- 大麻ぐらい合法にしろ! その257
557 :朝まで名無しさん (ワッチョイ c69a-D4Gu)[]:2020/11/22(日) 23:50:38.76 ID:HCGR/aX90 - 以前、嗜好大麻が合法化された、『コロラド州、ワシントン州で大麻使用障害で
入院治療を受ける青年が半減している』と言う研究結果を報告したが、 同じ著者による、『合法化された8州のうち7州は、最も急激に入院治療を受ける 青年が減少した』と言う、新たな研究結果を提示する。 2008年から2017年の米国における青年期の大麻治療入院の傾向 2020年11月19日 https://www.cdc.gov/pcd/issues/2020/20_0156.htm 青年期の大麻使用障害に関する治療入院は、殆どの州で減少したことを明確に示している。 全ての州の平均年間入院率は、調査期間中にほぼ半減した。 特に、調査期間中に嗜好大麻合法化が行われた8州のうち7州は、最も急激に入院率が低下した。 入院傾向の全体的な衰退と州間のばらつきの原因は、大麻に対する態度の変化、 大麻使用とCUDの発生率、社会経済的地位、治療利用の可能性、健康保険などの 州間の違いが含まれる。しかし、観察されたパターンの原因が何であれ、この研究は、 特に嗜好用大麻の使用を合法化した州での青年期の治療入院の急激な減少は、 大麻に関する許容度の増加、危害の認識の減少、および成人の使用増加の期間と 同時に起こっていることを示唆している。 (以上、抜粋引用、詳細はリンクサイトにて) 次レスで以前に提示した同一著者による以前の研究を提示して解説を加えておく。
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558 :朝まで名無しさん (ワッチョイ c69a-D4Gu)[]:2020/11/22(日) 23:52:36.12 ID:HCGR/aX90 - >>557 つづき
以前に提示した研究を提示する。 アメリカでは、大麻使用障害で入院治療を受ける青年が半減している。 大麻合法化後にも増えなかった。 コロラド州とワシントン州での嗜好合法化後の青年期における大麻関連治療による入院 2020年5月1日 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32222560/ 本研究は、2008〜2017年のデータを使用して、嗜好大麻合法化後、コロラド州とワシントン州で 青年期の大麻使用障害治療による入院が増加したかを調査した。 結果: 分析した全ての州で、青年期の大麻使用障害の入院率は、研究期間中に大幅に減少した。 平均率はほぼ半分に低下した。 コロラド州とワシントン州では、嗜好大麻合法化後の非合法州と比較して、入院率の低下が 大きかったが、この差は有意ではなかった。 結論: 嗜好大麻合法化後、コロラド州とワシントン州では、大麻使用障害の治療入院は増加しなかった。 (以上、抜粋引用、詳細はリンクサイトにて) 本研究に関して次レスで簡潔に解説をする。
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559 :朝まで名無しさん (ワッチョイ c69a-D4Gu)[]:2020/11/22(日) 23:53:18.38 ID:HCGR/aX90 - >>558 解説
《大麻使用障害》とは、一般に物質の使用により問題が生じているにも関わらず、 その使用を続ける行動パターンで、いわゆる《依存症》を意味する。 これは、総称《物質使用障害》と言われ、以下のような物質が含まれる。 アルコール、抗不安薬と鎮静薬、カフェイン、大麻、幻覚剤、有機溶剤、オピオイド、 覚せい剤、コカイン、タバコ、ステロイドなど。 DSM-5による物質使用障害の診断ガイドラインは以下の通り。 ・ 過去12ヵ月間に以下のいずれかの2項目以上を満たす 1 意図されたより大量または長期に使用 2 使用量を減らそうとする欲望または不成功な努力 3 物質の入手、使用、回復などに大量の時間を要す 4 社会的機能の破たんを起こすような反復使用 5 反復する社会または対人関係問題にもかかわらず継続使用 6 物質使用のために重要な社会、職業活動などを放棄 7 身体的な危険をともなう状況での物質の反復使用 8 精神的・身体的問題が物質使用に起因していることを知りつつも継続 9 耐性 10 離脱症状 11 物質使用の渇望 (つづく)
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560 :朝まで名無しさん (ワッチョイ c69a-D4Gu)[]:2020/11/22(日) 23:55:07.15 ID:HCGR/aX90 - >>559 つづき
なぜ、大麻使用率は急激に増加したにも関わらず、大麻使用障害は半減したのだろうか? それは、大麻の規制緩和と大麻を取り巻く社会情勢が関係している。 もう一度、レス番>>559の物質使用障害の診断基準を見て頂きたい。 2 使用量を減らそうとする欲望または不成功な努力 大麻が非犯罪化/合法化された場合、止めようとする努力をする必要がない。 3 物質の入手、使用、回復などに大量の時間を要す 大麻が非犯罪化/合法化された場合、入手、使用などに費やされる時間は減る。 4 社会的機能の破たんを起こすような反復使用 5 反復する社会または対人関係問題にもかかわらず継続使用 6 物質使用のために重要な社会、職業活動などを放棄 大麻が非犯罪化/合法化された場合、逮捕などによる社会的破綻は免れるし、 違法薬物を使用してはいけないと言う対人関係からの軋轢も激減する。 11 物質使用の渇望 大麻が非犯罪化/合法化された場合、いつでも簡単に使用できるので使用への強い渇望は減る。 以上、考察して来たように、大麻規制レベルが緩和されると、物質使用障害の 診断基準に含まれる項目を満たす確率が低下する。 それが、大麻使用障害が半減した理由である。
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561 :朝まで名無しさん (ワッチョイ c69a-D4Gu)[]:2020/11/22(日) 23:55:38.70 ID:HCGR/aX90 - >>560 追記
大麻使用障害(依存症)で入院治療を受ける人は、実際に依存症な訳ではないが、 逮捕に伴う法廷戦略として、懲役刑よりも治療を選択している人が多い。 大麻が合法化/非犯罪化されると、法廷戦略として治療を選択する必要性も激減する。 それが、大麻使用障害で入院治療をする人が半減している一因である。
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