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名無しさん@涙目です。(秋田県)
韓国語と比べて日本語って欠陥言語すぎる いちいち漢字覚えなきゃ文書けない

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韓国語と比べて日本語って欠陥言語すぎる いちいち漢字覚えなきゃ文書けない
315 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:11:55.05 ID:3UdxqNM30
朝鮮語版ウィキペディア
http://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%9C%84%ED%82%A4%EB%B0%B1%EA%B3%BC:%EB%8C%80%EB%AC%B8

Yahoo! 韓国
http://kr.yahoo.com/

これを見て分かるように、朝鮮語では北朝鮮・韓国の正書法で共に分かち書きを導入している。
そのため、日本語の文を単純に仮名に開いたときのような読みづらさはある程度回避されている。
日本語では、漢字仮名交じりにより分かち書きと同じ効果が生まれている。漢字ハングル混じりでも同じ。

また、朝鮮語では「形態音韻論的表記」を導入している。
単語の語幹などが、環境に応じて発音を変えても、その表記は常に一定になるようになっている。

さらに、朝鮮語では日本語より発音が複雑であるため、同音異義語の数が日本語より少ない。
そのため、日本語を平仮名表記した場合ほどは同音異義語の問題が酷くならない。もちろんかなり存在はするのだが。
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327 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:15:47.65 ID:3UdxqNM30
野間秀樹 『ハングルの誕生』 256-258頁

正音エクリチュールの位置

 <正音>は、朝鮮では「諺文(オンムン)」と卑下され、「アムクル」(女文字)と言われて、
近代になるまで実際にはあまり用いられなかったという見解が、後を絶たない。
ここで確認せねばならない。<正音>が用いられなかったというのは、政治や権力、
歴史の表舞台に出なかった、表のエクリチュールではなかった、という点においてである。
ここで見てきた例からも察せられるとおり、少なくとも「文字を用いる階層の言語生活には」、
なくてはならぬもの、控えめに見ても、相当の位置を占めるものであった。

 稀に言われるような識字率云々と、正音が用いられたかどうかは、全く別の問題である。
正音が本格的に用いられるのは、近代になってから、というのは、ほとんど誤解に近い。
もちろん世宗が夢見たように、民衆の一人一人にまでは正音は貫徹しなかった。それには
近代を待たねばならない。正音をあらゆる人々が知る、その任は文字が追うべきものと
いうより、教育が追うべきものである。しかしながら、およそ文字というものを扱う人々の
間での、用いられるありようを見るならば、まぎれもなくエクリチュールとして「本格的に
用いられていた」のである。
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330 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:17:58.28 ID:3UdxqNM30
>>327 続き

 最も重要なことは、朝鮮半島におけるエクリチュールにあって、正音がいかなる位置を
占めていたか、ということに他ならない。肝心なことは、そもそも「文字というものを用いる
人々が、漢字漢文と共に正音を用いていた」ということにある。

 今一度思い起こそう。凡そ人が<書く>という営みには漢字漢文を用いるしかなかった。
そこに正音エクリチュールという全く新たなエクリチュールが出現し、「これまで文字を扱う
人々さえ、誰一人書けなかったものまで、<書く>こととなった」のである。
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338 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:20:01.69 ID:3UdxqNM30
>>330 続き

 だいたい漢字漢文を学ぶためにも、正音が用いられたのであるし、李退渓や李栗谷と
いった大学者でさえ正音でも儒学を説き、時調を詠んだのであった。『三綱行實図』によって
民衆を教化したのは、正音によるのであった。世宗が企てた『東国正韻』を見よう。漢字音を
正すという世宗の夢こそ実現し得なかった。しかしながら、例えば音素=音節構造文字に
よって漢字音を描き出すという韻書であった点では、間違いなく東洋最先端の韻書であり、
<知>であった。韻書とは音を示さねばならないものであったにも関わらず、『東国正韻』以前、
韻書が文字によって<音>を直接に示すことは、中国にあってさえ、ついぞなかったのである。
漢字を学ぶ『千字文』などに用いられた正音の役割は、計り知れない。

 手紙などにも正音は用いられた。手紙を正音で認めたものを<諺簡(げんかん)>と呼んで
いる。今日多くの諺簡が残っている。そのこと自体が、<書かれたことば>による言語生活に、
正音が着実な役割を果たしていたことを、教えてくれる。
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349 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:26:54.73 ID:3UdxqNM30
>>333
そりゃ結論というかまとめの部分だけ抜き出してるからな。
この前後の部分で、実際の文献などを挙げて当時の朝鮮半島におけるハングル使用の実情を論じている。

実際には、ハングル開発後に、ハングル表記による朝鮮語の散文小説などがかなり出版されている。
庶民向けのハングル文献がかなりあり、庶民の間で文字を学ぶと言えばハングルが中心になっていたことが分かる。

公文書は漢字による漢文(中国語文)だったが、漢字音を学ぶにも発音記号としてのハングルが欠かせなかった。
だから、漢字漢文を用いる層も必ずハングルを学んでいた。

「ハングルが普及していなかった」というのは、文字教育自体があまり普及しておらず、識字率が低かったということであって、
文字が読める層の中で見ればハングルは非常に重要な立場を占めていた。
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361 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:35:32.23 ID:3UdxqNM30
>>309
英語は綴りと発音の対応が非常に不規則。綴りから発音を推定することも、発音から綴りを推定することもどちらも難しい。
規則が非常に複雑である上に例外も多い。

世界の言語の中で、綴りと発音の乖離が激しい言語としては、英語、デンマーク語、アイルランド語、チベット語などが挙げられる。

以前、アメリカの副大統領が、potatoの綴りを小学生に間違えて教えて恥をかいたのは有名な話。
麻生元首相が漢字を読めなくて叩かれたのにも似ている。
日本語で漢字コンテストがあるように、英語では綴りコンテストがある。
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380 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:43:23.45 ID:3UdxqNM30
>>357
文としての朝鮮語自体の表記としても、朝鮮漢字音の発音記号としてもどちらにも有効だったということ。
朝鮮漢字音も朝鮮語の音韻体系をはみ出すものではないから、朝鮮語を表記できる文字なら朝鮮漢字音を表記できる。
なお、漢字音に現れる音節は朝鮮語に現れうる音節の中の一部なので、固有語にのみ現れる音節が多数ある。

中国の場合、漢字音を表すには「反切」という間接的な方法を用いていた。
例えば「東」という字の反切が「徳紅反」とあれば、「徳」の字の頭子音と、「紅」の字の母音と末子音を持つということを表す。
これにより、tという頭子音と、ungという母音と末子音を組み合わせて、tungという発音であることを表すというようなやり方だ。

ハングルでは、tを表すパーツ、uを表すパーツ、ngを表すパーツを組み合わせて、tungという文字を作る。
これにより、tungという発音を直接的に表すことができる。
それぞれの「音素」を明示し、それらを組み合わせて1「音節」を1文字にする。
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393 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 00:50:22.24 ID:3UdxqNM30
>>375
ハングルが開発された後、朝鮮語をハングルで表記した辞書や小説などが多数出版されている。
これは漢字を読むためのツールとしてではなく、話し言葉としての朝鮮語を表記したもの。
ハングルの開発によって、朝鮮人は初めて中国語ではなく、母語としての朝鮮語をそのまま表記できるようになった。
小説などの字の文章、詩や韻文、擬音語や擬声語に至るまで朝鮮語の全てを表記できるようになった。

一方で、漢文を学習するとき、漢字音を学習するための「振り仮名」としてもハングルは有用だった。
ここでいう読みは、古来から伝わる朝鮮漢字音で、中国語の漢字音ではない。
朝鮮漢字音は朝鮮語における漢字の読み方で、朝鮮語の発音を表記できる文字であるハングルは、
朝鮮漢字音も表記することができた。それまでは朝鮮だけでなく中国にも、漢字音を直接的に表す方法は無かった。

日本語における仮名の発明が、日本語をそのまま文章にできるようになっただけではなく、
漢字の読みを表すのにも役立ったのと同じ。
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413 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:00:15.61 ID:3UdxqNM30
>>399
ローマ字だよ。「クォック・グー」と呼ばれる表記法。「クォック・グー」は「国語」のベトナム漢字音読み。
ベトナムがフランスの植民地だったため、フランス語の表記法に影響を受けている。

ベトナムは元々漢字文化圏で、公文書などには日本や朝鮮と同じく長らく漢文が用いられていた。
また、漢語も大量に入っていて、辞書の語の70%に達する(朝鮮語も70%、日本語は60%ほど)。

漢字で書けない固有語には、チュノムと呼ばれる字が13世紀に発明され用いられてきた。

しかし、19世紀以降のフランス植民地化以降、紆余曲折を経て、クォック・グー表記によるベトナム語が
ベトナムで公的に用いられるようになった。

ベトナム語には6つの声調があり、それを表記するため補助記号が非常に多いのが特徴。
例えばベトナム語版ウィキペディアはこんな感じ。
http://vi.wikipedia.org/wiki/Trang_Ch%C3%ADnh
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425 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:09:52.66 ID:3UdxqNM30
>>412
発音記号として有用だったのと、普通に文章を表記するのに有用だったのは相反することじゃなくて、
むしろ両立することだよ。

日本、朝鮮、ベトナムなどでは、公的な場では漢字による漢文(中国語文)がずっと用いられていて、
ハングル開発後の朝鮮でも、公的な場では公文書として漢文が用いられ続けていた。
だから、公文書を扱うようなエリート層の中では、漢字漢文が重んじられ続けた。
ただ、そのようなエリート層にとってもハングルは全く無用だったわけではなく、
漢字音を学習する際の「振り仮名」としては非常に活躍していた。

一方で、庶民にとっては、話し言葉である朝鮮語の文章をそのまま表記できる文字としてハングルが非常に有用だった。
日本語における仮名と同じように、散文、韻文などの様々な文章を表記する文字として活躍した。
庶民の中で「文字を読める庶民」の割合はさほど高くなかったが、文字を読める層にとっての「文字」はまずハングルだった。
庶民向けの英雄譚のような娯楽小説類が多数出版されていることからもそれが分かる。

庶民の中で「ハングルが普及していなかった」というのは、「代わりに漢字が普及していた」ということではなく、
文字というもの自体が普及していなかったということ。
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441 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:22:23.56 ID:3UdxqNM30
>>423
朝鮮文学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%96%87%E5%AD%A6

俺も詳しくはないが、ハングル開発(1446年)後はかなりの文学作品が出ているようだ。
15世紀中の主なものだけでも

『竜飛御天歌』(1447年) 『釈譜詳節』(1447年) 『月印釈譜』(1459年) 『楞厳経諺解』(1462年)
『法華経諺解』(1463年) 『分類杜工部詩諺解』(1481年) 『三綱行実図諺解』(1481年頃)

などがあるらしい。

ちなみに、日本語で本格的な文学作品が多数出るのが8世紀で、
10世紀には長編散文小説の黄金期を迎えるが、これは世界的に見ても相当に早い。
ヨーロッパの主要言語も、ラテン語などに押されていて、文学の確立は日本語より遅い。
朝鮮語の15世紀半ばというのもさほど遅いわけではない。これより遅い言語も結構ある。
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451 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:28:41.46 ID:3UdxqNM30
三枝寿勝の 「韓国文学を味わう」 第 I 章 注・資料
http://www.han-lab.gr.jp/~cham/ajiwau/chap1/chap1note.html

漢文、漢字ハングル混じり、ハングルで書かれた小説の例がそれぞれ画像で出ている。

漢字ハングル混じり文は、日本語の漢字仮名交じり文とかなり似ている。
日本語も朝鮮語も言語構造が似ていて、共に中国語の影響を受けたため、似たような方法が通用する。

なお、ハングルは元々縦書き用の字なので、縦書きの漢字ハングル混じり表記が一番向いているはずだ。
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458 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:35:44.21 ID:3UdxqNM30
>>443
「正音」はハングルの別名。

「ハングルはあまり用いられなかった」という言い方をどういう意味に取るかによる。

例えばハングルを読めるのが全人口の4%だったとして、そもそも漢字も含めた「文字」を読めるのが5%だったとしたら、
文字を読める人のうち80%はハングルを読めることになる。

「ハングルは漢字に押されてあまり普及しなかった」という誤解が広がっているが、そうではなく、
「文字を読める層の中ではハングルが非常に重要な地位を占めていたが、そもそも文字を読める層が少なかった」ということ。
そうすると、あとはハングル自体の問題ではなく文字教育の問題になる。
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476 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:46:07.97 ID:3UdxqNM30
>>460
口伝の謡曲みたいなものも結構あるみたいだけど、全部がそうというわけでもないみたいだね。
中国の白話小説の翻案なんかもあるし。
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487 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 01:53:57.78 ID:3UdxqNM30
>>468
漢文を重んじるエリート層にとってはハングルは漢字の読み仮名に使うに過ぎなかったが、
庶民にとっては朝鮮語を書くための唯一無二の文字だった。
庶民は漢文の読み書きはしなかったし、できなかった。漢文は朝鮮語とは全く異なる中国語の文なのだから。
彼らは漢字の読み書きのためではなく、朝鮮語の読み書きのためにハングルを学んでいた。
そして人数としては庶民のほうがよほど多い。

日本だって、例えば平安時代の貴族の男性にとっては、漢文が公的な書き言葉で、
平仮名は「女文字」などと呼ばれて地位が低かった。それと似たようなものだよ。
日本語の場合、男性が使う片仮名が別にあったという違いはあるけどね。

紫式部や枕草子が平仮名を用いて源氏物語や枕草子を書いているときにも、
貴族の男は漢字を用い、中国語の文法による漢文を使って公的な文章を書いていた。
漢字仮名交じりによる和文が公的な場で用いられるようになるのはずっと後のことだ。
古典文学というと女性による和文が主なので、当時から仮名の和文が主流だったと勘違いしがちだが。
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501 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:04:17.58 ID:3UdxqNM30
日本語は、漢字のおかげで「同音同綴異義語」は回避できるのだが、
そのために「同音異義語」が放置されがちだ。
だから、話し言葉として使われると意味が通じにくくなる同音異義語が非常に大量に存在する。

純粋に発音上の同音異義語を見ると、朝鮮語より日本語のほうが多い。
日本語特殊論には根拠のないものが多いが、日本語の同音異義語の多さは確かに世界一だ。
これは、日本語の発音が単純であり、漢字を受け入れたあとも発音の単純化と合流を繰り返したことによる。

日本語の場合、非常に膨大な同音異義語を、漢字の知識を持つことで何とか保持している。
例えば同音異義語を、同じ漢字を持つ別の漢語で説明したり、訓読みで説明したりする。
もし漢字教育を廃止すると、辞書の6割を占める膨大な漢語が意味不明な語に成り得る。

朝鮮語は漢字教育を廃止したので、このような困難に直面している。
固有語による言い換えを行うなどして、話し言葉を分かりやすくするような努力がなされているようだ。
また、元々訓読みが存在せず、固有語は漢字で書かないので、日本語に比べると漢字の取り入れ方が表面的だ。
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514 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:11:15.30 ID:3UdxqNM30
>>496
エリート層に関して言えば、中国が上という序列は絶対だったし、
それゆえハングル開発時も、ハングルという文字を用い、朝鮮語で文を書くことに対する批判があった。
ただ、エリート層の中にも、ハングルを受け入れ積極的に使おうとする人もいた。

エリート層は公的な場で漢字漢文を用い、庶民層は私的な場で固有の文字による固有語の文を読み書きするというのは
日本でも朝鮮でも結局変わらない。朝鮮のほうが漢字漢文を重んじる傾向が強かったとはいえ、
庶民の間ではハングルによる伸び伸びとした表記の歴史があったわけだ。

そこまでエリート層の中の世界に偏って物事を見るのなら、日本だって仮名は近代まであまり用いられなかったとすら言えてしまうよ。
源氏物語や枕草子を「過去の些末」として片付けることだってできる。
韓国語と比べて日本語って欠陥言語すぎる いちいち漢字覚えなきゃ文書けない
524 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:17:42.72 ID:3UdxqNM30
>>505
日本語では音素として「N」があって、「三枚」「三人」「三階」は、日本語話者にとっては全て同じ「ン」を含む。
聞くときも同じ「ン」を含むように聞こえるし、言うときも同じ「ン」を言っていると思っている。
このような異音は、その言語を表記する限りは書き分ける必要がないし、逆に書き分けるのは余分な要素になる。
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544 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:29:27.38 ID:3UdxqNM30
>>528
と言っても、日本人は自国の書物をどれだけ原文で読めるかというと、実際かなり怪しい。
例えば戦後、新字体と新仮名遣いの採用が行われた。
戦前の本を実際に読もうとすると、旧字体と旧仮名遣いで躓く人が多い。

また1900年には、仮名の字体を整理し、一つの字以外は変体仮名として排除することが行われた。
今の日本人のほとんどは変体仮名が読めない。

それに、かつての日本では筆と墨により、草書や行書で文字が書かれていた。
今の日本人は楷書しか習わないから、江戸時代以前に書かれたものは結局ほとんど読めない。

我々が「読める」つもりになっているのは、今の字体や書体に直しているからだ。
例えばこういう本当の原文を苦もなく読める人が日本人の何パーセントいるだろう?
日本語だって過去の書物とは表記が断絶しているのだ。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/61/%E5%AE%89%E5%AE%85%E5%86%AC%E5%BA%B7%E6%9B%B8%E7%8A%B6.jpg
http://webkoukai-server.kumamoto-kmm.ed.jp/web/jyosetu/rekisi/images/shounan_shojou.jpg
http://npmh.net/up_img/lit_img/018.gif
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560 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:40:01.52 ID:3UdxqNM30
>>537
そういうのは「条件異音」といって、その文字が置かれる環境によって自動的にどの音になるか決まる。
「三枚」はm、「三年」はn、「三階」はng、「三位」はã、「三」はNというように。

これは日本語話者には聞くときにも言うときにも全く意識されない。
表記のときにも条件異音は書き分ける必要が無い。逆に書き分けなければならないほうが欠陥。

漢字の需要当初は、「三」はsam、「山」はsanというように区別していた。
「三位」(さんみ)、「三郎」(さむろう→さぶろう)、「陰陽師」(おんみょうじ)など、
一部の語に化石的に-mの痕跡が残っている。

漢字音が日本語化するにつれこの区別は失われ、一つの「ン」になり、-mと-nは/N/の条件異音になった。

例えば英語でも、timeとstartのt、rightとtryのr、lightとcallのlは音が違うけど、
条件異音なので英語話者には意識されないし、書き分ける必要性もない。
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569 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:46:34.39 ID:3UdxqNM30
>>548
書けない。漢字語しか漢字で書けない。
日本語には訓読みがあるので、日本固有語(和語)も漢字で書くことがあるが、
朝鮮語には訓読みがないので、朝鮮固有語は漢字で書けない。

仮に朝鮮語でも訓読みを採用したとしても、朝鮮語にも日本語と同じように助詞があるし、
用言(動詞・形容詞)の活用語尾もある。これは日本語と同様に漢字で書きようがない。

朝鮮語における漢字の役割は、日本語におけるものよりさらに狭い。
日本語でいう音読みの部分しか漢字で書かない。
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582 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:54:58.81 ID:3UdxqNM30
>>572
「ゑ」は元々日本語にあった「ウェ」という音節を表すための文字だよ。
「声」(こゑ)、「末」(すゑ)、「故」(ゆゑ)、「抉る」(ゑぐる)、「餌」(ゑさ)、「酔ふ」(ゑふ)、「笑む」(ゑむ)などに現れた。

漢字音(音読み)でも、「絵」「会」「衛」などは「ゑ」、「円」「遠」「猿」などは「ゑん」、「永」「泳」「衛」などは「ゑい」だった。

元々、ア行のエ、ヤ行のイェ、ワ行のウェがあったが、10世紀頃にはア行のエがイェに変化してヤ行と合流、
13世紀にはワ行のウェもイェに変化してア行とヤ行とワ行が合流、そして18世紀にはそれらがエに変化した。
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585 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 02:59:32.60 ID:3UdxqNM30
>>580
そうだね。朝鮮語の平音が語中で有声音(濁音)になるのもまさに条件異音だ。
朝鮮語話者にとっては全く同じ音で、違う音になっているという意識はない。

朝鮮語のRが音節の頭ではR、音節の末ではLになるのも条件異音。
日本語のラ行も語頭と語中ではかなり音が違うが、これも条件異音。
いずれも母語話者には全く意識されない。

日本語の連濁のような音の交代は、母語話者にとっても別の音。
例えば「畳」と「石畳」で音が交代していることははっきり分かる。
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612 :名無しさん@涙目です。(秋田県)[]:2011/08/14(日) 03:43:59.57 ID:3UdxqNM30
上に出てた「ん」の条件異音を、//で囲んだ音素表記、[]で囲んだ音声表記でそれぞれ表すとこんな感じになる。
http://www.uproda.net/down/uproda344320.png

当然、これらは日本語話者には全く意識されないし、どの異音が現れるかは前後の音環境によって自動的に決まる。
それぞれの異音が現れる環境はそれぞれ互いに分かれている。これを相補分布という。

このような条件異音は、その言語の表記においては書き分ける必要はないし、書き分けるべきではない。
他の言語の話者が学習する際に初めて問題となる。


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