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笑み社 ◆myeDGGRPNQ
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。
先輩に惚れられたっぽいので安価メール
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
フグ田タラヲが痛い目を見るそうです
コピペブログ載った事あるやつちょっとこい
ハルヒ「松坂、フォアボール出したら殴るわよ」
コテ評価
 V I P 荒 ら し て や る よ 

書き込みレス一覧

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ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
1 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 10:26:09.01 ID:rN1KTsRg0
カオリさんに言うし
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
4 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 10:50:35.34 ID:rN1KTsRg0
>>2
酒じゃねえし

>>3
かがみよりもワカメ派だし
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
6 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 10:51:40.86 ID:rN1KTsRg0
>>5
なんだし


ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
7 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:12:57.93 ID:rN1KTsRg0
レスねえし
ふざけろし
 V I P 荒 ら し て や る よ 
3 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:13:36.25 ID:rN1KTsRg0
http://yutori.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1210123569/6n-

是非ともやってくれ
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
8 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:17:53.94 ID:rN1KTsRg0
こうなったら
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
9 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:19:41.80 ID:rN1KTsRg0
―――寒くなって、ついに冬も本番になってきた12月の事だった。

今日も木枯らしが吹き荒ぶ商店街をノリスケくんと歩く。
「―――いや、今日も寒いですね……」
木枯らしの中、ノリスケくんが切り出す。
それに言葉もなく頷くだけで答える。
「まあ、寒いから冬なんですよね。
 ところで、今日、一杯どうです?」
とっくりを持つ手を真似、ノリスケくんが提案した。
その提案を却下する理由もないので、僕は承諾した。


―――しかし、僕はその時は気がつかなかった。

―――破滅への歩みは、始まっているというコトを―――
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
11 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:23:07.08 ID:rN1KTsRg0
到着してみれば、そこはいつも行く居酒屋ではなく、所謂”キャバクラ”というところだった。

「お! お兄さん方、よってかない?」

店の前で威勢良く客寄せをしている若者の顔をふと見てみると、その顔は―――
「―――サブちゃんじゃあないか!? なにしてるんだい?」
その顔は、本当に見知った顔だった。
名前は”東天宮寺三郎”、家の近くの三河屋という酒屋に勤めている好青年だ。
その彼がここで客引きをしているというコトは―――
「もしかして、三河屋が―――!」
「―――」
サブちゃんは答えない。
ただ俯き、その質問から逃れようとしている。

「本当に?」
ノリスケくんが続けて問う。
それに―――

「―――はい、三河屋が、潰れたんです―――」

と、泣きそうな顔で答えた。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
12 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:24:19.96 ID:rN1KTsRg0
―――店の裏、薄暗いそこで僕等はサブちゃんの話を聞くことにした。

「それで、三河屋は本当に―――」
「はい、元々おやっさんには結構借金があったみたいで、ついに昨日―――」

―――どうやら、三河屋は近年になって始めた商店だったらしく、”その手”の酒屋にある”歴史”が
殆どない商店だったらしい。

故に、お客さんも対してつかず、赤字は増えて行く一方だった。

―――その結果、店の親父さんは、”帝愛金融”というヤミ金融から多額の借金をしてしまった。

それの利子も払えなくなってしまい、店は潰れ、店の親父さんは姿をくらました、という訳だ。

「―――それで、その借金は連帯保証人のボクが払いことになってしまったんです……」

……声が出ない。
……言葉もない。

こんな、不運。
なんて、悲運。
―――ここは”キャバレークラブ帝愛”。
夢を買って頂く――偽りの天国―――

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
13 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:25:14.47 ID:rN1KTsRg0
―――気分も悪くなり、店の裏から出るとサブちゃんが僕の腕を掴んだ。
「―――折角ここまで来たんですから、入って行ったらどうですか?
 いや、ボクもこんなコト言いたくないんですが、お客さんを捕まえておいて、そのお客さんが
店に入らない、なんてコトがバレたら些か面倒なんですよ……」
サブちゃんの言い分も確かだ。
借金の為に働かさせてもらっているサブちゃんは小さなミスが本当の命取りになる。
故に、ここで入って行くフリでもしておかないと―――

「うん、解った。ノリスケくん、いいだろ?」
「ええ、僕はもとより入るつもりでしたから」
「あ、ありがとうございます!」
深々と頭を下げ、サブちゃんが礼を言ってくる。

―――入ってみると、其所は夢天国だった。
充満しているアルコールと香水の匂い。
女性とスタッフの声。
そのすべてが、外界とは違うモノだった。
「………あの、この店にはボクみたいな、借金のために働かされている娘が結構いるんで―――」
「うん。ありがとう」
小さな声で、サブちゃんが僕等に教える。

―――その助言は、確かに”本当”だった。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
14 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:27:38.07 ID:rN1KTsRg0
「―――」
席についてみると、すぐに僕等が初めてなのかを勘づいたのか女の子たちが集まってきた。
なにを言っているのか、よくわからないが、彼女たちも必死らしく、僕等に値段が高いお酒や果物
の盛り合わせを注文させようと躍起になっているように見えた。
”―――なんて、無様な”
男に媚を売る事しか出来ない、希望の持てない行為。
しかし、それが彼女たちの仕事であり、希望が持てる行為なのだ。
「―――!」
「ほうれい、お尻触っちゃうぞう!!」
―――と、すっかり酔いが回ったノリスケくんが一人の女の子の人臀部を撫でた。
その行為に関しては目をつぶろう。
しかし、それをされた女の子の反応はどうだ。なにをされたのか解らず、只、怯えている。
「お、おい! 何をするんだノリスケくん!!」
「なにって? お触りOKらしいですよ? ここ」
「OKって……その子厭がってるじゃ―――」
「―――そんなコト! ないで……す………」
力のない声で彼女が言う。

―――そこで、僕は理解した。

―――この子も、サブちゃんと同じ経緯でココに来た子なのだ、と。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
15 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:29:25.70 ID:rN1KTsRg0
―――先刻、サブちゃんが僕等にした忠告を思い出す。
”―――ココで働かされている娘もいるんで、厭がってる娘には出来たら気を使ってあげてください”

今、この場に来てそれを理解する。
20歳そこそこの女の子が、中年の脂ぎった手で無理矢理触られる。
その気持ち、僕にもある程度は想像がつく。

気持ちわるい。
気味が悪い。
否。悪すぎる。
そんなコトを毎日続けなくてはならない。
いつ終わるかも解らない借金を返す為に。
その借金が、自分の責任で作ったのなら良い。諦めもつく。
しかし、親や友人が作った借金で、ここまでの労働をさせられる。
それは地獄以外に形容できない。
「―――ああ。そうか」
ノリスケくんに半ば無理矢理肩を寄せられる姿を見て思う。

―――この娘は、”救い”が欲しいんだ。

言葉では言わずとも、その目が言っていた。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
17 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:32:09.45 ID:rN1KTsRg0
「―――あの、それでなんですか?」
先刻サブちゃんと話した店の裏に女の子を呼び出す。
彼女はやはり警戒心が抜けず、オドオドとしていた。
「―――大丈夫、何もしないよ。
 ……君も、借金があってココに?」
聞きたいコト、それはコレだ。
というより、既に99%はそれだろう。
「―――」
僕の問いに俯いて答えない。
「その態度は、肯定と見ていいのかな?」
間違いない。
この子も―――

そして、この後の言葉は、言わない方が良かった。
何故なら―――

「―――僕に任せて、なんとかするから―――」

この言葉が、僕を縛る呪詛になるのだから―――
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
18 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:33:48.01 ID:rN1KTsRg0
―――それから一ヶ月。
僕は彼女と喫茶店で待ち合わせをした。

―――驚く事に、彼女は今日まで休みなく働いていたというのだ。
それ故、喫茶店で会った彼女は、どうしようもなく疲れていた。

「こんにちは、大丈夫?」
ならば、第一声がコレというのも仕方のない事。
間違いなく彼女は疲労していた。

「はい、大丈夫です。それよりも――先月仰ったコト……」
「うん。君の借金を、君と折半する話だろ?
 書類はココに在る。大丈夫、コレで君はあんなところで働かなくても借金を返せるよ」

―――本当なら、他人の為にここまでしてやる義理はない。
でも、この娘は、何故か初恋の人によく似ていた。

”―――だから、か………”

……全てのコトが終わって、一人自嘲(わら)った。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
19 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:35:55.63 ID:rN1KTsRg0
家に帰ると、いつものように妻と息子が僕を迎える。
「おかえりなさいです〜」
「おかえりなさい、今日はどちら行ってらしたんですか?」
コレもいつもと同じ。
それに―――
「公園に行ってきたんだよ」
―――無論、嘘だ。
女性と会っていたなんて、妻にバレたらと思うとゾッとする。
ましてや、今この時、僕に100万円の借金が出来たなんて、死んでも言えない―――

―――筈だった。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
20 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:40:04.16 ID:rN1KTsRg0
―――それから、また2ヶ月が過ぎた。

借金を、少しずつ、少しずつ返済していた僕に、その日は唐突にやってきた。

「ただいまです〜。パパ〜、リカちゃんから面白い事を聞いたです〜」
息子はいつもこの家の厄介事を運んでくる。ちょっとした疫病神だ。
その息子が機嫌良く、”誰かに何かを聞いてきた”というのは、当然今までの事を考えると
聞きたくないコトだろう。
「―――な、なんだい? タラちゃん」
「パパがこの間女の人と会ってたっていう話です〜」
「―――!」
……やはり、この愚息は僕には枷以外にない。
「そう、それで?」
ここで否定せず、話を続けさせてしまったのは僕のミス。否。命取りだった。

「―――パパがその女の人の”しゃっきん”を半分こしたです〜
 リカちゃんがそこにいたから本当です〜。パパは”しゃっきん”をぼくには見せないですか?
 見せてくださいです〜。見せないとママに言いつけるです〜」

―――今、この餓鬼を殺せたらどんなに樂か、僕は考えた。

―――確かに、それは樂なのだろう―――
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
21 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:41:43.05 ID:rN1KTsRg0
「―――それはね、見せられないものなんだよ。だから―――」

「見せられないですか〜。ママに言うで〜す!」
「な!」
餓鬼が走り出した。
その状況、頭と体が追いつかず、餓鬼に追いついたときには―――

「パパには借金があるですよ〜」
満面の笑みで、餓鬼は母親に言った。
「―――」
その言葉に、妻の表情は凍っていた。
そして―――
「あ、なた……本当?」
「ち、違うよ! 100万円なんて、どうやって作るんだよ―――」

「―――おかしいですね。ぼく、100万円なんて言ってないです〜」

―――その声を聞いて、妻は膝から倒れ、泣き始めた。

それを見て、耐えられなくなり、僕は外に飛び出した―――

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
22 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:43:58.18 ID:rN1KTsRg0
「――――――――――」
走った。
奔った。
疾った。

どこに行くのかも決めていない。
ただ、この現実から逃れたい。その一心で走った。

「あれ? フグ田さん。こんにちは」
―――と、見知った顔に呼び止められた。
「―――え?」
「え? なんて、死人に会ったみたいに言うなよ」
確かに、この顔は――この人物は―――
「三河屋さん? どうして!」
―――その人物は、確かに三河屋の親父さんだった。
サブちゃんの話だと、借金地獄に耐えられず蒸発したという話だったのに―――
「あ、あの! お店は……」
「え? ああ。店なら今新しく来た奴が店番してるけどよ。
 まったく、サブの奴。いきなり姿を消しやがって!」

―――え?
そんなバカな。

だって、だってサブちゃんは―――

「サブの奴、噂によると風俗の従業員やってるらしいんだ。
 フグ田さん。あいつを見たら言ってくれな。”さっさと帰ってこいって”」

―――僕は、彼にだまされてたんだ。と、悟った。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
23 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:45:17.93 ID:rN1KTsRg0
「―――いらっしゃい! いらっしゃい!!
 あ! そこのお兄さん。寄ってかない?」

夜、彼が勤める”キャバレークラブ帝愛”に歩を進めた。
無論、彼と話をする為だ。

「あ! マスオさん!! 今日もどうですか?」
なんて、馴れ馴れしく話しかけてきた。
「ちょっと話がある。ツラ貸せ」

―――いつも家や町内でみせる顔は仮の顔だ。
僕が勤める”海山商事”は裏では”ヤミ金融”という側面を持っている。
その取り立てを任される僕等は、相手を威圧させる方法を熟知しているのだ。

……ただ、それによって泣いてきた人間の姿をたくさん見てきた。
故に、僕は人の情けに弱くなっていった。
今回のコトは、その情けが生んだコトだ。彼女には罪はない。

―――でも、それでも―――

―――その情けにつけ込んだ”この男”を赦せない―――

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
24 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:46:36.55 ID:rN1KTsRg0
「うっ!」
店の裏、ここに来るのは実に三回目。
しかし、今は状況が以前のそれとは全く違う。
その壁に彼を何度も叩き付けた。
「―――やめ、やめ……」
「―――やめてほしいか?」

この男には、死ぬ以上の屈辱を味わってもらう。
殺すのはまずい。

「―――おい、ココでシコれ」

―――と、男に命令した。

「―――」
「どうした? やれよ。やらなきゃ―――」

「―――わかった! やりますよ!!」
そう言って、男はズボンとパンツを下ろし、自慰行為を始めた。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
25 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:52:31.23 ID:rN1KTsRg0
「―――ハァ…はぁ」
男が果てようというとき、店の裏の扉が開いた。

「―――! 君は―――」
「フ、フグ田さん……」

その姿は、二ヶ月前、僕と借金を折半した彼女だった。
「イイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!」
―――サブと呼ばれていた男は精液まき散らしながら走り去った。
その姿を見せまいと、彼女の目を手で覆う。
「―――あれって……」
「大丈夫、大丈夫だから。
 でも、なんでまだココに?」
「―――」

俯き。そして口を開いた―――

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
26 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:56:01.94 ID:rN1KTsRg0
「―――ココは、入ったら借金を返すまで出られないんだって言うんです―――」
成る程。
それは確かに道理だ。
どこか他のところに勤めるよりもココにいれば逃げられる事はない。
故に、ココは強制労働を強いる。あの企業はそういう手なのだ。

「あの! フグ田さん!! バカなことを言うかもしれないけど……聞いてください!!」

―――彼女が泣きそうな顔で言う。

「私! フグ田さんが好きです!! 大好きです!! だから、だから私と付き合ってください
!!」

そう、言ってはならない筈の言葉を、彼女は告げた。

ココはゴミの匂いが充満している路地裏。
中は酒と香水の匂いが充満した夢天国。

どちらにも居たくない、彼女の心の叫びにも聞こえた。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
27 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:57:45.44 ID:rN1KTsRg0
―――ベッドを照らす淡い照明。

ベッドに横たわるのは二人の男女。
その男が僕で―――
女が彼女”花沢凛”である。

彼女は一度性交した後であるにもかかわらず僕のモノをくわえこんでいる。
その口が余りにも僕のモノを心地よく刺激するので、僕のソレは既に臨戦状態だ。

「―――あれ? また固くなってますよ〜。大丈夫ですか〜」
にやにやとしながら僕のモノに話しかける彼女が、とても愛おしい。
「―――あの、本当に良いんですか? 私の借金全部肩代わりしちゃってもらって……」
「いいんだよ、君の為だから―――」
「―――ありがとう」
そう言い、再び僕のモノをくわえこむ。

―――こうして、僕の地獄は出来上がった。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
28 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 11:59:23.68 ID:rN1KTsRg0
―――その日も、僕は家に帰らなかった。

彼女の家に転がり込み、毎日を過ごしている。
彼女もそれでいいらしく、僕が居る事を赦してくれていた。

―――聞けば、彼女には妹がおり、自分に似ず活発な子と言っていた。

今日は月曜日。会社に出かける為に駅に向かった。
その時―――

「おはようございます。”あなた”」

―――と、”地獄からの使者(つま)”が目の前に居た。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
29 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:03:17.45 ID:rN1KTsRg0
「サ、ザエ―――」
その姿は、以前見た姿とは違い、その形相は鬼のそれだった。
「―――!」

―――なにか、鋭い痛みが腹部に走った。

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
呪詛のような声が聞こえる。
「言った通りです〜。パパは”うわき”してたです〜」
餓鬼の声も聞こえる。

―――あの時、サブが逃げ込んだのは、我が家だった。

そして、サブは餓鬼に嘘を言った。
”―――パパは浮気をしている”と。

確かに、それは”その時点”では嘘だ。
しかし、今にしてみれば、確かにそれは本当だ。

―――なんて、因果。

―――薄れ行く意識の中、初恋の子に似た女の子の、にやりとした嗤いが見えた気がした。

―――きっと、それは、本当、だろう。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
30 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:09:42.10 ID:rN1KTsRg0
Epilogue

ここは一体どこなのだろうか。

グチャリ。という音が耳朶に直接響く。

体に感覚は消失しており、只、耳は自分の総てだった。

その総てから、目蓋を開ける感覚のみが戻った。

―――目を開けると、そこは―――

フ グ 田 マ ス オ が 浮 気 に 踏 み 込 む そ う で す

                             END

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
31 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:12:38.55 ID:rN1KTsRg0
とりあえずマスオの小説うpしたが人来ないな。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
33 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:14:12.99 ID:rN1KTsRg0
>>32
サンクス

最後は読む側が考える感じだwww
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
35 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:19:20.54 ID:rN1KTsRg0
>>34
ありがとう。

笑み社作品リスト


出来杉くんがいじめにあっているようです
フグ田タラヲ 17歳
スネ夫がジャイアンに立ち向かうようです
花沢さんが本気になるようです
出来杉くんがいじめにあっているようです(リメイク)
スネ夫が一人で生き抜くそうです
磯野波平が修羅場をくぐるそうです
磯野ワカメが粋がるそうです
フグ田マスオが浮気に踏み込むそうです
磯野サザエが運命を見つけたそうです
磯野カツオが逆襲するそうです
磯野カツオが逆襲するそうです Anecdote afterwards
磯野カツオが逆襲をするそうです Schrodinger's cat
磯野ワカメがスイーツになるそうです
フグ田タラヲがメタルに目覚めたそうです
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
37 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:24:25.32 ID:rN1KTsRg0
>>36
リクエストがあればココに貼っていく
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
40 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:27:43.41 ID:rN1KTsRg0
>>38
そうなのかww
読んだ作品は?
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
42 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:27:56.30 ID:rN1KTsRg0
>>39
おしゃれ?
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
43 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:28:19.42 ID:rN1KTsRg0
>>41
緑川光の物まねなら得意だよw
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
44 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:33:50.27 ID:rN1KTsRg0
すげえ!
一気にレスなくなったwww
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
46 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:35:48.70 ID:rN1KTsRg0
>>45
がんばってみようかな?
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
47 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:37:48.44 ID:rN1KTsRg0
というよりかは

―――俺はいつも即興で書いている。
逆に考え抜いたモノは駄作になっているのだ。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
49 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:41:57.67 ID:rN1KTsRg0
>>48
見れないよ?///
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
50 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:44:35.28 ID:rN1KTsRg0
マジで人がいなくなったな。

ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
51 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 12:48:05.79 ID:rN1KTsRg0
―――怖いなんて ありえない

―――おそろしいことも ない

きっと 私が貴方の側にいられないのは

―――私が 貴方にふさわしくないからだろう。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
55 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:04:02.37 ID:rN1KTsRg0
>>52
やっぱり見れない><

>>54
ワカメの感想kwsk
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
56 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:09:17.19 ID:rN1KTsRg0
新作はちょっと無理かな
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
59 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:16:06.65 ID:rN1KTsRg0
>>57
久しぶり?
以前会ったかな?

>>58
なんか照れるな///
リクエストをww


コピペブログ載った事あるやつちょっとこい
13 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:18:07.50 ID:rN1KTsRg0
コピペブログに載ったってあまり自慢にならないだろうに
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
60 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:21:49.55 ID:rN1KTsRg0
リクエストないのかな?

次回作のコンセプトでもいいけど
コテ評価
54 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:22:37.65 ID:rN1KTsRg0
評価してみてくれ

―――ついて来れるか―――
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
61 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:24:45.99 ID:rN1KTsRg0
人いないね。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
63 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:27:32.60 ID:rN1KTsRg0
>>62
いつだったか途中まで書いて止めてしまったな。
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
65 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:31:57.43 ID:rN1KTsRg0
>>64
厳しいかな。
すまん……
コピペブログ載った事あるやつちょっとこい
40 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:32:39.67 ID:rN1KTsRg0
自慢ではないが

フグ田マスオが浮気に踏み込むそうです
ワカメ「笑み社が全レスしてくれるらしいし、カオリさんに言うよ」
67 :笑み社 ◆myeDGGRPNQ []:2008/05/07(水) 13:33:20.29 ID:rN1KTsRg0
>>66
ありがとうし
何を読んでくれたし?
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