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59 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 10:59:36.96 ID:+4qCfyMkO - >>44
どういう工程のものか分からないが、当時の金属精製の状態や、 合金であれば成分比率などは分かるのではない? >>42-43 重戦闘機で一番のネックは「速度」らしいので 試作中の隼は速度が並みで旋回も97戦に勝るとは言えないから中途半端だったんだろう。 三型はゼロ戦の栄には付かなかった水メタ噴射中の混合気吸入量アップによる馬力増加や 機首銃が強化されたためか「重戦っぽくなった」と言ってるパイロットも居たり。
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60 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 11:07:19.82 ID:+4qCfyMkO - >>49
二単は詳しくないが上昇性能が隼より相当劣る。 1対1なら急降下で相手を追いかける能力も有効だけど 編隊同士で戦うなら、隼で上昇や旋回をした方が勝ち易い。 鍾馗はドイツ人やアメリカの機種判別で良い評価をされているけど それぞれ、「修正舵(トリム)を調整しなくても射撃の座りが良い」「疾風の誤認が相当数あった」 程度のものだろう。 疾風は重戦闘機だけど、本土での空戦はそれこそノモンハン並みの乱戦らしいので 多量の敵に取り付かれても旋回で回避できる五式戦(軽戦)が好まれたみたいな感じじゃないかな。
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61 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 11:23:50.39 ID:+4qCfyMkO - >>58
昭和19年以降は海軍の搭乗員育成枠広げてから3年経過してるので (↑全てが戦闘機乗りになるわけではないが) 育ってきていた人もかなり居たんじゃないかな。 訓練学校・内地訓練で2年未満、前線での訓練や編隊の端っこで1年が育成時間らしい。 トーシロとベテランの違いは燃料・吸気比率の管理、修正舵の管理(射撃に便利)、旋回Gの掛け方、 昇降舵など逆効きしたときの対処(急降下の途中で上げ舵にするなど)色々あるんだろうが 曲技飛行の操作などは学校で習得させて貰えるらしい。
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65 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 12:08:39.41 ID:+4qCfyMkO - 米軍は投入機を増やし上昇旋回を封じてからは
零戦(絶望)→カスが効かねえんだよ(無敵)くらいになったけど 隼には最後まで注意を払っていたらしい。 >>63 確かに特攻には20歳未満のパイロットすら居けど 零戦特攻に限れば天候不安定な沖縄の海で積乱雲かいくぐりながら 敵艦まで到達したのは凄い航法能力だよ。(高度を取るとレーダーに掛かるため) 特攻は悲しいが彼らの技量が低かったわけでは決してない。
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69 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 12:32:55.69 ID:+4qCfyMkO - P-51B・P-51CとP-51Dはそれ程変わらないけど(機体の座りはむしろB、Cが良い)
P47は何を弄ったのかN型で異様なほど緊急出力を上げている… 登場時のD型はレスポンスが悪いのか結構苦戦している。 両機とも燃料混合気を冷やすクーラーがあったから馬力そのものはとても高いのだが。
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76 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 12:43:02.77 ID:+4qCfyMkO - >>70
読んでないけど梅本弘さんのやつ? >>71 川西の強風にデータ使われてるの? 機体そのものは火星14型の直径がでかいから図面引き直しただろうな 翼型も強風は層流翼
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89 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 13:17:24.54 ID:+4qCfyMkO - >>73
当初のイギリス向けのヤツが機首下に2つ機銃で爆撃用装備も積んでるけど 海面540km/時、高度700mくらいで486km/時を出したそうだからな A型はエンジンこそアリソンのままだが機体を軽くしプロペラも変えて性能が伸びていたと思われる。 速度は上昇エネルギーに転換できたり、重要な要素には違いないが 飛行機は直線勝負ではないので速度が乗り切る前に減速するから 自機を有効な姿勢にキープして動けるかがもっと物を言う。 そういうのは練度次第かもしれないが。
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95 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 13:32:29.77 ID:+4qCfyMkO - >>77
水上戦闘機は男のロマンよ 基地の整備が終わっていないとき、コイツが水際から防空するのさ 強風や偵察機の紫運はカウリングを絞って二重反転プロペラ用を付ける新型機って感じがして良いね。 強風は二重ペラ廃止したけど鼻が長くなってスマートに見える。
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98 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 13:44:31.36 ID:+4qCfyMkO - >>94
紫電改だろうね。誉2某が安定していれば最強だろったろう。 「悲劇の発動機誉」が絶版で読めないんだけど ・キャブレターによる均等配分の限界で運転制限 ・吸気排気管の製造ミス(鋳造型の寸法が違った) ・オイル量(ポンプ)の調整 ・クランクシャフトや動力部の軸受けの脆さ この辺りで思うようにパワーが出せなかった。 末期には改善されたようなので紫電改はマシだったかもしれない。 キャブレターに代わる低圧燃料噴射がどうなったのか、あやふやだ。 構造はレガシィの燃料噴射に受け継がれたらしい。
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103 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 13:55:47.07 ID:+4qCfyMkO - >>96
強風の初飛行は結構早かったんだよ。 日米開戦後、半年以内。成績が悪くなければ不合格にはしないから 改良中に戦況変わって結果的にリソース割かれたんだろう。 改良に時間かかるのはエンジンのせいだけではないけど 火星はクランクシャフトの振動があるらしく 強風はまだしも過給量上げた雷電で大問題になるほど凶暴なエンジンだった。 その成果か火星をリメイクしたA18(ハ104、ハ42)は大人しくなっている
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108 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 14:11:57.39 ID:+4qCfyMkO - >>106
胴体は改設計しても元が火星14用の強風だから限界なんだろうね。 紫電なんか醜ささえ感じる。 その代わりにに強風の層流翼を受け継いだし エンジンもより強力な2200馬力、三菱A20(MK9、ハ43)に換装できたかもしれない。 実際は縦通材(エンジン荷取り付け位置)の間に 発電機など「出っ張り」を押し込むのが大変らしいが
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111 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 14:24:11.69 ID:+4qCfyMkO - だが現実は甘くなかった…
土井武夫の陰謀により作られた三式戦闘機が配備されてしまうのだ………!
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124 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 15:51:05.47 ID:+4qCfyMkO - >>112
P40もハワイやフィリピンのクラーク基地にいたのはP-40B型だが、 他に改良されたP-40E型も開戦時に72機いる。 E型のエンジン、アリソンV1710-39は3600mで1150馬力は出せるようになり 胴体を短縮、スピナ延長(空力向上?)、何を弄ったかはっきりしないが 軽量化した分、防弾能力を上げて無線機も強化。 (隼より500kgは重いが) 容積排気量だけならP51B〜Dの約27リットルより、1リットル多い(約28リットル)ので 低空でのパワーはそこそこある。 ただし上昇力は4600mまで7.6分もかかるので追いかけっこは辛い。
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133 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 16:13:46.27 ID:+4qCfyMkO - >>112
ビルマの部隊に限ればクレア・シェンノート将軍の「フライングタイガース」で元志願・義勇軍。 日米開戦後、23FG部隊となり、日本機がボロ負けした1942年7月までに4個飛行隊がいた。 (日本は戦闘機24機、爆撃機12機の被害)。この部隊は1944年P-51に機種転換。 南太平洋でもニューギニア方面の49FGが1944年5月以降全機P-38。 オーストラリア方面でP-40で零戦20機落とした(1943年6月12日の空戦P-40損失1機) 18FGもP-38に機種転換している(同空戦でF4Fも零戦と99艦爆を計30撃墜、損失4機)。 強い奴らは何に乗ってても強いのだろう。
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150 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 16:43:23.49 ID:+4qCfyMkO - >>134
四式重爆に積んだA18(ハ42、ハ104)は大排気量、水噴射なしで結構無難だよ。 ただA18を直径が近そうな雷電に積んでもエンジン重量そのものが重いため 性能向上しないと試算された。A18のル3排気タービン型は実験中修正。 誉も動力軸が弱いのは弱点だが、燃料混合気の配分さえ上手く行けば 悪いエンジンでは無かったと思う。 それには三菱の燃料噴射か中島の低圧燃料噴射 (別室に噴射してシリンダへ供給)が必要だったのだが。 イギリスのマーリンやアメリカのアリソンV1710もだけど とにかく二段過給器で高高度性能を出そうとしているから 日本側で高空用に作ったのが誉やハ43だったんだろう。
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166 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 18:37:21.54 ID:+4qCfyMkO - >>162
ソレたまに言われるが、仕入れ能力も生産拠点も自前で管理している会社に いきなり「共用部品にしろ」というのは無理じゃないか? 軍が国中にある小さな工場まで一点、一点まわって、統一用の生産機器を配るよう事態になりかねない。 膨大な仕事を一カ所で管理することが、セクションごとに自己管理させることより優れてるとは言えない。
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169 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 19:01:40.70 ID:+4qCfyMkO - >>120
ちょっと辛い戦闘機になるんじゃないかな。 金星62は直径は差4cmと、まあ紫電改なら許容レベルかもしれないが (金星1218mm、誉1180mm) 金星62は全開で1250馬力(6000m)、 誉2〜型は運転制限時、つまり誉11型と同程度の 過給能力でもそのくらいの馬力を出すから 重量の軽さ200kgを差し引いてもパワーの無い飛行機になってしまう。 また金星62自身も水噴射の調整が悪いと85オクタン燃料運転時並みに性能低下している…。
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175 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 19:56:18.68 ID:+4qCfyMkO - 今でも強度や精度に関係ない場所は当て付けさえ良ければ変えたりするけどね。
三菱は昭和12年、まだ大量までいかない時期に製造現場の意見を 設計部に通す「生産技術部門」を開設したし、平屋、コンクリ床で作業車が通行可能 配管や配電は全て天井に設置した現代と大差ない工場を作ったりしてる。 昭和17年はタクトシステムも導入され初め、18年にはエンジンもベルトコンベアで生産されるようになった。
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185 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 20:22:52.03 ID:+4qCfyMkO - >>170
実は戦前の日本は水冷エンジンばかり作ってたのよ。 三菱はイスパノ200馬力(シリンダ内径120mm・ストローク130)、 イスパノ400馬力(140mm・150mm)、イスパノ650馬力(150mm・170mm)、ユンカースL88-700馬力。 また動力直結にせず減速歯車を試作している。 空冷に移行したものの、シリンダ径・行程は金星、火星へと受け継がれ(形状は変えたかも) ベアリング形状、素材、負荷などはこのときの経験が基礎になっている。 海外には優れた液冷が登場したので、戦争開始時は液冷が多い ・イスパノ12Y(ソビエトがライセンス、改良型がYak機に積まれる) ・アリソンV1710 ロールスロイス マーリン1〜3 ・ダイムラーベンツDB601 がV型12気筒を拡大すると全長が長くなり、ただでさえ重いクランクシャフトも長くなるため 海外でも2000馬力以上のエンジンは空冷発動機が活躍している。
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193 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 20:51:32.25 ID:+4qCfyMkO - >>188
その頃はコピーすら覚つかず信頼性どうこう言う時代じゃない イスパノ200馬力で減速歯車損傷、 イスパノ300馬力・650馬力で異常燃焼(デトネーション) LB88で過給機による異常 こういうことは中島・誉にすら起きているが 経験していれば原因を突き止め改良することもできる。 減速歯車は遊星状にし、デトネーションは吸入量の制御(燃焼噴射にした) 過給機はブーストの許容値を探り、より高くする場合は水メタ噴射か中間冷却機を置く。 装置や機構は真似することもできるが、技術自体は動かしたノウハウがないと伸びることはない
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199 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 21:02:33.62 ID:+4qCfyMkO - >>196
水メタ積んだ機の他は実測しても余り落ちてないけどな。 少なくとも機体側はキレイ。 米軍の計測値だってベストコンディションの機で計っているし テストパイロットが上手い操縦で出した値だから、必ずスペック通り動くとは限らない
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217 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 21:51:42.41 ID:+4qCfyMkO - >>203
渡辺洋二 空の技術(光人社NF文庫)にエピソードあるよ 改造したのは横浜高等工業学校 建築科卒 高仲あきら(漢字が出ない)さん 昭和16年、立川飛行機に就職後、海軍入隊。17年に予備機関少尉、彗星を整備。 立川に戻ってキ106(木製疾風)の機首装備に関わる。 19年10月、隼3型のホ五(20ミリ銃)への改修設計に。 エンジン荷127mm延長、カバー再設計(銃口溝を零戦のように窪ませる) キ43 3型乙として完成した機が航空審査部に渡される。テストでは なんと「突っ込み(急降下のくせ)」が良くなったらしい。 重量は増したが速度の低下はほぼなし、機銃の性質も問題なし。 量産は見送られたが試作機は明野に置かれ、空襲時に出撃。B29に白煙を吐かせる戦果を出した。
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223 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 22:17:40.73 ID:+4qCfyMkO - >>214
いやはや11、21、32、22の各タイプに防弾が無いのだから 燃料タンク撃たれただけで死ぬしかないな。 エンジン消火装置(炭酸ガス噴射)はあったから火災は考慮したみたいだが。 52型は翼タンク(210リットル)と外翼タンクにも自動消火装置がつく。 52乙で積層防弾ガラス。52丙で背面防弾鋼板追加。取り外しも可能。 防弾タンクはようやく53型で防漏タンクがつく。 タンク内に焼きゴムを生ゴムで挟み、穴が開くと生ゴムが溶けて穴を塞ぐ。 62型と試作機2の54型は再び防弾タンクなし。 ただし海軍機のたむか翼の一部を密閉し、胴体後部にゴム布袋があり 着水してもある程度浮力ができるようにしてある。 あとは火力ばっか増やしてる
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228 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 22:24:07.09 ID:+4qCfyMkO - >>225
でも日本戦闘機が米軍機を制圧できた上昇性能がない… 日本機は縦の運動はかなり得意なんだよ
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236 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 22:50:13.41 ID:+4qCfyMkO - >>230
日本も「正規」では落下タンクや爆弾、ロケットやガンポッドは無しで計るので 米国とそれほど差はない。烈風の機体内は840リットル入るが 正規は685リットルで計測したと思われる。弾丸やオイルタンク、水メタ用タンクは満タンにするけど。
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240 :名無しさん@涙目です。(九州)[]:2011/04/09(土) 23:13:33.87 ID:+4qCfyMkO - 空戦時間、15分間をいかに生き抜くか
爆撃機を墜とせなくても爆弾捨てさせれば、その場は一応勝ちだな
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