- 高村薫その11
417 :名無しのオプ[sage]:2011/12/10(土) 12:54:24.07 ID:REQZGRX8 - 高村薫の小説を発行順に読んでいる。
今「わが手に拳銃を 」を読み終えたところ。 これ以前の作品でも思ったのだけれど、 どうもこの作家、男同士の友情というものが同性愛っぽくて、普通じゃないよね。 女性が描く男たちの話ってこういうムードになることがたまにあるような気がするんだけど、 男たちってこんなに互いを必要としたり、運命的に出会ったり、 恋い焦がれるような気持ちを抱き合ったりはしないのではなかろうか? 少なくとも俺はしないのですが。 この「わが手に拳銃を」では、お互いに惹かれ合うことになる男二人の出会いのシーンは、 なんかしらんけど男の一人が踊りを踊ったりして、 それを主人公の側は眼の中から強烈な光が飛んできた、というように感じ、 胸騒ぎを感じたりするんだけど、これはやはり同性愛じゃないの? ……同性愛だよね、これ? ということはもしかしたら、これ以前の作品も男同士の友情でなく同性愛だったのだろうか? まあ、同性愛なら同性愛でそれでいいんだけど。
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