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名無しのオプ
横山秀夫 part8

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横山秀夫 part8
137 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 08:51:29.88 ID:4C9UFJpp
横山さんは松本清張賞が生んだ数少ない花形作家だが
その上の直木賞や山本周五郎賞では苦杯をなめた。
作品を量産して文や構成に荒さが目立ち、
花村萬月には「消費される作品だ」と評されもした。
横山秀夫 part8
138 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 08:56:45.73 ID:4C9UFJpp
自分を追い込むような量産と、直木賞や山本周五郎賞で受けた屈辱が体と心を蝕んだんだろう。
記者出身だからプライドも高く、
「警察小説以外は書けない」「どの作品にも色彩が乏しい」
といった批判に傷付いたことをうかがわせる文もあった。
横山秀夫 part8
140 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 16:41:47.75 ID:4C9UFJpp
清張は芥川賞作家(意外だよな)だから、
初期作品の題材や文章は高度かつソリッドで唸らされる。
横山さんは展開に強引且つ唐突な部分が目立ち(これは量産期の清張も同じ)
用字用語やてにをはにも珍妙なものがしばしばある。
直木賞や山本周五郎賞ではねられた真の理由は
こうした日本語の基礎力や物語作りの手法そのものが
「ちょっとこれじゃあなあ」と忌避されたから。
横山秀夫 part8
141 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 17:01:33.30 ID:4C9UFJpp
横山さんは「半落ち」をめぐるゴタゴタの後
かつて自分が勤務していた地方紙に直木賞との決別宣言を発表したが
山本周五郎賞に対しても決別宣言をしている。
大意は「創作者が創作者を評する賞に作品を委ねるのはもうやめにする」といった内容だった。
横山秀夫 part8
143 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 17:31:18.40 ID:4C9UFJpp
「巨漢=体の大きな男」なんだが、「大きな体」と勘違いして使ったり。
「ドアの向こうはA警部の巨漢に遮られて見えない」みたいにね。
横山秀夫 part8
145 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 17:57:22.14 ID:4C9UFJpp
第三の時効のシリーズ中の一編だったかな?
記者出身の売れっ子作家に日本語の使い方で苦言を呈するだけの
胆力や情熱がある編集者や校閲はあまりいないんじゃないかな?
横山秀夫 part8
147 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 18:13:40.46 ID:4C9UFJpp
ある漫画系の編集者が横山さんを評して
「サービス精神がすごく、これでもかとばかりにネタを盛り込んでくる」。
ところが「お文学」の世界では
「詰め込みすぎ」「行間を読ませない」
「ネタの消化ありきで描写が雑」と批判される。
腕のいい編集者ならうまくコントロールして「お文学」を書かせて
さっさと直木賞取らせたんだろうけどね。
横山秀夫 part8
149 :名無しのオプ[]:2011/06/20(月) 18:52:16.78 ID:4C9UFJpp
本人の心が折れたんだから仕方ない。
それに「受賞確実」ってのは人気=受賞と勘違いしがちな外野が言うことで
選考委員の作家たちは編集者の介在を許さず一筋縄ではいかない。
赤川次郎、西村京太郎、佐伯泰英たちのような売れっ子であっても
消耗品の量産者と見なされればデカい賞では歯牙にもかけられない。


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