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初代スレの>>3
1957〜1987年あたりの本格ミステリ作家達 4

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1957〜1987年あたりの本格ミステリ作家達 4
149 :初代スレの>>3[sage]:2011/09/06(火) 12:25:56.76 ID:+rlOmtW3
司城志朗「?(はてな)の家族殺人事件」(講談社Jノベルス)★★☆
1987年の長編。
女子大生の小林尚子は、年の離れた弟の幼稚園の友人で大富豪の息子・志麻津雅樹の屋敷に招かれる。
祖父と父母、執事ほかの使用人たちとの晩さん会。だが全員の様子がどことなくおかしい。泊った晩
に廊下に倒れていた家政婦は、翌朝、何ともなく元気だったかと思えば、男の死体は消えてしまうし、
もう一人の家政婦は遠く離れた場所で殺されてしまう。更に町のあちこちで、家族や使用人にソック
リの人間を見かける尚子。一体、この大富豪一族は何者なのか・・・。
メインのアイディアはなかなかトリッキーで面白く、ちょっと似た趣向は、麻耶雄嵩の某作品にも見
られるものですが、これが中盤で明かされてしまい、以降、真犯人捜しに移行してしまうのが残念。
真犯人の意外性だけではなく、このアイディアもひっくるめて、伏線を凝らして、結末まで引っ張っ
てほしかったですね。
なお「スラプスティックス・ミステリ」と銘打っていますが、さほどのドタバタではないのは良いもの
の、いかにも1980年代風といった風俗描写が今となってはイタいw
1957〜1987年あたりの本格ミステリ作家達 4
150 :初代スレの>>3[sage]:2011/09/06(火) 12:27:28.18 ID:+rlOmtW3
佐々木淳「消えた共犯者」(祥伝社ノンポシェット)☆
現役の大阪市役所幹部だった作者による1987年のデビュー作。
若手サラリーマンの里見真右エ門は、オーナー会長の孫娘・松平彬が社長を務める子会社に出向した
とたん、彬が一目ぼれし、婚約することに。そんな折、彬の自動車が盗まれ、高速道路で逆走して正
面衝突する事故が発生、だが衝突したもう一方の車もまた盗難車で、両方の運転者が行方をくらまし
てしまった。更に同様の事件が相次ぐ。盗難車を使って正面衝突を繰り返すのは何故なのか。二人は
事件を追及するのだが・・・。
・・・何と言うか、良い所が一つもない、ダメダメのお話。構成もダメなら文章もダメ、登場人物、特に
ヒロインの彬のキャラがもう何というか・・・、こんなバカ丸出しの気色悪い女を描いて、作者は「可愛い
女」だとでも思っているのでしょうか。事件の真相も採るところ皆無。ユーモア・ミステリとのこと
だが、殆ど笑えないアナクロぶり。
作者はミステリファンだというが、一体どんなミステリを読んできたのだろうか?どう考えても、志茂
田景樹ファンとしか思えないレベルの低さ。大阪市役所の現役幹部だった頃に発表しているけど、世間
体というものを考えなかったのだろうか?駄作中の駄作。


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