- 貴志祐介2
157 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/28(金) 02:10:37 ID:lT7MwrJN - >>155
１．に関しては確かに最初の記述と発見時の描写が食い違っている。
作者の間違いではないとしたら、←重要
最初の記述での「記憶は食い違っており、
覚は私がミノシロモドキを発見した手柄を横取りしようとした」こと、
その後の「できるだけ事実を書くように努めた」ことがヒントになるだろう。
つまり、「私は自分が発見したと思っているが、覚の記憶にも配慮して
赤いサングラスをかけていたが覚が発見したという記述にした」という結果が導き出せる。
２．に関して。不浄猫に殺させている「のに」ではなく、
不浄猫に殺させている「から」愧死機構が発動しなかった。
危険人物の始末に用いられたところから察するに、
サイコ・バスターや薬剤同様、不浄猫も愧死機構が発動しない
間接的な手段と判明していたのだろう。
３．は自明。愧死機構は、攻撃する意志が発生した時点で
自分に対して苦痛と死が発生するものであるから、
相手が同種と知らずして殺す場合を除いて、攻撃する前に自分が死ぬと思われる。
加えて攻撃抑制も働くため、攻撃する意志自体が起こりにくい。
４．も自明。不確定ではあるが、愧死機構は遺伝子改変によって
どの人間に組み込まれていると言ってもよい。
だから、赤毛君が自分のことをバケネズミと思ってさえいれば、
人間に対しては愧死機構が働かず、バケネズミに対して愧死機構が働く。
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- 貴志祐介2
164 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/28(金) 16:03:54 ID:lT7MwrJN - >>160>>161
確かどこかに「ちょっとイラッときただけで隣の人の頭がはじけ飛ぶようでは
社会の秩序を保つのは困難である」のような記述があったはず。
そこから、他人に直接害を及ぼすイメージというのは
おそらく直情的かつ簡単に生み出せるものだという推測を立てることができる。
現に、赤毛君がやったことと言えば破壊的行為と武器を取り上げるくらいで、
全人学級で教えていたような身体操作や複雑な行為は行っていない。
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- 貴志祐介2
166 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/28(金) 16:37:06 ID:lT7MwrJN - >>165
実際、人間による教育をされていない子供ができたんだから、
読者としては「容易なことなんだろう」と納得するしかない。
書いてあること以上の論理を考え出すと、
解釈というよりは俺たちの「二次創作」になっちゃう。
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- 貴志祐介2
170 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/28(金) 21:24:34 ID:lT7MwrJN - >>167
作者が書いたこと以上のものを読者側が勝手に要求して、
書いてなかったから評価を下げる、というのは
自分の好みの押し付けであってまず作者の土俵に上がっていない。
「書いていない」＝「瑕疵」ではなく、単に
作者が描こうと思っていないだけの話だ。
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