- 新・面白い叙述トリック考えた ２
276 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/10(月) 17:15:49 ID:JQjZ4lwi - 出勤
うーんよく寝た。
トラックのドライバーをやっていると慢性的に寝不足になってしまうが、
今日は珍しく快眠でき、気持ちの良い目覚めだ。
そんなことを考えながらふと時計に目を遣る。5時30分・・・いつもの起床時間だ。
時刻を確認すると俺は直ぐに起き上がり顔を洗う。
怠け者の俺だが、この時間にきっちり起きることにもすっかり慣れてしまった。
食事の支度を済ませると俺は日課であるフジのニュース番組を観るためにテレビを点ける。
社会の出来事など俺にはどうでもいいことだったが、
この番組に出ている女子アナウンサーが好みだという理由で毎日欠かさず観ている。
しかしどうやら近々に退職することが決まったらしい、非常に残念なことだ。
俺は食事を済ませ今日の空模様を確認するためにカーテンを開ける。
案の定真っ暗だ。全く冬ってのはどうしようもない根暗野郎だな・・・
しかし暗く染まった空に明るく輝く木星を認めると俺は今日は晴天だと認識した。
さて、出勤時間だ。
部屋を出たところでバッタリ隣の住人と出会した。
「今日は早いですね。」と俺。
「今日は残業がなかったもので。」と隣人。
俺は毎日世間の人波に逆行しながら出勤する。
俺の夜はこれから始まるのである。
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- 新・面白い叙述トリック考えた ２
277 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/10(月) 19:48:50 ID:JQjZ4lwi - この仕事を始めてからというもの、私もう変になっちゃいそう・・・
今日だけでも「君は硬いほうが好き？」だとか「俺は柔らかいのが好き」だとか
「抱きたい」だとか、極めつけには「俺のはデカすぎて使いにくい」と私に見せてくる方までいました。
お客様に気持ちよくなって頂くために必要なやりとりなのですが、まだ始めたばかりの私は顔が真っ赤になっちゃいます・・・
枕の営業って大変です。
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279 ：名無しのオプ[sage]：2011/01/10(月) 20:13:21 ID:JQjZ4lwi - 私16歳恋する乙女。
でもね、誰にでも恋しちゃうわけじゃないのよ。
私ってば都会人が好きなの。やっぱり埼玉に住んでると都会に憧れちゃうわ。
都会に住んでるってだけでかっこ良く見えちゃう。
それでね遂にそんな私に都会人の彼ができたの！
超高層に住んでて、ベランダから見る景色はキラキラしてて綺麗なんだって！
でも彼は言うわ「こんな所に住んでると山なし、海なしって揶揄されるよ」って。
本当に贅沢ね。そりゃ都会には山も海水浴場もないけどその他は何でもあるわ！
で、なんと今日はその彼の家にお呼ばれしたのよ！！！
ところがさっきから携帯の電波の感度が悪いの。
近くて遠い大都会・・・埼玉からじゃ県外に電波を飛ばすのは至難の業なのね・・・
悔しいわ。
でも大丈夫。住所は訊いてるから。
直ぐに行くから待っててね！新宿からあずさに乗って・・・
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