- エラリー・クイーン&バーナビィ・ロス〜PART10〜
560 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/01/22(土) 12:23:07 ID:kikZck1N - 翻訳バージョンの多さが実証するとおり、シャムは怪奇探偵小説好きが多い
日本人にはジャストフィット。 俺も好きや。
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- 秋の夜長にF・W・クロフツpart2
97 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/01/22(土) 12:24:37 ID:kikZck1N - 迷走状態な椰子乱入か(w
本邦における「樽」のスタンダード、ちゅーか普及版はいまだに創元。 (残念ながらエルの国名シリーズも) 売行き等を調べれば、簡単にわかることなんだがな(w ゆえに「これ」がオールドファッションなのは非常にまずい。
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- 『読みました』報告スレッド その2
659 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w []:2011/01/22(土) 12:25:26 ID:kikZck1N - ポール・アルテ「殺す手紙」を読んだ。
訳者あとがきにも記されたとおり、久々のアルテたん、 ただし、おなじみツイスト博士シリーズでもこの作者十八番の密室もの でもないノンキャラ作品。 体裁面では、記念すべき(?)ポケミス活字1段組第1弾 でもある。 内容的には、サスペンス・ミステリちゅーよりは、スリラーやね。 映画化もされた戦時スパイ・スリラーの傑作「蛇の眼」とスティーブンソンの 名作「ジキル博士とハイド氏」が本作の着想に関連するとのことだが、 大ネタはどう見ても、ミステリ史上ではドゥーゼ作品が先鞭をつけた「アレ」 でしょ。 全体評価としては、御都合主義満載ながら二転三転する展開がラストまで コンパクトに纏められており、楽しめないことはなかった。 正に「パーっと読んでポーン!」、車中で読了した場合は下車時に 躊躇無く処分出来る類の作である。 ゆえに、ペーパーバックミステリとしてはこれでOKなのだろうが、 ミステリ(あるいはスリラー)を書くことに専念するばかりに、 折角の陰影に富んだ登場キャラを掘り下げて書くことは全くされておらず、 「小説」としての「深み」は著しく欠くものとなっているのが残念だ。 ミステリ(あるいはスリラー)にそこまで求めるのは酷に過ぎ、 また、対象読者(知的レベルには「?」が付く者多数か)を思えば、 そこまでの必要は無いということであろうか。
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