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書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
再復活!横溝正史スレ!
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)コテ禁止
『読みました』報告スレッド その2

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再復活!横溝正史スレ!
518 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/04/03(日) 15:55:52.05 ID:rBAoEZ2J
数年前のMXでオンエア済みとはいえ、古谷金田一シリーズ「仮面劇場」も
5月CSでオンエア。原作は由利先生シリーズゆえか絶版。
まあ、これも楽しみではある。
ディクスン・カー(カーター・ディクスン)コテ禁止
344 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/04/03(日) 15:57:24.52 ID:rBAoEZ2J
ジョンの歴史ミステリの話題で盛り上がっていると狂喜乱舞している椰子が
いるが、現況を確認すると、書店等で入手容易なのは、
創元の「死の館の謎」、早川の「ビロードの悪魔」、
これと原書房の「ヴードゥーの悪魔」の3冊のみ。
最早、出版社はジョンの歴史ミステリを売る気はないということがわかる。
まあ、この並びでは初学者は「死の館の謎」を手にするべきであろう。
前記したとおり、現代ミステリと比較しても違和感なく楽しめる作である。
『読みました』報告スレッド その2
806 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/04/03(日) 15:58:47.13 ID:rBAoEZ2J
「大密室 幻の探偵小説コレクション」を読む。
日本では共作で知られるピエール・ボアローとトーマ・ナルスジャックの
単独執筆時代の各1作品(いずれも密室もの)を収めた書である。
いずれもコンパクトに纏まった楽しめる作であった。
翻訳者である松村喜雄氏(大乱歩の甥っ子としても有名)巻末解説でも
指摘されているところであるが、創元やHMの文庫で共作を読み耽った時期が
ある俺としては、この両者の作風の違いを知るうえでも非常に興味深いものがあった。
ピエールの「三つの消失」は、名画の消失、侵入犯の消失、そして護送車の
消失と謎の連発を名探偵(単独執筆時代のレギュラーキャラだったアンドレ・ブリュネル)が謎解きしてゆく、フランス・ミステリらしからぬ、
英国風の正調本格ミステリとでも称すべき作。
発想の盲点を突いた第一の謎解き、ジョン風のバカ風味溢れる第二の謎解きは
かなり面白く思ったが、一番大掛かりな第三の謎解きは偶然性の絡み(ラッパの音)もあって、今ひとつな感あり。
トーマの「死者は旅行中」は、船内というクローズドサークルを舞台に、
犯行現場と思われる船室からの人間消失(これが犯行トリックの肝心要ともなっておる)等の不可能犯罪が連続する作。
『読みました』報告スレッド その2
807 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/04/03(日) 16:00:32.10 ID:rBAoEZ2J
雰囲気は洒落たタイトルからもわかるとおり、主人公のジャーナリストが
謎の美女に誘われるままクルーザーに乗船する発端からして、
いかにもフランス・ミステリらしいムーディな展開である。
謎解きは豪快だが、ピエール作品と比較すると粗い感は否めないものあり。
「死者の中から」「悪魔のような女」「影の顔」「呪い」「女魔術師」というた
共作後の代表作は、作風的にはトーマ寄りという感あり、
ピエールはトリック・アイデア提供主体という説は当たりかと思う。
しかし、それなりに読ませるこれらの作(いずれも冒険小説大賞受賞作)が、オタ向きにハード−カバーで刊行されたのみであり、
本格ミステリ好きが多い本邦で手軽に読めないってのは残念なものがある。
『読みました』報告スレッド その2
808 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/04/03(日) 16:01:53.51 ID:rBAoEZ2J
佐々木信夫「道州制」を読む。
巷間話題にのぼることは少ないが、本書を読むと道州制導入無くして、
日本の悪化した財政の再建は有り得ず、ゆえに将来も無いという感を持った。
都庁勤務経験もある大学教授の手になるものだけあって、
道州制の仕組み(種々の制度が考えられるとのこと)、その必要性、税財政制度といった総論的問題に止まらず、東京や政令指定都市等の大都市の位置づけ
というた各論にもそれぞれに1章を設けて論じられており、
この制度の像がリアルに感じられ、読み応えあり。
参考までに言及された最終章(第8章)の海外の自治制度は、
ミステリ等を読むにも参考に資するものあり。
まあ、お国様々(国によって地域でも様々)というた感があり、
生活に密着した制度に無知である以上、
いかに名手の手になるものであっても、翻訳小説を100%実感するのは無理
だとわからされた。
全体を通じて、コンパクトで読み易いのがとにかく良。
ただし、著者の大学の講義の習慣と初学者向きという趣旨のせいか、
繰り返しの説明が目につくのが、ややうざい感はある。


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