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名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)
名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)
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227 :名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)[sage]:2023/02/23(木) 06:22:04.03 ID:UPXSmiDF0
俺の名は神宮寺四郎。私立探偵だ。

とある依頼である男を張っていた。
埼玉県志木市にある男の自宅
俺はある男──高瀬一郎に1日張り付いている。

今日の高瀬は朝から会社に出社し、定時であがり、自宅に戻ってきている。
特に動きも無さそうだが、俺は高瀬の家に目が届く場所に車を停め、車の中から張っていた。

夜の9時になろうか、という頃、動きが有った。
高瀬一郎が車で自宅を出て行ったのだ。

俺も車を走らせて高瀬の車を追った。

車は都内の西の方角へ向かう。
「何かありそうだな…」俺の直感がそう言った。
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228 :名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)[sage]:2023/02/23(木) 06:33:47.48 ID:UPXSmiDF0
高瀬の車は東久留米市のロードサイトのファミレスの駐車場へ入っていった。

「夕飯かな…」
最近はファミレスも美味しくなったが──
しかし間違いなく遠くからわざわざ食べに来るような店では無い。

「待ち合わせか?それとも呼び出された?」
俺もファミレスの駐車場に車を入れ、高瀬を追って入店した。

入店し、すぐボックス席にいる高瀬を見つけた。
見知らぬ男と向かい合って座っている。

2人の会話を盗み聞きするには高瀬たちの席の後ろの席が好都合だったが、そこは他の客が使用していた。

俺は通路を挟んで隣りのボックス席に座り、飲物を注文し、高瀬たちの席に注意を向けた。

髙瀨が何やら包み紙に包まれた何かを相手に渡すのが目に入った。
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229 :名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)[sage]:2023/02/23(木) 06:41:39.92 ID:UPXSmiDF0
怪しまれないよう気を配りながら俺は高瀬たちを注視した。

包み紙の中身は───札束!?

高瀬は包み紙を男に渡すと、そのままそそくさと店を出て行った。

俺は──
男が一体何者なのかも気になったが、仕事的には高瀬の動向の方が重要だ。

俺も高瀬を追って店を出ようと思った、その時

「まぁ、ちょっと待ちなさいよ」

残された男が俺に声をかけてきた。
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230 :名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)[sage]:2023/02/23(木) 06:52:10.49 ID:UPXSmiDF0
「アンタ、探偵か何かだろ?」
見抜かれている──

「あ、あ、あんたこそ何なんだ?」
俺は動揺を隠して男に尋ねた。

「俺か?そうさな、俺は『悪人』ってやつさ」

『悪人』と名乗る、その男は自分は腕利きの大犯罪人だと言う。
ありとあらゆる犯罪を犯してきて、しかも1度も捕まった事がない、と。

「そんな俺でも、唯一やった事がない犯罪があるんだけど、それは何だか分かるかい?探偵さんよぉ」

男は挑戦的に俺に問いかけた。

さて彼が唯一やった事がない犯罪とは、それは何だろうか?
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236 :名無しのオプ (ワッチョイ 755f-eti1)[]:2023/02/23(木) 12:42:17.98 ID:UPXSmiDF0
【神宮寺四郎からのヒント】

「目に入ったんだが、高瀬一郎から金を受け取っているよな?あれはどういった金なんだ?」
「さあね、俺に守秘義務なんて物は無いけど、言いたか無いね、アンタも俺に強制的に聞き出す権利も無いだろう?」
「どうせ何かの悪事の金なんだろう?『大犯罪人』さんよ」

「ああ、さっきも言ったが、思いつく限りの全ての犯罪はやったな、ただの1つを除いてな」
「どうせならそのやってない犯罪を今からやってみせたらどうだい?」
「ククク、探偵の旦那ァ、それは、今からやれと言われたって絶対できないのさ」


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