- 【罪人と】貴志祐介 その45【染着(予)】
665 :名無しのオプ[]:2020/09/19(土) 19:10:01.03 ID:8R3sry0q - ――そうした本は、どうやって見つけていたのでしょうか。
貴志 : 書店ですね。町に書店がたくさんあって、毎日どこかしらに通っていました。当時は町の書店にも古典があったんですね。お店の人も、子供が古典を立ち読みしていても、文句を言わなかった。非常に寛容な目で見てくれていました。ですから、中学生の頃、一時期立ち読みがクセになって、駅前の本屋さんに毎日通い、分厚い本が三巻ある『聊斎志異』を、しおりをはさみながら全部読みました(笑)。でも1回も文句を言われませんでした。途中で他の本も買いましたし、全巻読み終わった後で、ちゃんと買いましたから。
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