- しまじろう「デスノート？」
24 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 19:49:48.51 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「やあトミー」
トミー「やあ、しまじろう（まずいな…監視対象と接触する事はFRIに禁じられている）」
しまじろう「最近見ないと思ってたら捜査官になってたとはなぁ…」
トミー「ははっ、しまたろうおじさん繋がりの縁故で入れたようなもんだよ」
しまじろう「……ふーん」
しまじろう「電車に乗って隣町までいかない？たまにしか会えないんだし遊園地にでも行こうよ」
トミー「いいけど…男同士でかい？」
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- しまじろう「デスノート？」
27 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 19:53:04.64 ID:kBzYQ7OC0 - まもなく１番線に電車が参ります
しまじろう「あ、僕飲み物でも買ってくるよ。鞄持っててくれるかな？」
トミー「ああ、急がないと電車来るぞ」
トミー「今の隙に鞄の中を…おっと電車が来た。」
プルルプルル、ガチャッ
トミー「はい、もしもしトミーです」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「トミーか。とりあえず鞄を網棚に置け」
トミー「君は…誰だ？」
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- しまじろう「デスノート？」
29 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 19:56:29.15 ID:kBzYQ7OC0 - トミー「電車に乗り込んで鞄は置いた。で、何が目的で君は誰なんだ？」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「なぁに、事が終れば正体も明かすさ。とりあえず鞄の中にノートが入っているはずだが？」
トミー「この…黒いノートかい？というか人の荷物を漁る趣味はないんだがな」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「そんなキザな事を言ってられるのも今の内さ」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「実は僕は君が捜査してる事件の一連の殺人犯でね」
トミー「なん…だと…？」
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- しまじろう「デスノート？」
30 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 19:59:56.00 ID:kBzYQ7OC0 - トミー「どういうことだ？おまえは今どこに居る？」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「そんな口利いていいのかよ。こっちにはおまえの身内を手に掛ける手段がある。酷い目にあわされたくなかったら」
トミー「…わかった。で、なにをすればいい」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「そのノートに捜査一課の人間すべての名前を書くんだ。勿論君の名前もね」
トミー「情報を得たいだけ？ははっ、それくらいで君に何が出来る？」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「なぁに、心配性なだけさ。どんなマヌケな税金泥棒共が僕を調べてるのか気になってね」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「別に名前を書いたぐらいで死ぬわけでもあるまいしいいだろ？」
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- しまじろう「デスノート？」
32 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:02:47.15 ID:kBzYQ7OC0 - トミー「…書き終えた。で、これからはなにをすればいい？」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「鞄の中に封筒が入っている。その封筒にノートを入れて網棚に置け。鞄は窓から捨てろ」
トミー「…yes」
しまじろう（ボイスチェンジャー）「よし、確認した。電話も投げ捨てろ。粉々になるように、な」
トミー「（こいつのこの口調…どこかで。そういえばしまじろうは？）」
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- しまじろう「デスノート？」
34 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:05:13.24 ID:kBzYQ7OC0 - トミー「ふぅ〜。犯人と接触する機会があるとは思わなかった。」
しまじろう「あれ？トミー電話終わった？」
トミー「しまじろう、乗りこめてたんだね」
しまじろう「…うん。電話してたみたいだから隣の車両に居たんだ。誰と電話してたの？」
トミー「仕事関係だよ。気にしないでくれ」
しまじろう「…ふーん。今日は仕事なんか忘れておもいっきり遊ぼうよ！！」
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- しまじろう「デスノート？」
38 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:07:32.88 ID:kBzYQ7OC0 - 数日後
しまたろう「トミーくんが…死んだ？」
さくら「ええ。一連の事件と同じ死に方で」
さくら「ねえ、あなたもこのままじゃ…」
しまたろう「馬鹿を言いなさい！甥っ子の仇打ちもせずにのうのうと生きていけるわけないだろ！！」
さくら「……」
しまじろう「トミー…なんで死んじゃったんだ……（僕はいざとなったら家族でさえも…）」
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- しまじろう「デスノート？」
41 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:12:20.07 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「ノートに書かれた捜査官はお父さん以外全員死んだ」
しまじろう「トミー、なかなか仕事が出来る男だったみたいだ。とっさによくおとうさんの偽名を思いついてくれた」
しまじろう「これは一種の賭けだった。縁故入社できた事を今でも覚えてるトミーの義理堅さがなければほんとにヤバかったよ」
しまじろう「人数の減った捜査一課に人員が補充されるまでの間、僕は自由に動き回れる」
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- しまじろう「デスノート？」
44 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:14:58.34 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「まずは人に害を及ぼす奴から始末する」
しまじろう「トリッピー、君のおばあちゃんの名前って…」
トリッピー「そらのみちよ、だよ〜」
しまじろう「…ふ〜ん（ギターやら歌やらいつもうるさくて邪魔だし…消すか）」
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- しまじろう「デスノート？」
45 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:18:39.05 ID:kBzYQ7OC0 - 数日後
しまじろう「ちゃくちゃくと僕の理想とする世界に近づいてきてるな」
しまじろう「しかし、そろそろ…」
その晩
しまたろう「母さんにだけ伝えなければいけないことがある」
さくら「あら、なにかしら？」
しまたろう「しまじろうが…一連の事件の犯人として疑われている」
さくら「そんな！あのこは優しい子よ？人を殺すなんて！！！」
しまたろう「それは僕も分かってる。しかし、これはもう決定事項でな…僕達の家に監視カメラの設置が決まった」
さくら「そんな…プライバシーの侵害よ！！」
しまたろう「しまじろうの無実を証明するためだ…こらえてくれ」
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- しまじろう「デスノート？」
48 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:21:05.35 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「やはり来たか監視カメラ」
しまじろう「はなちゃんは馬鹿だから気づいてないけど僕はだませないよ父さん」
さくら「しまじろう、またおもちゃ出しっぱなしにして！！ちゃんとかたしなさい！！」
しまじろう「は〜い！（あらかじめおもちゃ箱の内側に貼り付けておいたノートにおもちゃをかたすフリをして…書くッ！！）」
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- しまじろう「デスノート？」
51 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:23:28.72 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「しかし父さんや手薄の捜査一課の知恵だけでここまでくるか？」
しまじろう「なにか今までとは違う大胆な手口だぞ」
しまじろう「誰かが裏で動いているのか…それとも」
？「ボロを出さない、いや、出してない。私自ら動くか」
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- しまじろう「デスノート？」
52 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:26:46.63 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「監視カメラが外れてる…そりゃそうか。僕はボロを出さなかった」
？「しまじろう、あーそーびーまーしょー」
しまじろう「誰だ！？」
ｶﾞﾁｬｯ
らむりん「いま、大丈夫？」
しまじろう「ああ、大丈夫だけど（なんだらむりんか）」
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- しまじろう「デスノート？」
54 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:28:59.92 ID:kBzYQ7OC0 - 公園
らむりん「最近よく人が死ぬねー。ほんと、私もいつか殺されちゃうのかなぁ」
しまじろう「ははっ、大丈夫だよ。君は死なない。僕は断言する」
らむりん「そっか。今の一言で確信持てた」
しまじろう「？」
らむりん「世界的な探偵のLって知ってる？」
しまじろう「ああ、あのいくつもの難事件を解決してる謎の名探偵」
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- しまじろう「デスノート？」
59 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:33:27.30 ID:kBzYQ7OC0 - らむりん「私がそのLです」
しまじろう「！！！！！！！！！！！！！！！！」
らむりん「ははっ、そんなに驚くことないでしょ？キラじゃあるまいし」
しまじろう「キラ？なんのこと？（お、落ち着け。たとえらむりんがマジで探偵だったとして僕が今キラとして容疑がかけられているって可能性は低い）」
らむりん「殺し屋、キラーから来てるんだけどね、一連の事件の犯人を捜査一課ではキラって呼んでるの」
しまじろう「捜査一課？まさからむりん君が探偵なうえに捜査一課で犯人探しを？」
らむりん「ええ、しかも私はしまじろうを犯人じゃないかと疑ってる。５％ほど」
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- しまじろう「デスノート？」
61 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:35:58.72 ID:kBzYQ7OC0 - らむりん「あ、だからって私を殺したらしまじろうがキラってことになっちゃうから止めてね」
しまじろう「殺さないし、僕はキラじゃないけど、一応聞いていいかな？なんで君を殺すと僕がキラなんだい？」
らむりん「今日から５日以内に私が死んだらしまじろうがキラ、そう捜査一課に伝えてあるから」
しまじろう「へ、へぇ〜」
らむりん「じゃ、それ言いたかっただけだから。じゃあね」
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- しまじろう「デスノート？」
64 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:43:22.43 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「くそっ、やられた！！あれじゃ僕はどうあってもらむりんを始末出来ない！！」
しまじろう「５日というのはハッタリだろう。僕の反応を伺っただけだ」
その頃、世界では
マフィア「おい、知ってるか？ちゃれんじ島ってところには人をいともたやすく殺すキラって野郎がいるらしいぜ」
？「おもしろい。戻るか、ちゃれんじ島へ」
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- しまじろう「デスノート？」
65 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:45:26.09 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「ただい…うわっ。家が荒らされてる」
しまじろう「母さんとはなちゃんは？買い物か？」
さくら「ただいまー。あら、どうしたのしまじろう」
しまじろう「母さん、家が荒らされてる。って、あれ？はなちゃんは？」
さくら「お隣さんの家に回覧板を届けに行くだけのようだったから留守番させといたんだけど…まさか」
しまじろう「…うん、いない。これは誘拐だ。父さんに電話しよう」
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- しまじろう「デスノート？」
66 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:47:44.07 ID:kBzYQ7OC0 - さくら「あなた、家に強盗が入って、ええ、ええ、はなちゃんもいないのよ！！！」
しまじろう「まさかとは思うが…デスノートは盗られてない。よかった」
プルル、プルル
しまじろう「ぼくのおもちゃ箱からだ…携帯電話？」
？「よう、しまじろう。ひさしぶりだな」
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- しまじろう「デスノート？」
68 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:49:50.87 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「き、君は…からくさ！！」
からくさ「ああ、僕だよからくさだよ。君にあんちゃんを殺された不幸な弟さ」
しまじろう「！？」
からくさ「何でそれを知ってる？って感じだな」
しまじろう「なにを要求するつもりだ？」
からくさ「お、話が早いね。はなちゃんに手を出されたくなければ殺人の術を教えろ」
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- しまじろう「デスノート？」
70 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:52:31.75 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「僕が本当の事を教えるとでも？」
からくさ「ああ、君は妹思いだからね。家族に危害を及ばされるのを一番嫌う」
しまじろう「僕は裁きを始めた時から家族に手をかける覚悟も出来てるよ」
からくさ「ふーん。じゃ、テレビ電話に切り替えるね」
ピッ
しまじろう「い、言う事は聞く。は、はなちゃんを解放しろ！！」
からくさ「ははっ、僕としてもこんなことはしたくなかったんだけどね」
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- しまじろう「デスノート？」
71 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:54:25.05 ID:kBzYQ7OC0 - からくさ「ほう…ノートにね」
しまじろう「ああ、もういいだろ、はなちゃんを」
からくさ「まあ待てよ、情報を知りたいってだけでこれだけのリスクを負うと思うか？」
しまじろう「なにが言いたい」
からくさ「デスノートを僕の元に持ってこい」
しまじろう「なん…だと…？」
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- しまじろう「デスノート？」
72 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 20:57:11.46 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「僕は子供だ。１人旅なんて」
からくさ「トミーと遊園地にはいくのに？」
しまじろう「な、なぜそれを知ってる？」
からくさ「いまの携帯って結構丈夫でさ。コナゴナになってもデータの移行くらいは簡単にできるんだ」
しまじろう「トミーの野郎…」
からくさ「いいから24時間以内に持ってこい。親父さんでも使えばいいじゃねえか」
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- しまじろう「デスノート？」
74 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:00:53.17 ID:kBzYQ7OC0 - しまたろう「わかった。はなちゃんはそこに監禁されているんだな？」
しまじろう「…うん。でさ、僕も」
しまたろう「だめだ。子供を巻きこむわけいはいかない」
さくら「そうよ、お父さんに任せなさい」
しまじろう「う、うん…（…こうなったら）」
しまじろう「しまのしまたろう：娘を救出に○○まで行き、娘をなんとか助け出すも、誘拐犯と刺し違えて死亡、っと」
しまじろう「すまない…父さん。優しい世界のためなんだ…わかってくれ」
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- しまじろう「デスノート？」
77 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:04:37.39 ID:kBzYQ7OC0 - ――――――――――数年後
しまじろう「今日は父さんの命日だね」
はなちゃん「おかあさん、おにいちゃん…私の所為でごめんね…」
さくら「そんな、はなちゃんの所為じゃないわ」
しまじろう「そうだよ」
ピーンポーン
しまじろう「僕が出る」
ｶﾞﾁｬｯ
しまじろう「また君か。今日がどんな日か分かっているのか？」
らむりん「ええ、今日はあなたが殺したおじさんの命日よね。お線香あげさせてくれるかしら？」
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- しまじろう「デスノート？」
79 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:07:59.55 ID:kBzYQ7OC0 - らむりん「おばさん、はなちゃん、お久しぶりです」
さくら「あら、らむりん」
らむりん「お線香いいですか？」
さくら「ええ」
らむりん「実は、お話があって今日は来ました。しまじろうくんを捜査一課にくわえさせてください」
しまじろう「なんだって？この僕がキラ事件の捜査に？（願ってもない…捜査する側に就けば僕への疑いは晴れる）」
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- しまじろう「デスノート？」
81 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:13:00.66 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「僕は構わない。父の仇打ちをしたいと毎日思っている。あれからキラの事を忘れた日は一日もない」
しまじろう「しかし父を亡くす原因ともなった捜査一課に加わるという事に母さんとはなちゃんがいい気をするとでも？」
らむりん「あら、勧誘の話をした途端、急に饒舌になったわね」
らむりん「それにおじさんがなくなった事件はキラ関連の事件じゃなくてよ？」
らむりん「それでなんでおばさんとはなちゃんが嫌な思いをするのかしら？」
しまじろう「（…まずい、喋りすぎた）」
|
- しまじろう「デスノート？」
82 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:16:21.92 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「あ、ああ。実は僕も個人的にキラ関連の事件を調べててね」
らむりん「へぇ」
しまじろう「ついつい僕個人の考えを話しちゃったよ済まない」
しまじろう「というか、これは警察には話してない事実なんだが、僕の元に電話をかけてきたマフィアがキラに関して僕に色々と聞いてきていたんだ」
しまじろう「捜査一課の息子である僕から色々聞き出すつもりだったらしい」
らむりん「へぇ（喋れば喋るほどキラとしての疑いが高まるぞしまじろう。10％にはねあがった）」
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- しまじろう「デスノート？」
83 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:18:55.96 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「今まで黙っててすまない。FBI捜査官が殺されたっていう事件を踏まえると警察も信用できなかったんだ」
しまじろう「僕でいいなら操作には協力するよ。願ってもないチャンスだし」
らむりん「そう。ありがとう」
しまじろう「じゃあ、母さん、はなちゃん、僕はこれからキラを追う捜査官として警察に泊まり込むことになる。いいかな？」
さくら「ええ、あなたの正義感はお父さん譲りね」
しまじろう「うん！！」
|
- しまじろう「デスノート？」
84 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:22:12.82 ID:kBzYQ7OC0 - 同時刻
ペイズリー「2人のあんちゃんが死んだ」
ペイズリー「からくさにいちゃんがしたように僕もあんちゃんの仇討を…」
ペイズリー「しかし僕は行動力もないし知恵も…そうだ、あの博士に相談してみよう」
|
- しまじろう「デスノート？」
85 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:24:46.71 ID:kBzYQ7OC0 - メエメエ博士「なんと…それは本当か？ペイズリー」
ペイズリー「ええ。博士が海外に研究に行っている間に」
メエメエ博士「それが本当ならわしはとんでもない事を…」
ペイズリー「え？」
メエメエ博士「いや、なんでもない。わかった、このことはわしが独自に捜査してみる。安心しなさい」
|
- しまじろう「デスノート？」
86 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:28:49.63 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「2人っきりだね…捜査一課なのに」
らむりん「ええ、あなたがおじさん以外全員殺すようトミーに仕向けたからね」
しまじろう「まだそんな事を…やめてくれよ」
らむりん「あら、帰国したメエメエ博士からメールが」
しまじろう「懐かしいなぁ。帰ってきてたんだ？」
らむりん「キラ事件の事で相談があるみたいね…しまじろうも呼び出されてる。一緒に行きましょう？」
らむりん「YB倉庫へ」
|
- しまじろう「デスノート？」
88 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [もう駄目だ]：2009/02/01(日) 21:31:25.47 ID:kBzYQ7OC0 - メエメエ博士「やあ、しまじろう久しぶりじゃのう」
しまじろう「どうも」
らむりん「で、話って何かしら？」
メエメエ博士「実は…デスノートの事についてはしまじろうのほうが詳しいんじゃろうけど…」
しまじろう「！？（こいつ…なんでデスノートを知っている？）」
らむりん「デス…ノート？」
|
- しまじろう「デスノート？」
89 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [もうほんと無理]：2009/02/01(日) 21:35:47.75 ID:kBzYQ7OC0 - メエメエ博士「あれな、わしの発明品なんじゃ」
らむりん「どういうこと？私にも理解できるように話して？」
メエメエ博士「実は数年前、発明した“名前を書かれたものを殺す”という力のあるノートを発明したんじゃ」
らむりん「それって…」
メエメエ博士「わしはとんでもない殺人兵器を生み出してしまった」
メエメエ博士「海外に研究に行く際に飛行機から海へ投げ捨てようと思っていたんじゃが…その落として、しまってのう」
|
- しまじろう「デスノート？」
91 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [結末考えてｽﾚ立てるべきだった]：2009/02/01(日) 21:38:44.73 ID:kBzYQ7OC0 - らむりん「…！」
らむりん「それを…しまじろうが拾った？」
メエメエ博士「どうも…そうらしいんじゃ」
しまじろう「おいおい、よしてくれよ。そんな証拠何処にもない」
しまじろう「（糞…こいつら…オーバーオールのポケットに仕込んだデスノートの切れ端で始末するしか…）」
|
- しまじろう「デスノート？」
94 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [しかしレスすくねーな]：2009/02/01(日) 21:42:03.46 ID:kBzYQ7OC0 - さくら「しまじろう！！」
しまじろう「母さん？なんでここに？？」
さくら「ペイズリーくんに聞いて調べたらあなたのおもちゃ箱からこんな紙が」
しまじろう「ただの落書き帳の切れ端じゃないか（…しまった回収するべきだったか…しかし母さんまで殺すわには）」
らむりん「おばさん、それ見せてください」
らむりん「あなたの家に監視カメラを仕掛けた時に死んだ人の名前が書かれてるわ、しまじろう」
しまじろう「うぐぅ…」
|
- しまじろう「デスノート？」
96 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [しかしレスすくねーな]：2009/02/01(日) 21:46:13.32 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「はぁ？監視カメラ？？そんな非人道的な事をしてたのか？らむりん」
らむりん「捜査っていうのは間違ってたら謝ればいいのよ。間違ってなかったから私は謝らない」
しまじろう「以前僕は個人的に捜査をしているといったよな？殺されたものをメモしていても不思議じゃない」
メエメエ博士「いや、この紙は間違いなくデスノートじゃよ」
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- しまじろう「デスノート？」
98 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s [しかしレスすくねーな]：2009/02/01(日) 21:48:48.81 ID:kBzYQ7OC0 - さくら「しまじろう！なんであなたがこんなことに…」
しまじろう「みんな待ってくれよ。これだけの証拠で僕がキラ確定か？」
トリッピー「僕のおばあちゃんの名前も聞いたよね」
しまじろう「ト、トリッピー、なんでおまえが」
らむりん「あら、遅かったじゃない」
トリッピー「しまじろうに名前を聞かれたその日…おばあちゃんは死んだ」
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- しまじろう「デスノート？」
103 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:54:32.03 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「友人の親族の名前を聞くことのどこが悪い」
らむりん「いい加減に認めなさい、あなたはキラよ…ちゃれんじ島の島民の数を知らないとでも？」
らむりん「数年前から殺しを行う事ができる者、つまり文字が書ける年齢であった者は」
らむりん「殺人事件の被害者遺族を除くとここに居る私たちを除いて他にはもう居ないのよ！！」
らむりん「遺族の家全てに監視カメラを仕掛けたわ。あなた以上に怪しい動きをする者は他にいなかった…これでもいいわけ出来るかしら？」
しまじろう「うぐぅううううううううああああああああああああああああ」
しまじろう「そうだ………僕がキラだ」
|
- しまじろう「デスノート？」
109 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 21:57:57.68 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「それで、どうする？僕を、今、ここで、殺すか？」
しまじろう「実際僕の裁きのお陰でこの世は平和になった」
しまじろう「違うか？」
しまじろう「心の優しい者が平和に暮らせる世界はもうすぐそこなんだよ」
しまじろう「僕は、新世界の神だ」
らむりん「いいえ、あなたはただの人殺しよ」
しまじろう「（言ってもわからぬ馬鹿ばかり…）」
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- しまじろう「デスノート？」
115 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 22:01:12.65 ID:kBzYQ7OC0 - しまじろう「（オーバーオールのポケットに隠した切れ端に…）」
らむりん「なにやってるの！！！」
しまじろう「らむりｎ…」
パァン！！
しまじろう「うぐぅううううあああああああ」
しまじろう「…ペ、ペイズリー…なにをしている…僕は新世界の神だぞ？う、ぐぅう…」
ペイズリー「おまえなんか神じゃない！！」
ペイズリー「僕の大事なアンちゃん2人をよくも…うわぁあああああああああ」
パァン！パァン！！パァン！！！
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- しまじろう「デスノート？」
118 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 22:06:00.52 ID:kBzYQ7OC0 - らむりん「ちょっと、しまじろうが死んじゃうわ！！」
トリッピー「やめるんだペイズリー、気持ちはみんな一緒だよ」
さくら「しまじろう、死んじゃ駄目。生きて罪を償いなさい」
しまじろう「僕は間違ってなかった…が…ま…」
動物はいつか必ず死ぬ
死んだ後にいくところは…無である
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- しまじろう「デスノート？」
119 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 22:11:05.96 ID:kBzYQ7OC0 - 後日談
トリッピー「らむりん…君、しまじろうのこと好きだっただろ？」
らむりん「……」
はなちゃん「おかあさん、わたし中学出たら働くわ。警察官になるの」
さくら「お父さんの正義感を継いでたのははなちゃんだったのかもね」
はなちゃん「おにいちゃんも、だよ。おかあさん」
さくら「ええ…そうね。」
メエメエ博士は自責の念で自殺した
殺人罪で逮捕されたペイズリーは獄中で発狂死した
END
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- しまじろう「デスノート？」
122 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 22:13:13.89 ID:kBzYQ7OC0 - 勢いだけでスレ立てるもんじゃないな
日曜日のゴールデンタイムを4時間も無駄にした
死にたい
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- しまじろう「デスノート？」
124 ：エイジ ◆HIV.qx.X4s []：2009/02/01(日) 22:16:25.43 ID:kBzYQ7OC0 - 見返すと誤字脱字酷いな
これからもしまじろうでSS書いていくんで次も見てやってくれれば幸いです
落ちます
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