- 東野圭吾part60
698 :名無しのオプ[sage]:2011/01/12(水) 14:53:21 ID:SUGaRCG+ - >>647
もう一度、最後の警察署での湯川と石神の会話を読み返してほしい。 そこで湯川は「行け不明の男性がいる(ホームレスの技師のこと)」と言っている。 それに対して石神は「その男(ホームレスの技師)の家族は結審前に探せないだろう」と答えている。 湯川は、はっきりと行方不明の男性(ホームレス技師)の家族のDNAを調べれば、 偽装遺体が富樫でないとわかると言っている。 それなのに前半で、刑事が遺体と旅館の毛髪のDNAが一致したと言ったとき、 湯川は証拠のあり方に不審な点を指摘してるのに富樫の家族のDNAを調べろとは言わなかった。 親子鑑定のDNA検査は簡単にできるし、ホームレス技師の家族よりは住民票のあった富樫の家族を探すのは簡単で、 警察の捜査網を使えばさほど時間はかからない。前半で遺体と富樫が一致しないと明らかにできた。 このように、湯川の言動には矛盾があるし、物語そのものも一貫性が無い。 容疑者Xの献身は残念ながら、矛盾だらけで、内部崩壊してる物語だ。 でも、批評家、マスコミ、大衆から支持されたので、破綻した物語でも構わないとは思う。
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