っていくかのように肥大していく! ( ゚∀゚)「はっはっはっはっは!! 世の中そう上手くいかねぇんだよ!!」 川; - )「ぐぁ…ああ!!」 レバーが引き戻されてしまう。 ヴァジュラの閃光が威力を増しているのだ。 川;゚ -゚)「くっそぉおおおおおお!!!」 クーは叫びながらレバーを懸命に握り締めて、精一杯前に押した。 それでやっと均衡状態に。 (#゚∀゚)「雑魚が生意気に抵抗してんじゃねぇよ!!」 ヴァジュラの勢いが増す。 だがクーは必死でMPを込める。 H・スコールの装甲がその反動でひび割れ始めた。
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67 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:03:59.85 ID:B5Tw4DXa0 - 川; - )「く…おおお!!!」
爆発しろ…私の力よ…! ここで…こんなところで…!! 川#゚ -゚)「ま! け! る! かぁあああああああああああ!!!!!!!」 レバーが折れんばかりに、クーは押し出した。 破裂するような音と、眩い光があたりを覆う。 二つのレーザーが相殺されたのだ。 ( ゚∀゚)「ちぃッ!」 すぐさまジョルジュは次弾装填をした。 相手はほぼ瀕死。 相殺はできても、二発目は… 川#゚ -゚)「くらえええええええ!!!」 ( ゚∀゚)「なに!?」 ニ発目はこなかった。クーも二発目を打っていなかった。 代わりにクーはMPの篭ったヴォルテックスピアを投擲していたのだ。 それはヴァジュラのルビーに衝突すると、大爆発を起こして腕ごと吹き飛ばした。 蓄積され始めていたエネルギーが暴走したからだ。 川; - )「ブーン!」
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68 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:05:33.22 ID:B5Tw4DXa0 - ボロボロのH・スコールから、クーの声が届く。
疲労が声だけでわかるが、力強さも同時に感じた。 (; ^ω^)「クー……!」 川; - )「お前と出会って4年。」 川; - )「後ろを歩いていたはずのお前に…いつの間にか背中を任せることになるとはな…。」 川;゚ -゚)「だが、そこまで成長してくれたお前を私は誇りに思うよ。」 川;゚ -゚)「私達に出来ることは全てやってみせた! 後はお前が何とかするんだ!!」 川;゚ -゚)「進めッ!!」 (; ^ω^)「…わかったお!!!」 ブーンは進んだ。 真っ直ぐ、残り一つとなった腕のシヴァへと! ( ∀ )「……へっ…雑魚のくせによぉ…」
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72 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:06:47.03 ID:B5Tw4DXa0 - シヴァのコクピットに居るジョルジュは笑っていた。
錫杖を 拳を ヴァジュラを 数多の国を、星を滅ぼした技術の粋を壊されてしまったはずなのに ジョルジュは笑っていた。 破壊はされてしまったものの、次で最後だとわかっていたからだ。 ( ゚∀゚)「残念だが…勝たせてもらうぜ。」 残った手に握る一振りの七支刀 振るうと同時に引力を発生し、その刃で敵を切り裂く。 彼の自慢の傑作だった。 ( ゚∀゚)「ぶった切ってやるぜ!!」 背中の方まで思いっきり振りかぶり 残った最後の機体、E・ゼロへ向かって 全力で振り下ろした。 (; ^ω^)「そんなもの!」 E・ゼロは両手のLhaplusを構えた。 4人が頑張って、腕を無くしてくれたのは良い。 だが、機体数を数えればすぐにわかることなのだが… この最後の腕は、E・ゼロ自身が破壊しなければならないのだ。
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74 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:08:22.10 ID:B5Tw4DXa0 - しかし、破壊さえすれば…後は残りのMPを込めてグランドブラストスラッシュを放つことができる。
それで勝ちだ。 (; ^ω^)「行くぜ!!」 ブーンはMPを込めて、火炎紋を発生させる。 そして、剣を交錯するように構え… (; ^ω^)「!?」 剣を構えようとしているのだが… 左手が動かない。 どれだけレバーを引いても押しても、動かないのだ。 ( ; ゚ω゚)「な、何で!?」 ディスプレイを見ても、機体は健全そのもの。 故障なんて見当たらない。 なのに何故動かない。 ( ; ゚ω゚)「……え!?」 よく見てみる。 腕が動かないのではないのだ。 E・ゼロの手は指先までちゃんと動いている。
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75 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:09:38.93 ID:B5Tw4DXa0 -
ならば何故動かないのか? Lhaplusが…イレイザードブリンガーが動きを止めているのだ。 ( ; ゚ω゚)「何故…Lhaplusが…?!」 そう思った刹那 イレイザードブリンガーが、白く発光した。 そして、E・ゼロの手を振り払いひとりでに空中浮遊を始めた。 ( ; ゚ω゚)「……ま…」 何故かはわからない。 ( ; ゚ω゚)「…まさ……か……」 けど彼は瞬時に理解した。
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78 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:10:59.73 ID:B5Tw4DXa0 -
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82 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:13:30.70 ID:B5Tw4DXa0 - (´・ω・`)「やぁ、また会ったね。」
( ; ゚ω゚)「ショ…ショボン…さん…!?」 イレイザードブリンガーの放つ光の中に 間違いなく、ショボンが居た。 あのコック姿をした彼が、色はMPの光と同じで真っ白だが… 確かにそこに居るのだ。 ( ; ゚ω゚)「ど、どうして!?」 (´・ω・`)「キミの力になるために、僕はキミのLhaplusになったんだ。 忘れたのかい?」 ( ; ゚ω゚)「で、でも…なんで突然…?」 (´・ω・`)「奇跡って言葉を信じてくれ。 僕はキミを助けるために…今、魂ごとMPに変換してキミに話しているんだ。」 ( ; ゚ω゚)「……。」
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83 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:14:49.88 ID:B5Tw4DXa0 - よく見ると、時間が停止している。
ディスプレイの動きも 隕石の動きも ジョルジュの動きも 全てが全て止まっている。 勿論、自分もその一人。 口は動かせるが、他は全く動かない。 (´・ω・`)「こんな形でも、キミとまた話せて嬉しいよ。 立派に育ったね。」 ( ; ゚ω゚)「ショボンさん…。」 (´・ω・`)「喜びを分かち合いたいのはわかるけど、実は時間が無い。 こうしているうちにもMPが減っていってるんだ。」 どうやら、ショボンはMPで一帯の時を停止させているみたいだ。 ブーンのMPの拘束能力のように、彼自身特有のMP能力なのかもしれない。 (´・ω・`)「ここは僕に任せてくれ。 あの七支刀は、僕の力で破壊する。」 徐々に光が薄れ始めていた。 タイムリミットが近づいているのだ。 ( ; ゚ω゚)「ショボンさん!! 僕…僕!!」 (´・ω・`)「大丈夫。言いたいことは全部わかってるから、大丈夫だよ。」
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87 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:16:45.04 ID:B5Tw4DXa0 - (´・ω・`)「なんたって、ずっとキミと一緒に居たんだからね。」
(; ^ω^)「……。」 (´・ω・`)「キミの意志は受け取ったよ。キミだけではなく、キミを助けてくれたみんなの意志もね!」 (´・ω・`)「だから、僕がキミへ伝えられることはたった一つだけだ。」 薄れゆくショボンの身体。 だが、声の強さは衰えることなく (´-ω-`)「ブーン。」 彼は言った。 (`・ω・´)「後は任せた!!」
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- ( ^ω^)ブーンはマシーナリーのようです
91 : ◆jOnMQUNVXQ []:2009/02/28(土) 19:20:25.32 ID:B5Tw4DXa0 - ガラスの割れるような音がした。
同時に全ての時が活動を開始。 隕石が動き、ディスプレイが作動し、七支刀が振り下ろされかけている。 そして…空中のLhaplusは 激しく白いMPを発しながら、七支刀へと向かっていた。 ( ; ゚ω゚)「ショボンさん!!」 返事は来ない。 ただ無言で黒剣は向かっていく。 そして、七支刀に触れると 爆発を巻き起こし、刀を根元から爆砕した。 (; ゚∀゚)「ぐあっ!?」 衝撃がシヴァ本体までも伝わってくる。 爆発の威力は腕ごともぎ取り、コクピットまでもダメージを与えた。 ( ω )「ショボン……さん……!!」
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