- Mother 母性は人を狂わす 芦田愛菜 松雪泰子
684 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/23(金) 17:17:33.43 ID:Eh238j3+ - 望月さん?うっかりさんのことだっけ?
奈緒が殺したというほのめかしはあったが、証拠は出てないのでなんとも言えませんな。 しかし、本当に奈緒の罪をひっかぶって持っていったなら、奈緒の一人勝ち。 実母、継母、玲奈全員の愛情を独り占め。 自分は実母との和解を果たしたくせに、玲奈と仁美の関係については たった一回の決裂で仁美の存在は完全無視。関係修復の可能性を探ろうともしない。 その上実母が殺人の罪までかぶって逝ってしまったてんだから 誘拐犯丸儲けというドラマに成り下がった。 最後の手紙の中で実母との和解を果たした奈緒が、玲奈と仁美の関係について少しでも気に掛けているような部分があって 最後の蛇足のシーンさえなければ、俺はこれを大傑作に位置づけたと思うが残念だね。 演出と演技は突出しているが、物語の結末の処理が雑で最低だ。
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- Mother 母性は人を狂わす 芦田愛菜 松雪泰子
685 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/23(金) 17:21:44.91 ID:Eh238j3+ - 俺の見る限りでは、時間をかけて慎重にやれば仁美の更正、玲奈との和解の可能性はあるように思える。そういう描写になっている。
てゆうか、可能性ゼロであっても奈緒はふたりの和解に尽力する義務があると思うけどね。 仮に奈緒が誘拐ではなく警察に届けるという行動を取っていたなら、仁美の更正や和解の可能性はもっとあったかもしれない。 その可能性を完全につぶしてしまったのは奈緒なのだから。(ドラマ上では、最後は仁美の存在は完全に無視され、そうなってしまっている) さらに玲奈自身の口から「もうママじゃない」とう実母への判決を下させるという残酷なことをさせてしまったことの、玲奈への罪を償うという意味でも。 あの、圧倒的に仁美に不利な状況でのたった一回の対決と決裂で、 言ってみれば洗脳状態の玲奈の「もうママじゃない」や、錯乱した仁美の「もういらない」発言を真に受けて、仁美問題を終わらせてしまうのはあまりに卑怯。 「もうママじゃない」と言ったあとの玲奈の慟哭を聞けば、その言葉を真に受けてはいけないことはすぐにわかる。 責任能力のない子供に「自分が自分の意志と言葉で母親を切り捨ててしまった」という責任を負わせてしまったことの罪深さもわからないのだろうか? 虐待されたこと、誘拐されてその犯人をお母さんと呼ばされたこと。これらは玲奈には責任はない。 しかし、玲奈自身が仁美に直接「もうママじゃない」と言ってしまったことや、その発言の結果は、 実際は奈緒の洗脳によって「言わされた」ことであっても、玲奈は自分の責任として負うことになり、いずれ重くのしかかってくることもあるだろう。 こういうったことを、少しでもおもんばかることができるなら、仁美と玲奈の和解をどんなに可能性が低くとも奈緒は無視してはならないし、無視できないはずだ。 そこの描写のない奈緒(もしくはこのドラマ)は、やはりどこかおかしい。狂っている。
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686 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/09/23(金) 17:22:17.75 ID:Eh238j3+ - サブタイトル通り、これは「狂った愛の物語」であり、そのいびつさを認めた上で、いびつな愛がいびつな結果をもたらす物語になっていれば
その愛のいびつさ危うさゆえに、そしてそんないびつな愛でしか玲奈を救えなかったがゆえに、より悲しくも美しい物語になり得たと思う。 だが、実際はいびつさを正当化し押し隠して、見せかけの美しさだけの単純な大衆迎合的ハッピーエンドのつまらない物語に堕してしまった。 この話を曲がりなりにもハッピーエンドに持っていくなら、さらにもっと高いハードルをいくつも乗り越えさせる力業が必要だが、 それをやらずに安直なハッピーエンドの蛇足をくっつけて終わらせたのは、制作陣の力量もしくは誠実さの欠如だ。 俺は最終回を見るまではこのドラマを最高評価していたんだよ。それが最後の最後で評価がひっくりかえってしまった。本当に残念でならない。
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