- 1957〜1987年あたりの本格ミステリ作家達 4
150 :初代スレの>>3[sage]:2011/09/06(火) 12:27:28.18 ID:+rlOmtW3 - 佐々木淳「消えた共犯者」(祥伝社ノンポシェット)☆
現役の大阪市役所幹部だった作者による1987年のデビュー作。 若手サラリーマンの里見真右エ門は、オーナー会長の孫娘・松平彬が社長を務める子会社に出向した とたん、彬が一目ぼれし、婚約することに。そんな折、彬の自動車が盗まれ、高速道路で逆走して正 面衝突する事故が発生、だが衝突したもう一方の車もまた盗難車で、両方の運転者が行方をくらまし てしまった。更に同様の事件が相次ぐ。盗難車を使って正面衝突を繰り返すのは何故なのか。二人は 事件を追及するのだが・・・。 ・・・何と言うか、良い所が一つもない、ダメダメのお話。構成もダメなら文章もダメ、登場人物、特に ヒロインの彬のキャラがもう何というか・・・、こんなバカ丸出しの気色悪い女を描いて、作者は「可愛い 女」だとでも思っているのでしょうか。事件の真相も採るところ皆無。ユーモア・ミステリとのこと だが、殆ど笑えないアナクロぶり。 作者はミステリファンだというが、一体どんなミステリを読んできたのだろうか?どう考えても、志茂 田景樹ファンとしか思えないレベルの低さ。大阪市役所の現役幹部だった頃に発表しているけど、世間 体というものを考えなかったのだろうか?駄作中の駄作。
|