- NHK連続テレビ小説あまちゃん(‘jjjjjj’)/Part619
194 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/10/09(月) 14:39:12.79 ID:vj/5z6B5 - 第10週「おら、スカウトされる!?」(第55〜60話)
春子とアキが北三陸に来て1年。 春子もすっかり町に溶け込み、一時の居心地の悪さは氷塊。 アキも海女カフェを発案して、夏の海開きと同時オープンという偉業を成し遂げる。 しかしユイはそんな田舎に相変わらず嫌気がさして、東京行きの強行突破を試みる。 アキとユイ。二人の少女の運命をかけた熱い闘いが始まろうとしていた。 56、57話 アキとユイは高校3年生に進級。 潮騒のメモリーズは一旦コンビを解消。アキは海女カフェを開店。 いっちょ前に後輩指導するまでに成長していたw ユイは「北鉄のユイちゃん」としてグルメレポーターなど単独でタレント活動を継続していた。 58話では海女カフェの開店取材にユイちゃんが来るという、騒動前のほんのつかの間の幸せな時間が見れる。 58,59話 遂に謎の人物、水タクの正体が明らかになる。 東京の芸能プロダクションのスカウトとして、アキとユイを偵察に来ていたのだ。 一番傷付いたのはダシに使われたベンさんで。 水タクをぶん殴るという、作風を無視した珍しいバイオレンスシーンがある。 さすがにこんなバイオレンスな場面はもう無いだろう、と油断していると後で大変なことになるぞw 59,60話 遂に登場、荒巻太一(通称太巻) ビデオ出演のみだが波乱を予感させる演出だ。 残念なのは雑誌の太巻を見た春子の反応。 初試聴者にはまだ太巻・春子の因縁を隠しておきたかったのだろうが。 少し匂わせる演出のほうが自然だったような気がする。 この週の最大のトピックは、ユイの行動で足立家の崩壊が始まってしまうことだ。 おとなしい優等生を演じてきたユイだったが。 不満の原因の一つが母親のよしえさんの今の姿に失望していた、とつい口走ってしまう。 ヒロシ君もお父さんも、さすがにこれには怒りが爆発。 後に批判が集中してしまうよしえさんだったが。 居場所を失ってしまい、生活が荒んでいくユイは自業自得ではないのか? 再試聴も5週目になると、この場面の感想が段々変化してくるのは不思議な気分だ。
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201 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/10/09(月) 18:41:35.18 ID:vj/5z6B5 - 第11週「おら、アイドルになりてぇ!」(第61〜66話)
水タクとユイはある夜、東京行きを強行するが。 北三陸の人たちの必死な探索に阻まれてあえなく失敗。 もう行き場を失った水タクはスカウト活動を断念。静かにこの地を去る。 しかし夢を断ち切られた肝心のユイは 「ここの人たちは好きだけど、(町興しの)犠牲になるのはイヤ!」と、ホンネを吐露。 北鉄も観光協会も、海女クラブのメンバーも。 行きすぎた郷土愛から町ぐるみで、ひとりの少女の夢を奪ってしまったことに気付きはじめる。 第64話 落ち込むユイを気遣かってアキが海女カフェでイベント開催を思いつく。 潮騒のメモリーズの予定外の復活劇にファンが殺到。 お座敷列車以上の晴れ舞台になり、視聴者的にもボーナス感の強いステージとなった。 しかし「ユイにが元気になれば」と密かに進めた企画だったため、春子には無断開催になってしまった。 怒り心頭の春子はステージでも家でもアキを激しく責めて、ついには手をあげてしまう。 しかしアキは北三陸に来て。ウニの実演、お座敷列車、そして海女ソニで。 帰るときのお客さんが元気になる姿を実感して、遂に「アイドルになりたい」と宣言する。 アキとユイ。こうして二人は動機は違うものの。 アイドルを志す決心がついたのだ。 62話 牛タンガールズ時代の小野寺ちゃんが観られる貴重な回。 初放映時はただのエキストラ扱いだったが、後に東京編でしのぎを削る仲間になろうとは。 この時は誰も予想していなかっただろう。再視聴時の楽しみのひとつだ。 63話 アキの春子のモノマネが、非常に悪意に満ちていて笑える。 その後ステージの巨大モニターに春子のどアップで本家の脅しが映し出されて爆笑するぞw アキの活動に猛反対する春子の姿は、本放送当時はイライラしたものだ。 落ち込むユイにアキは 「みんなを元気にさせるのがアイドルの仕事なら、今のユイちゃんは職場放棄だ」とゲキを飛ばす。 同時にそれは作品全体で、後半戦へのカツ入れにも思える。 そして海女ソニの映像が水タクと太巻にも知れる事になり、物語は急展開を迎える。
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208 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/10/09(月) 23:42:15.97 ID:vj/5z6B5 - 第12週「おら、東京さ行くだ!」(第67〜72話)
個人的に一番好きな週。 家出が未遂に終わり、町や観光協会、北鉄を巻き込んでの大騒動に、アキもユイも大人たちから 激しい尋問を受ける。 しかし一連のやり取りを冷静に振り返ると、25年前の春子の家出事件に行き着く。 アキとユイに依存した今の町の姿は、本当に正しい事なのか? 北三陸の町の人々が、ついに二人の少女の夢のために大きな決断を下す。 68、69話 夏さんは海女クラブの会長として、また町の発展のためにもアキを強く引き留める。 しかしアキは大好きなおじいちゃんの気持ちと同じになり。 「この北三陸の町が一番いい」ということをわかってもらうため、東京行きを決意したと話す。 苦渋の決断だったが、海女クラブは全員一致でアキの応援につく。 「行かせてやれ」と最初に言い出したメガネ会計ババアことかつ江さんが、一番カッケーぞ。 70話 全編通してこの回が一番好きですね。 東京行きをどうしても譲らないアキに、春子は寝床につく夏さんに相談する。 いつもは寝たフリする夏さんが、今回ばかりは過去の清算を決意。 25年前。春子が東京行きを懇願してきた時の事だ。 「大事な娘を大人たちの犠牲にしたくねえ、と市長さんに言うべきだった。許してけろ・・・」 母と娘の長い確執が解けた感動の場面だ。 そしてハイライトは72話。 みんなでアキを見送って「私の時は誰も見送りに来なかった」と春子は寂しく笑ってたいたが、 ベンさんが長年隠していた秘密を暴露。 実はあの時、夏さんは浜で大漁旗を振って春子を見送っていたと言う。 そしてアキの乗る汽車にも声をからして声援を送っていた。 春子が完全に子離れして、また母の元に帰る人生の大きな節目となる。
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209 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/10/09(月) 23:55:08.90 ID:vj/5z6B5 - 実はこの72話の大漁旗のエピソードには、もうひとつ意味があって。
言うまでもなく第2週 12話のラストにも関わってくる。 思い出して欲しい。 春子とアキが東京へ帰る際も、夏さんは見送りに来なかったではないか。 「ワカメ採ってた」という夏さんの言葉は、真実ではなかったのだろう。 本放送のときはこのトリックのおかげで夏さんはここまで約3ヶ月も、ただの頑固なババアで 通さざるを得なかったわけだ。 っていうか、この伏線回収は5周もかかったなあw ま、こういうのがあるからこの作品が長く愛されているのかもしれないしね。 他にもあるかもしれないから、ゆっくり観てみるとしましょう。
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