- ('A`)とアンジロぺころん
1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 04:46:12.33 ID:yVHvon7IO - むかしむかし
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2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 04:47:47.63 ID:yVHvon7IO - ある島国に
何をやっても上手くいかない 19歳無職童貞ひきこもりのドクオ('A`)と言う男がいたそうな
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3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 04:50:51.95 ID:yVHvon7IO - その男の19年間は
とてもとても、人に自慢できるものではなかったそうで ある時、ドクオ('A`)の弟であった、リア厨と呼ばれるブーン( ^ω^)が 酒に酔わせてドクオ('A`)から話を聞き出してみたのだった すると
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- ('A`)とアンジロぺころん
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 04:54:22.18 ID:yVHvon7IO - なんともつまらない話が聞けたので
弟のブーン( ^ω^)は期待はずれと周りの者にペラペラ話してしまったそうな 噂は広がり あることないこと語られるようになった 「ドクオは小学生の頃、車にアタックして勝ったらしい」 「ドクオは小学生の頃、学年の女子にいじめられ毎晩泣いていたらしい」 「しかも、誰にも理解されず何度もシノウとしたらしい」・・・
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- ('A`)とアンジロぺころん
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 04:56:53.14 ID:yVHvon7IO - 「ドクオは泳げないのがつらくて、プールの授業さぼりまくりだったらしい」
「ドクオは中学時代、先生に狂ってるんじゃない?といわれたらしい」・・・ ドクオ('A`)にたいしての噂はとまる事をしらんかった そんなある日じゃった
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- ('A`)とアンジロぺころん
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:02:37.11 ID:yVHvon7IO - 町の一人が突然、気がついたかのように言った
「ドクオなんていないんじゃないか?」 最初はみな相手にせず、笑って楽しんだが 中学を卒業してからのドクオをしる者はこの町に誰もおらんかった 噂を広めた弟のブーン( ^ω^)も都会の大学に進学しており 小学、中学のドクオがいたとする学校の同級生も 不思議な事にドクオの存在をだれ一人覚えてはおらんかったそうな・・・
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- ('A`)とアンジロぺころん
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:05:42.94 ID:yVHvon7IO - しかし
ちゃんと卒業アルバムにはドクオらしき姿が写っておった 町のだれもが、知りたがりながらも 誰一人として、ドクオの父と母に「ドクオの現在」を聞けんでおった 存在がわかってしまったいま 「ドクオくんはまだ生きてらっしゃる?」 そう聞ける者はおらんかった
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- ('A`)とアンジロぺころん
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:08:26.52 ID:yVHvon7IO - ドクオという男の噂が町をとび、町から町へ広がっていくのに時間はかからんかった
そんな面白おかしく伝わる話が ある事により不気味なことに変わっていくのじゃった
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- ('A`)とアンジロぺころん
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:10:43.07 ID:yVHvon7IO - ドクオの父と母が離婚し、二人とも町から姿を消してしまったのじゃった
田舎町であったため、人目を気にしての事であったのか みなは別れを惜しんだが ある疑問が残っておった
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11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:13:46.53 ID:yVHvon7IO - 長男のドクオはいったいどっちについていったんじゃろうか・・・
噂が正しければ ドクオはひきこもりの無職じゃったはずだ しかも童貞 取り壊されることなく ドクオの父と母が暮らしておった家はまだ残っておった・・・ ドクオという男の笑い話は、やがて都市伝説のようなものに変わっていったそうな
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- ('A`)とアンジロぺころん
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:18:48.78 ID:yVHvon7IO - ーVIP町のドクオ屋敷には30年も前から外に出ない人間が一人住んでるー
川°ー゚)「この話、聞いた事あるか?」 (゚Д゚)「なんだそりゃ?」 (´・ω・`)「怖いのは勘弁だよ」 川°ー゚)「なんでも一歩も家からでない人間がいるらしい」
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- ('A`)とアンジロぺころん
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:24:03.23 ID:yVHvon7IO - (゚Д゚)ハァ?
(´・ω・`)「ないでしょ。家からでないで一人、どうやって暮らすのさ」 川°ー゚)「あたしに聞くな。それを解明しに行くのが仕事だろ」 (゚Д゚)ハァ? (´・ω・`)「いや、だから人間住んでたら役所うんぬんがなんかしてるから、別にあれじゃん」 川゚Д゚)「うるさい!うるさい!やる夫高校オカルト研究会の出番だろがい!」
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- ('A`)とアンジロぺころん
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:30:21.94 ID:yVHvon7IO - (゚Д゚)「そんなの普通に暮らしてる一人身のおっさんの話だろがゴルァ」
(´・ω・`)「そうだよ。それに俺たちオカ研は真実味あるやつには近づかないのが決まりでしょ?」 川;°ー゚)「う・・・、確かに。そう決めたんだったわ」 (´・ω・`)「まぁ、その話はただのひきこもりをばかにした噂だとは思うけど」 (´・ω・`)「もしももあるからね。すまない」 川°ー゚)「うん。だが、しかし、そのビップ町にある家は誰も住んでないと正式に言われてるみたいなのだ」
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- ('A`)とアンジロぺころん
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:31:38.77 ID:yVHvon7IO - >>14
すみましぇん・・・ 多分、スレが持ったらだけど 今日の夜までかく勢いなので大丈夫・・・かも
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- ('A`)とアンジロぺころん
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:35:47.80 ID:yVHvon7IO - (´・ω・`)「ならなおさら。この話しは雑談ネタで終了だよ。」
川°ー゚)「うぅ・・・しかし」 (゚Д゚)「あんまこだわってっど、怒鳴るぞゴラァ」 (´・ω・`)「それより今回の地域文化発表会での題材はこれにしないかい?」 (゚Д゚)「なんか俺を無視してないか、おいっ!ちょっ・・」 川°ー゚)「・・・」
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- ('A`)とアンジロぺころん
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:42:08.07 ID:yVHvon7IO - ショボン君(´・ω・`)にあの人(顔、思い出せない)はやめとけと言っていたが・・・
川°ー゚)「やはり、地域文化発表会で最優秀賞をとるには、ドクオの噂をつかうしかないと思うのだよあたしは。」 川°ー゚)「・・・去年の発表会。やらない夫高校のオカ研・・・」 ー去年の発表会ー ざわざわがやがや・・・ <`∀´>「やらない夫高校の発表は、ビップ町に伝わるパンチラ七不思議についてです」 観客・審査員>>「おおっー!!」 素晴らしい・・・どよどよ・・・
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20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:48:17.09 ID:yVHvon7IO - (n‘∀‘)η「えー、わたしが審査委員長です。よろしく。とても素晴らしい発表でした」
(n‘∀‘)η「やらない夫高校の発表は大変優れており・・・男として・・・人と・・・」 <`∀´>「けけけ、やる夫高校はまったく名前があがらなかったな」 川°ー゚)「なんだと・・・下品なやつらめ・・・」 (´・ω・`)「えっちなのはよくないよ。」 <`∀´>「はぁはっ!わかっちゃいねぇ。聞く者の、見る者のが欲しい情報を提供するんだよ」 <`∀´>「賞をもらうっーのはそういう事だ!オマエラのオナニーはいらないのさ」 川#°ー゚)「なにくそ!ちくしょうめ!」
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21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:52:36.50 ID:yVHvon7IO - ・・・
川°ー゚)「聞く者が気になる情報・・・」 川°ー゚)「それはやはり。地元にある真実味をもつ噂話の真相だろう・・・」 川°ー゚)「ショボン君にはごめんなさいだが。あたしはやらせていただきます。」 ービップ町・ドクオ屋敷前ーPM8:52 川;°ー゚)「・・・怖いな」
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22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 05:57:26.19 ID:yVHvon7IO - 川;°ー゚)「・・・やはりお前を連れてきてよかったな」
U。・x・)「アン!キャン!」 川°ー゚)「あたしに何かあったら助けるのだよ。」 U。・x・)ノ「ワン!」 川°ー゚)「うん。では行こう・・・」 30年・・・それほど長い時を家から一歩も出ず生きているとされる男 それが事実なのか調べるため いま、一人の女子高生が謎に足を沈めた
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23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:03:19.66 ID:yVHvon7IO - ドクオ屋敷の周りには民家はほとんどなくなっていた
地域格差によりか、ビップ町に暮らしていた人々は、より発展した場所へと移住した 20年前まではビップ町といえば、この辺りでは発展したほうの場所であった 若者たちが毎晩、遅くまで騒いだ場所であった。 しかし、他の地域が発展するにあたり 交通に不便であったこの場所は衰退していったのである 現に、ドクオ屋敷を訪れた女子高生川°ー゚)も、電車と徒歩でここまで2時間ほどの時間をかけたのだ
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24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:07:52.64 ID:yVHvon7IO - ピンポーン
川°ー゚)「・・・押してはみたが。でるはずはないか」 川°ー゚)「・・・やはり、入るしかないな」 川°ー゚)「行くよ。」 U。・x・)「キャン!」 ドクオ屋敷はどこにでもある民家そのものだ 二階建ての、庶民の家 人がいなくなり何年もたっているはずなのに 不思議なくらい家は綺麗というか 怪しく存在していた ビップ町のどの民家よりもこの家は光っているようにも思えた
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25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:12:06.60 ID:yVHvon7IO - 玄関は恐ろしく簡単にあいた
川°ー゚)「普通、あくのに試行錯誤するもんだと思ったんだがな」 そう呟く女子高生の頭のどこかに 「開かないでほしかった。」 という期待があったのは間違いない 簡単にあいてしまう、どこかで見たことがあるような 最悪のパターンに近づくための序章のようなものが 女子高生にはとても新鮮で 期待通りながらも、その心を煽っていた
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26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:17:32.85 ID:yVHvon7IO - 玄関から入ると、すぐに二階へ続く階段が見えた
階段の横に廊下があり 多分、台所あたりに続いてるんだなと想像できるほど ありふれた感じがする、どこにでありそうな家だ 川°ー゚)「まず、一階だろう」 U。・x・)「ヘッヘッヘッ!」 主人になついている、この賢い犬は 主人の気持ちを察してか 吠える事はなかった それが正しい選択なのかはわからない 進むたびに薄暗い空間に、床がきしむ音が響いた
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27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:22:57.67 ID:yVHvon7IO - 川°ー゚)「やはり、台所か・・・隣は洗面所。」
何年も使われていないであろう蛇口と皿が 不思議なくらい綺麗である事で、また女子高生が常識だと思っていた事が常識ではなくなった 川°ー゚)「噂は噂だったか。生活臭はまったくしない・・・」 何年も前のカレンダー 空の冷蔵庫
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28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:28:00.72 ID:yVHvon7IO - そんな物に目を合わせていた
屋敷に入ってから3分もたっていないだろうに、長い時間に感じるのはなぜだろう 「もしも・・・」のため持参した懐中電灯はつけていなかった。 それはオカルト研究会に所属する女子高生が考えぬいた結果である。 暗闇の中で音もなくたちつくす女子高生は この空間をどのように感じていたのだろう 主人がキョロキョロと目を移動させていた時 忠実な存在はじーっとある場所を見ていた
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29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:31:00.69 ID:yVHvon7IO - U。・x・)
川°ー゚)「やはり・・・何もないようだな。この様子だと二階もなにもないだろう」 U。・x・) 川°ー゚)「電車の時間もある。帰ろっか」 U。・x・)「・・・」 川°ー゚)「?」 女子高生は目を見開く
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- ('A`)とアンジロぺころん
30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:33:42.76 ID:yVHvon7IO - 声はでなかった
この状況で出すことは難しい それが、よかったのか 悪かったのかはわからない 目を開いたまま動かない女子高生の肩に5秒ほど置いていた手を離す 「誰かと思ったら・・・まじかよ」
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- ('A`)とアンジロぺころん
31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:37:31.88 ID:yVHvon7IO - 川;°ー゚)「・・・え?」
「誰かいるなっ思って隠れたら・・・まさかパクったんじゃないだろうな?」 川;°ー゚)「・・・おまっ・・・」 <`∀´>「やる夫高校の生徒はやらない夫高校のパクりばかり・・・か」 川=°ー゚)「ちっ・・・ばかたれ!ちがわい!」 安心 その一言だった
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- ('A`)とアンジロぺころん
32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:42:25.36 ID:yVHvon7IO - やらない夫高校オカルト研究会部長<`∀´>
この男も、発表会の題材でドクオの噂を取り上げようとして今日 ここにいた <`∀´>「でも、まぁ。女一人でくるとはな。驚いたもんだわ」 川°ー゚)「おまえこそ、一人でとは・・・さすがというか・・・なんだろうか・・・」 <`∀´>「はぁ?おまえなぁ。噂が本当だとしたらドクオって奴は童貞だぜ?しかもひきこもりの無職」 川°ー゚)? <`∀´>「襲われたらどうするんだよ、おい!」 川°ー゚)「あ・・・そうか」
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- ('A`)とアンジロぺころん
33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:47:39.60 ID:yVHvon7IO - 襲われる
それについて考えてはいたが 頭のどこかで、ドクオは人間ではないもの という勝手なイメージがあり 女だから襲われるという事を勝手にありえないとしていた自分がいた 川°ー゚)「そうか・・・」 言われた後で、彼女は一瞬寒気を感じた <`∀´>「まぁ、可愛い犬もいるし。安全か」 U。・x・) <`∀´>「そういや、こいつ。さっきからどこ見てたんだ?」 川°ー゚)「どこって、お前を見ていたんだろー」 <`∀´>「は?いや。俺は気配を感じて隠れてたから、犬が見ている方向にはいねーよ。」
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- ('A`)とアンジロぺころん
34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:50:41.52 ID:yVHvon7IO - 川;°ー゚)「嘘だぁ・・・・嘘でしょ?」
<`∀´>「いや・・・マジマジ」 U。・x・) 川°ー゚)「・・・そう・・・か」 ならどこを見ていたのか それを調べる事はできなかった 困惑する二人を見つめる賢い存在は
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- ('A`)とアンジロぺころん
35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 06:54:45.97 ID:yVHvon7IO - 賢いからこそ音をたてなかった
それが二人が望む事であり 動揺をあたえる事は、望まないとわかっていたから その光景をじっと見ていた。二人が理解するまで また、忠実なるものも同じく主人の望むとおりに そこにいた
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- ('A`)とアンジロぺころん
36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:01:19.28 ID:yVHvon7IO - ーやる夫高校ー
がやがやざわざわ (゚Д゚)「んで、言ってやったんだよ。おめぇゴラァってよー」 (´_>`)「ふんっ。うける」 ガラガラッ (・∀・)「あいあい。静かにしろー!重要な話だ」 (・∀・)「えー、昨日の夜からうちのクラスのクー川°ー゚)が家に帰ってないらしい」 (・∀・)「ま、年頃の女の子だ!友達だったり、彼氏だったり。なんかあるかもしれん。」 (・∀・)「が!親御さんから連絡がきてる。何か知ってる事があったら言ってほしい。頼んだぞ」 ざわざわ・・・ (゚Д゚)・・・
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- ('A`)とアンジロぺころん
38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:06:30.54 ID:yVHvon7IO - ーやる夫高校・屋上ー昼休み
(´・ω・`)「ええっ!クーが?」 (゚Д゚)「おぅ・・・ちょっぴり心配だぞオイ。」 (;´・ω・`)「うーん。友達の家に泊まったんだったら連絡するだろうし・・・」 (゚Д゚)「彼氏は考えられないしな」 (;´・ω・`)「んな事ないけど・・・」 (;´・ω・`)「まさかクー・・・一人で噂の場所にいったんじゃ・・・」 (゚Д゚)「ドクオか?」
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- ('A`)とアンジロぺころん
39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:10:29.95 ID:yVHvon7IO - (゚Д゚)「あいつが一人でんな場所いく奴かぁ?」
(;´・ω・`)「あんたは、クーを見下しすぎなんだよ。」 (;´・ω・`)「とにかく、調べて見る必要あるよ。友達だしね」 (゚Д゚)「おぅ。わかりやすいぞそれ」 (;´・ω・`)「行ってみよう。俺らも」
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- ('A`)とアンジロぺころん
41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:15:10.82 ID:yVHvon7IO - ービップ町・ドクオ屋敷前ー
(((;゚Д゚)))「おぃぃぃぃ!たまんねぇぇぇぞ!おぃぃ!」 (´・ω・`)「不気味だ。マジで。」 (;´・ω・`)「こんなとこに一人で・・・?いや、誰かと一緒だったのかな・・・」 (゚Д゚)「やべーよ、帰ろうぜ。なぁ、なぁ!」 (;´・ω・`)「だめだろ、来たんだから。」 (゚Д゚)「おまっ!本当にここにきたのかもわかんねぇーだぜ?ゴラァ」 「何してるんだ!!」
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- ('A`)とアンジロぺころん
42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:21:12.11 ID:yVHvon7IO - (((((;゚Д゚)))))きたぁぁぁぁ!!
(;´・ω・`)(うるせぇなぁこいつ) 「・・・。なんですか?」 (=`Д=)「なにやってだなだ!?あっ!?そだなどこで!」 (´・ω・`)「あぁ、いえ。この屋敷に友達がはいったかもしれなくて・・・その、中にはいろうかなとか」 (=`Д=)「ダメだっ!ダメ。なにいってんなんだ!バカでねが?あっ!」 (#゚Д゚)「あ?バカってなんだ、おっ「すいませんでした!!」 「・・・なんでそこまでダメなのか教えてくれませんか」(;´・ω・`)
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- ('A`)とアンジロぺころん
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:25:59.13 ID:yVHvon7IO - (=`Д=)「ダメなは、ダメなだ。ほだな、こんなどこさ入るとバチあだる」
(;´・ω・`)「バチ・・・ってどなたか亡くなったりしたんですか?」 (=`Д=)「いいがら、帰れ!ほだな知らなくていいなだ!な!」 (#゚Д゚)「あぁ!!帰ってやんよゴラァ!」 (;´・ω・)「お願いします。なぜここがダメか聞かせてください!友達がはいったかもしれないんです!」 (=`Д=)「・・・」 (´・ω・`)「本当にお願いします。」 (;゚Д゚)「・・・はぁっ、俺は知らんかんな」
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- ('A`)とアンジロぺころん
45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:32:01.20 ID:yVHvon7IO - チュンチュン・・・
(゚Д゚)「・・・意外と綺麗な風景なんだな・・・」 そう感じながら一人、町を見回す男を残して ドクオ屋敷から少し離れたところに、二人の男がいた (=`Д=)「噂はしってるんだろ?あの家の」 (´・ω・`)「はい」 (=`Д=)「あぁ。あれは本当だ。ドクオという男は確かに存在していた」 (´・ω・`)「い・・・いまも!?」
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- ('A`)とアンジロぺころん
46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:36:39.62 ID:yVHvon7IO - (=`Д=)「わからないんだ」
(;´・ω・)「へ?」 (=`Д=)「この家の主がいなくなった時。ドクオの父と母だな・・・。それがいなくなって3年ほどたった時」 (=`Д=)「俺と役所の人間、町の数人であの家を調べた」 (=`Д=)「・・・噂があったからな。ほどな状態でどうもできなかったから、調べたんだが」 (=`Д=)「何もなかったんだ」 (´・ω・`)「・・・」
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- ('A`)とアンジロぺころん
47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:42:20.76 ID:yVHvon7IO - (=`Д=)「ドクオが生まれたのは確かだ」
(;=Д=)「だが、あの家にはその存在を証明するものすらながったんだ」 (´・ω・)「わかんねんだけど、ドクオはいなかったのね」 (=`Д=)「だが、そこからが不思議だった」 (=`Д=)「あの家の周辺に住むやつらがみんな引っ越すようになった」 (´・ω・`)
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- ('A`)とアンジロぺころん
49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:46:24.64 ID:yVHvon7IO - (´・ω・`)
世間では、他の町が発展したせいでこの町にこだわる意味がなくなったからと言われとるが そう考えても納得いかないことがいくつもある このビップ町で、俺と同じくずっと生きてきた男が突然、引っ越すといって出ていった あれほど町を愛していた男がここから出ていく意味がわからなかったよ それからすぐに亡くなってしまい、深い話はできなかったがな
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- ('A`)とアンジロぺころん
50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:49:29.85 ID:yVHvon7IO - そうして引っ越す者が増え、今ではこのざま
ビップ町には少ない年寄りと寂れた家しか残らなくなった 「ドクオの父と母に連絡はとらなかったの?」 とったさ。 だが、不思議なことはつづくんのだな 父親に連絡がつかなくなってしまった。まったくな 今、どこにいるのがめわからないよ 「母親は?」
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- ('A`)とアンジロぺころん
52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 07:55:37.52 ID:yVHvon7IO - (=`Д=)「会いたいか?母親に」
(´・ω・`)「わかるの!?」 (=`Д=)「行ってみるといい・・・」 (´・ω・`) 町を見つめる 昔は俺と同い年くらいのやつらが騒いだんだろうな それがわかる跡がたくさんある 田んぼと農道の間に生える木にペイントされてる男女の名前 田んぼに転がるビールビン そんな中、妙にひきつけてくれたものがあった 干からびた田んぼの真ん中にぽつんとできた水溜まり (゚Д゚)「・・・ごらぁ」
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- ('A`)とアンジロぺころん
53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:00:49.73 ID:yVHvon7IO - (・∀・)「・・・えぇ。力になれずに・・・はい。すいません。では」
ガチャ ーやる夫高校・職員室ー (;・∀・)「ふぅー。こりゃだめだな・・・警察かぁ」 (◎∀◎)「おやぁー、例の家出生徒の件ですか?」 (;・∀・)「あぁ・・・はい。まったく見つからないみたいでね・・・。学長に警察がうごくと伝えないと」 (◎∀◎)「ひひっ。あれでしょ、どうせぇ彼氏となんかしとるんでしょ」 (;・∀・)「・・・だといいんですけど・・・ね」
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- ('A`)とアンジロぺころん
54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:03:41.31 ID:yVHvon7IO - (´・ω・`)「最終的にドクオの秘密にせまっただけで、クーの場所はわからなかったなぁ」
(゚Д゚)「それより、行き帰りで時間かかりすぎだゴラ。」 (´・ω・`)「なにいってんだ!クーが大変なのにあんたは!ほら、母親のとこいくよ!」 (゚Д゚)「・・・あぁ。」
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- ('A`)とアンジロぺころん
55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:08:42.04 ID:yVHvon7IO - ーとくダネ町・おづらアパートー
(´・ω・`)「失礼します。すいません突然」 川´_>)「いえ・・・」 (´・ω・`)「事情はいま話した通りなんです。お願いします」 川´_>)「・・・友達のこと・・・はかわいそうだと思いますが」 川´_>)「ドクオのこと・・・関係ない思いますよ」 (´・ω・`)「・・・なんでもいいんです。」
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- ('A`)とアンジロぺころん
56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:12:20.88 ID:yVHvon7IO - 川´_>)「・・・ドクオは」
川´_>)「とても・・・いい・・・こ」 川´_>)「でした。いいこでした。」 ・・・・・・ (´・ω・`)(この人、なにか後遺症なのかな・・・痙攣してるようにみえる) (゚Д゚)「あ・・・トイレかりていいすか?」 川´_>)「どうぞ」 (´・ω・`)「おまえなぁ・・・」
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- ('A`)とアンジロぺころん
58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:18:07.47 ID:yVHvon7IO - (゚Д゚)「あーちんこに風あてんと、くさるぅ〜」
(゚Д゚)「綺麗なトイレだな。」 !? 「あ?」 (´・ω・`)「ドクオさんがひきこもられた理由ってなんだったんですか?」 川´_>)「そ・・・それ、関係あるの?」 (´・ω・`)「いや・・・あ・・・あの、すいません・・・」 川´_>)「ドクオちゃん。ドクオちゃんはいいこよ。ブーンちゃんと仲良し」 (´・ω・`)「ブーン?」
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- ('A`)とアンジロぺころん
59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[]:2008/03/11(火) 08:24:07.86 ID:yVHvon7IO - (゚Д゚)「なんだこれ」
(;゚Д゚)「おいおい・・・よくみたら、壁一面に書いてねぇぇかゴラァ」 (´・ω・`)「ブーンって?」 川´_>)「ドクオちゃんはお兄ちゃんなの。いいこいいこ」 (;´・ω・`)「ちょ・・・ブーンさんの連絡先か、住所わかりませんか!?」 川´_>)「ブーンちゃんはとっても賢いの。ブーンちゃんはお利口さん。とってもハンサム」 (´・ω・`)「・・・え」 「ブーンちゃんはどこ?ブーンは帰ってこなくて、ぶーんは女つれて、ブーンはドクオちゃんに悪いことして・・・」 (;´・ω・)「やばっ・・・」
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