- 『読みました』報告・海外編Part.6
325 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/07/03(日) 22:40:44.88 ID:TMAsPEA9 - ジャン・コクトー「恐るべき子供たち」を読む。
青春の書のひとつだが、今回は新訳を手にしてみた。 ピカレスクをミステリの範疇と把握すれば、ぎりぎり入るかなと言うた感が ある作。 いかにも詩人にして映画製作者でもあった作者らしい 詩的・映像的(シナリオのテーストあり)雰囲気が良く表現された良訳で あった。 「だが、その女もしだいに小さくなり、遠ざかり、そして消えた」 「木枯し紋次郎」等の笹沢股旅作品を想起させるこの幕切れが特に良し。
|
- アガサ・クリスティ 21
410 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/07/03(日) 22:43:17.09 ID:TMAsPEA9 - アガサ作品は会話文が多いせいもあってか、
活字ポイントが小さい新潮文庫世代のナイル読者としては、 さほどのボリューム感は無かったな。 まあ、中身が中身ゆえ、パンチ力を欠いていたせいもあろう。 >>409 ミステリとして見ればトリック使い廻し。まあ、それでも読ませる凄さではあるんだが。
|
- 江戸川乱歩
438 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/07/03(日) 22:48:09.20 ID:TMAsPEA9 - 最近、なぜかジュブナイル方向の話題へと流れがちな大乱歩スレ、
いい加減、「智恵の一太郎」でも読んでろや(w という気にもなって来た。 だが、時代が時代とはいえ、何であんな学研の学習雑誌付録読物みたいなのを・・・ という感はあり。 悲しや。
|