- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 01:47:21.78 ID:52pXmRpWO - 俺はイケメン…そう思いつつ生きてきたのに…
俺「カシャ(携帯)」 俺「これが…俺?」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 01:50:54.01 ID:52pXmRpWO - 入学祝いで買って貰った携帯。嬉しくてカメラなんかを使ったのが間違いだった…
母「明日からいよいよ高校生ね。しっかり勉強すんのよ!」 俺「言われなくてもわかってるから…」 母「まだまだ反抗期ね」 俺「(んなもん終わったよ…クソが)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 01:55:40.02 ID:52pXmRpWO - 入学式
俺「(どいつもこいつも微妙な奴ばっか…)」 俺「(おっ…あいつ結構カッコイイな、俺が70としたら75くらいだな)」 母「俺君!こっち来なさい!お父さんと写真撮るわよっ」 俺「(ウゼェ…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 01:58:36.49 ID:52pXmRpWO -
俺「俺は1年4組か…」 ガララッ ガヤガヤガヤ 俺「………………」 俺「(このクラスオタクっぽいのばっかだな…)」 ジィー オタク「………………」 俺「(キョドってやがるWWW)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:01:52.34 ID:52pXmRpWO - 担任「えー、みなさん入学おめでとう。これから一年間一緒に学んでいきましょう」
担任「さっそくだけど、一人一人自己紹介してもらおうかな」 ちょいイケメン「ええー!マジ恥ずい!死ぬわ!」 クラス一同「アハハ」 俺「(ああいうタイプが一番嫌いだ。たいしたイケメンでもないのに調子乗ってるクソが…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:07:10.38 ID:52pXmRpWO - 俺「(次は俺の番か…)」
担任「えー、じゃあ次…俺君!」 ガタッ スタスタ 俺「…………………っです。しゅ………………は、おんが…………です」 担任「ん?ちょっと声が小さいな。もう一度頼む」 ちょいイケ「もっと声あげてこーーぜー!」 クラス一同「アハハ」 俺「……………俺です。趣味は音楽鑑賞です…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:12:41.12 ID:52pXmRpWO - 俺「(クソッ…これだからガキは嫌なんだよな)」
ちょいイケ「なぁなあ!お前どこ中だったん?」 俺「(ドキッ!)え、あ…〇〇中だけど…」 ちょいイケ「マジで?じゃあ田辺とかしってんじゃね?」 俺「あ、うん…田辺ね」 ちょいイケ「マジか!これからよろしくなWW」 俺「うん…(田辺ってあの野球部のDQNか…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:15:45.04 ID:52pXmRpWO - 下校
母「あっ、俺君!どうだった?友達できた?先生はどんな人だった?」 俺「普通」 父「おい、母さんの質問にちゃんと答えろ」 俺「普通だってんだろ!」 父・母「……………」 俺「(干渉してくんなよ…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:17:46.48 ID:52pXmRpWO - 俺「(あいつ…田辺の知り合いなのかな…?)」
俺「(嫌だな…)」 母「俺君?どうしたの?」 俺「べつに」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:21:19.44 ID:52pXmRpWO - 朝
女「おはよー!」 ちょい「おう」 スタスタスタスタ… ちょい「お!俺!おはよう」 俺「おっ、おはよう」 俺「(馴れ馴れしいな…クソ)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:25:09.87 ID:52pXmRpWO - それから数週間がたった。
俺はクラスの中核的なポジションに配置されてしまったようだ。 地味男「来週のオリエンテーション楽しみだよな」 不細工「だよなWWW彼女できたりして!」 ニキビ「ぐはは!ゴム買わなきゃな」 俺「(……………)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:29:10.42 ID:52pXmRpWO - 『ギャハハハハハ!』
不細工「(ビクッ)」 ちょい「何でだよ!昨日メールで言ったじゃんWWWWW」 女「えー!絶対嘘だと思ってたあWW」 野球部「女ちゃん酷くね?WW」 サッカー部「ひどいひどいWW」 ニキビ「あいつらほんとうるさいよな…」 地味男「なんか『必死』って感じだよなW」 俺「……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:34:14.27 ID:52pXmRpWO - 俺「(少なくともお前らよりマシだ。クソッ…なんでこんな微妙なグループに入ってしまったんだ…)」
ニキビ「なぁ、俺〜、女紹介してくれよ〜」 俺「は?いきなりなんだよ」 ニキビ「だってお前結構モテそうじゃん」 地味男「あ〜、かもな〜」 俺「ま、まあ…そこそこかな」 ニキビ「もしかして、もうセックスとかしたのか?」 俺「!!!」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:37:17.25 ID:52pXmRpWO - 俺「まぁ…ゴニョゴニョ…」
ニキビ「すげええええ!お前モテ男じゃん!マンコってどんなんなの?」 俺「え?あ〜〜……………まあ、穴があるだけ…かな…」 ニキビ「へ〜、意外に普通なんだな」 俺「ま、まあな…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:40:28.06 ID:52pXmRpWO - 地味男「お前それホントなんか?」
俺「(ドキッ)あ?き、急になんだよ!!!」 地味男「あ、いや…別に深い意味はない。すまん」 俺「まあ、いいけど…」 俺「(…もうこれで通すしかないな…、何やってんだよ、俺…)」 地味男「……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:43:44.17 ID:52pXmRpWO - 下校
ニキビ「地味男はそういや県大会いったのか?」 地味男「うん。一応な。まあダブルスだったしペアが上手かったからそれにベッタリって感じ」 ニキビ「それでもすげーよWWWW」 不細工「そういや、俺は何か部活しとったん?」 俺「え?ああ。一応」 不細工「なになに?」 俺「卓球」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:49:11.39 ID:52pXmRpWO - 不細工「あはは!卓球て!オタクかっ!」
俺「(ムカッ)は?違うから!うちの学校はそういう系の卓球部じゃなかったし!」 地味男「どういう系だよWW」 俺「え?あ〜、普通に喧嘩とかしょっちゅうだったし、県大会とか出たり」 ニキビ「県大会?すげえじゃん!」 俺「ああ。優勝と…………(しまった!!!)」 ニキビ「優勝!??マジかよそれ?」 俺「え…あ…いや…」 不細工「いやいやそれはすげえよ!今度卓球教えてくれよ!」 俺「あ…………ま、またな」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:51:20.23 ID:52pXmRpWO - 俺「(なんであんな口から出まかせを……………ホントは県大会の嘘だけでやめるつもりだったのに…つい…)」
俺「ハァ…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 02:56:49.79 ID:52pXmRpWO - それからも…
ニキビ「えっ!お前握力60キロもあんの?さすが県大会優勝だな」 俺「いや普通だってW」 不細工「4股って…お前いつやったんだよ」 俺「あ〜、確か中2の時だわ。モテ期ってやつ?」 俺はコイツらからの憧れの眼差しがたまらなくなってきて、次から次へと嘘をついてしまった…
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:01:41.77 ID:52pXmRpWO - そしていつしか、それでイケメンと並んだつもりでいた
休み時間 俺「……………」 野球部「おいっ!聞いたぞ!!お前海外サッカー好き詳しいんだってな!」 俺「えっ…あ…っ」 野球部「好きな選手だれよ?ウイイレならどこのチーム使うん?」 俺「いや…適当に…」 野球部「あ?適当ってなんだよWWWWてゆーか選手誰好きなんだよ?」 俺「ベ、ベッカム…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:05:55.37 ID:52pXmRpWO - 野球部「………………」
野球部「ギャハハハハハWWWベッカムて!お前面白いな!」 俺「ま、まあな…(回避できたか?)」 野球部「じゃあイングランドのチームとか好きなんか?」 俺「えっ…あ…えーと キーンコーンカーンコーン 担任「おらー席すわれー」 野球部「なんだ!つまんね!」 俺「(助かった…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:07:56.69 ID:52pXmRpWO - 俺「(…というか、なんで野球部があの話知ってるんだ…?)」
俺「(誰か喋ったんだろうか…)」 地味男「……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:11:54.81 ID:52pXmRpWO - 休み時間
俺「おい!お前野球部に俺の事なんか話してんのか!?」 ニキビ「え?ああ!野球部もサッカー好きらしいから、教えてあげただけだけど…」 俺「勝手な事すんなよ!!!」 ニキビ「え…?なんかまずかったか?」 俺「(チッ…)お、俺は人の事ベラベラ話す奴が嫌いなんだよ!ボケ!」 地味男「おい!言い過ぎだ!」 俺「…………」 ニキビ「ご…ごめんな…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:14:08.22 ID:52pXmRpWO - 俺「…………………」
地味男「おい!」 俺「………言い過ぎた。スマン」 不細工「(なんでこんな怒ってんだ…?)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:17:00.04 ID:52pXmRpWO - その日の帰り道…
地味男「なあ、不細工…」 不細工「なんだ」 地味男「…『俺』ちょっと性格悪くないか?」 不細工「…………かもな」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:21:19.10 ID:52pXmRpWO - ある日の休み時間
俺「お前どこのワックスつかってんの?」 ニキビ「え…?ギャツビーだけど…」 俺「だせーよWWナカタとか使わないのか?」 ニキビ「ナカタ?」 俺「しらねーのかよ、美容室用のワックス。特別なルートで手に入れたんだけど…貸してやろうか?」 ニキビ「すげえ!貸して貸して」 地味男「(こいつ…もしかしたら…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:24:09.56 ID:52pXmRpWO - 俺「最近タバコすってねーなぁ…」
不細工「え?お前喫煙者だったの?」 俺「まあな。よくセッタとかふかしてたわ…。今医者にとめられてんだわ」 不細工「へえー…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 03:30:17.61 ID:52pXmRpWO - 眠くなってきたので寝ます。明日残ってたらまたぼちぼち書きます
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 09:27:15.59 ID:52pXmRpWO - ちょい「あー、そういえばさ。『俺』いるじゃん!
あいつサッカー上手いらしいし、今度の休み時間呼んでみようぜ」 野球部「おお!いいな。あいつイングランドのクラブに詳しいらしいからな」 女「えー!?あの人サッカー上手いんだ!意外〜」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 09:33:54.19 ID:52pXmRpWO - 休み時間
ちょい「俺!サッカーのメンツ探してんだけど、お前も来ない?」 俺「え…?」 地味男「…………」 ちょい「聞いたぜWお前サッカー結構上手いらしーじゃん!な、頼むわ!今日こそ2組に勝ちたいんだわ」 俺「(サッカー上手い?俺そこまで言った覚えはないぞ…)あー…最近サッカーしてないし、足怪我して家族とかにもとめられてるしそれで…」 ちょい「ちょっとぐらい大丈夫だろ!な、頼むわ」 俺「あ、えと、あー…今やったら上手くできるかわかんないし足の事とかもあって…ゴニョゴニョ」 ちょい「…………あー、ならいいわ!地味男お前やる?」 地味男「ん?ああ、いいよ」 ちょい「よっしゃ!じゃあグラウンドいこうぜ」 俺「………………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 09:35:17.38 ID:52pXmRpWO - ニキビ「なあ!前いってたワックス…いつ持ってきてくれるんだ?」
俺「(ビクッ)え?あ〜、あれなんだけど、俺も知り合いに借りてた奴だから、もう返しちゃったんだ」 ニキビ「えぇえ!?そんなのありかよ…楽しみにしてたのに…」 俺「……………あ、あ!またその知り合いに頼んで貰ってきてやるよ!」 ニキビ「えっ?それマジか?」 俺「ああ!そいつそっち関係半端ない奴だし」 ニキビ「ありがてえWW」 俺「(またやっちまった…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 09:36:32.89 ID:52pXmRpWO - 今から出かけるので少し遅れます。すいません
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 10:04:52.26 ID:52pXmRpWO - 不細工「なあ、あいつ彼女できたらしいよ」
地味男「……………」 不細工「あ、あと、昨日もセックスしたとか」 地味男「……………」 不細工「うらやましいよね、ははっ」 地味男「なあ」 地味男「あいつ嘘臭くね?」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 13:15:13.43 ID:52pXmRpWO - 19時あたりから再開します。すいません
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 17:47:05.76 ID:52pXmRpWO - そんなある日、体育の授業…
体育教師「今日は50メートル走をしてもらう!」 野球部「っしゃ!ちょいイケ!勝負なWWW」 ちょい「あ?俺マジはえーからWWW」 サッカー部「ちょいイケ君中学の時リレー代表やってたもんな〜」 『「俺」50メートル6秒代じゃなかったっけ!?』 ちょい「(ピクッ)」 俺「(お、大きい声で言うな馬鹿!)ぜ、全盛期の時な…」 ちょいイケ「おい!」 俺「え?」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 17:51:06.34 ID:52pXmRpWO - ちょい「お前それマジ?結構早かったんだな!野球部といい勝負じゃん」
野球部「おっ!結構このクラス運動神経よさ気なの多いなWW」 俺「そ、そうだね…」 ちょい「よし!じゃあタイム勝負しようぜWW」 俺「(や、やばい…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
221 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 17:55:50.31 ID:52pXmRpWO - 体育教師「よし!じゃあお前ら名前の順で2人組作れ〜!」
バスケ部「げっ…お前とかよ…!ちょっとは手抜いてなWWW」 俺「か、考えとくよ…」 そして順番は巡り 位置について、ヨーイ… パァン! 俺「ハァッ ハァッ ハァッ」 バスケ「フッ フッ フッ」 地味男「………………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:02:15.50 ID:52pXmRpWO -
俺「ハァッ ハァッ ハヒッ…」 バスケ「あれ?手抜いた…?」 体育教師「バスケ部!7秒1!俺!7秒8!」 ちょいイケ「よー!タイムどうだった?てかどっちが早かったよ!」 バスケ「こいつ何か遅かったぞ?息もあがってるし…大丈夫か?」 俺「あ…ぇ…あ〜、タバコ吸いすぎで体なまってるっぽいん、だ…よね。はははは」 バスケ「大丈夫か(汗? てかタバコっていつ吸ってたんだよWW」 俺「えと…………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:09:18.02 ID:52pXmRpWO - 俺「いや、最近結構すってて…」
不細工「あれ?タバコ吸ってたのって小、中のころじゃなかった?」 俺「(不細工!?いつのまにっ…)」 バスケ「はっ?小学校の頃からタバコ!?マジかよ?(そんな風には見えないけど…)」 不細工「セッタ中毒らしいよ」 俺「えと、だから…」 ちょいイケ「え、てゆーかさ…昔も吸ってたのに6秒代だったのか?」 俺「(あ!!!!!!)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:15:05.07 ID:52pXmRpWO - 俺「あ、あ〜、ゴニョゴニョゴニョ…」
不細工「え?なに?」 俺「体が勝手に相手にあわせちゃう癖あるから…」 バスケ「は!?俺が遅かったって言うのかよ?」 俺「(あ…しまった、これはまずかったか)え、いや、そういんのずゃなきゅて、たまたまで…」 バスケ「あ?何お前!人のせいにすんのかよ!」 不細工「ちょ…二人とも…」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:20:01.64 ID:52pXmRpWO - バスケ「お前調子乗ってんのか!?ああ?」
不細工「ちょ(汗 やめろって!」 バスケ「ああ?なんだお前もこいつの肩もつんか!?」 不細工「え…あ…そういう話じゃなくて」 バスケ「何いもってんだよ!ああ!?」 ガヤガヤガヤガヤ ちょいイケ「ま〜ま〜、バスケ部君…おさえておさえて」 バスケ「……………」 俺「えと……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:25:16.42 ID:52pXmRpWO - 野球部「おい、どないしたん?」
ちょい「ん?ああ、ちょっとな…」 バスケ「あ〜腹立つわあ」 ちょい「ま〜、おさえておさえて。ごめんな不細工!とりあえずバスケ部君向こう連れてくわ」 不細工「あ、うん…」 俺「(ど、どうしよう…)」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
258 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:28:49.80 ID:52pXmRpWO -
野球部「おい!何があったんだよ!」 バスケ「……………」 ちょい「バスケ部君の気持ちわかるわ。確かにあれは俺も腹立つよ…」 野球部「?」 バスケ部「ごめんな。急にぶち切れてもて」 ちょい「きにすんなきにすんな!あれはあいつが悪いわ!な?」 野球部「おい!だからなんなんだよ!」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:31:49.28 ID:52pXmRpWO - 俺「………………」
不細工「大丈夫?」 俺「…………………」 不細工「だ、大丈夫だって。後でちゃんと謝れば…」 俺「(はっ…?なんでおれが…)」 不細工「気にすんなよ!な?」 俺「不細工…ビビってんの?」 不細工「え?」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:35:55.46 ID:52pXmRpWO - 俺「何で俺が切れられるかわからんわW急に切れたのあいつだろ?」
不細工「いや、でもあれはお前も…」 俺「は?(汗)何ビビってんだよ!あいつが理不尽に切れただけで俺完全被害者じゃん!」 不細工「そ、それは違うくないか?」 俺「いもんなよ!」 不細工「……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:40:09.76 ID:52pXmRpWO - ニキビ「おい!さっきなんか揉めてたな!大丈夫か?」
地味男「何があったんだ?」 不細工「あっ、実は…」 俺「なんか一方的に絡んできたんだよ。マジ腹立つ…」 不細工「(!?)」 ニキビ「え?なんで?」 俺「さぁ?頭おかしいんじゃね?さ、教室もどろうぜ」 地味男「ああ…」 不細工「……………」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:45:06.16 ID:52pXmRpWO - トイレにて
地味男「なあ、…さっきのホントはなんだったの?」 不細工「え!?」 地味男「さすがにわかるよ。正直な話、あいつバスケ部君にビビって何も言えなかったんだろ?で、なんで絡まれたの?」 不細工「実は…絡まれたとかじゃなくて…」 カクカクシカジカ 地味男「…あいつ最低だな」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:50:29.03 ID:52pXmRpWO - 廊下にて
ニキビ「あいつらトイレ遅いな。…てかさ、何か機嫌悪い?」 俺「あ?いや、なんか腹立つからよ…」 ニキビ「もう気にすんなって。バスケ部君ももう怒ってないだろ〜」 俺「え、え?なんでバスケ部が上なんだよ。なんであいつに許してもらわなきゃダメなんだよ」 ニキビ「あ、いや…別にそういう意味で言ったわけじゃ…」 俺「なんなんだよ。あ〜…いつかあいつボコッたるしWWW」 ニキビ「おいおいW」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 18:56:59.66 ID:52pXmRpWO -
その頃 不細工「え…それホントに言ってるの?」 地味男「こんな話冗談で言ってどうすんだよWお前もいい加減腹立ってただろ?」 不細工「ま、まあ…たまに ホントかよ って思う事はあったけど…」 地味男「だろ。だいたいあいつ対してイケメンじゃない癖にイケメンぶってる所とかイテェしよ…何が「ナカタ」だよWW」 不細工「あっ、それは俺も内心笑ってたWWお前もやっぱ気づいてたんだW」 地味男「あははWWお前もか」
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- 俺「俺ってイケメンだよな…?」
303 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/01/27(火) 19:00:24.85 ID:52pXmRpWO - その日の夜…
母「俺君!ご飯よ!」 俺「………………」 母「コラ!いただきますは?」 ガチャン! 俺「うるせえよ!」 母「………………」 母「…あ、そういえば入学式の写真現像してきたのよ。見る?」 俺「べつに…」
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