- cornelius 72 from Nakameguro to Everywhere
247 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:07:28 ID:EV1B8aL80 - >>235
小山田のポップが好きといったり、他の小山田似はいらないと言ったり、矛盾してる。 そもそも君のいう小山田にポップを要求するのは、あきらかに他の人の作品のポップのイメージから来てる。 小山田は今のままでいい、不満を言うのは、君が他の人のイメージを小山田に当てているからだ。 >>246 そうだね、貰えない物はそういうしかないだろう
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995 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:19:48 ID:EV1B8aL80 - たとえば、小沢が必死に道路工事をして汗を流す。
額には泥でまみれた、浅黒い情熱がうつる。 交差点を走りぬける車、クラクションや排気ガスを聴きながら、 必死に穴を掘る、ガツガツを石を砕く「歌じゃないこれが現実なんだ、これが音楽だ」ガツガツと町に冴える。 ヘッドフォンをしながら歩く若者、オシャレをする女の子、仕事に行く人たち。 そして同じように埃にマミレナガラ大地と格闘する、人間。 「おれの歌はどこに行ったのだ、あの山の向こうに消えたおれの歌は、今は目の前に確かにある、ここが海だ、 いや、ここはただの道路だな、そうだ気が晴れたら海に行こう」 その時「おい、小沢、ここ掘ったのお前か?、なかなか上手くなったな」 空には鳥がかすめて飛んでいった、小沢の音楽がまた新しく生まれた瞬間である。 次回「大地の目覚め、そのアルバム全容を生んだドキュメンタリーを追う」
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996 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:21:27 ID:EV1B8aL80 - >>995というくらいに、小沢に白熊のぬいぐるみ着させて喜ぶのは、筋が違うと思うわけだ。
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997 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:27:13 ID:EV1B8aL80 - 「はい小沢さん、これでいいかしら」
その時、小沢には白熊のぬいぐるみが渡された、 前日に行われた会議でまさにその案が面白いと実行されたのである 小沢の目はキラキラ光った 「ここにおれの歌がある、おれのしたいことはここにもある」小沢は闘志を燃やした。 その頃、ある視聴者は目を奪われ、まさにハートまで奪われた。 以後数年それを思う始末である。 まさに小沢の音楽が歌を越えて、いまだにかなでられてる瞬間である。 以後、この曲は「白熊クン」となづけられ、大地の目覚めアルバムの動機のひとつに掲げられる。 ファンの間では、村上春樹の春のくまさんと同じくらいに、ほんわかするミツバチハートの曲である。
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- □□□ 小沢健二 82 □□□
998 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:38:13 ID:EV1B8aL80 - その頃、小沢はピラミッドにもぐりこんでいた。
大地の目覚めアルバムの「ピラミッドで野球をするなら」という曲である。 もうめちゃくちゃである、ファンは付いていけなかった。 なのでそれをドキュメンタリーで小沢の証言を取る映像が作成されたのである。 小沢は快く了解してくれた。 「なぜって?ピラミッドと野球は現代のトロピカルフルーツだ、有無を言わせない」 ますます分からない、小沢はピラミッド体験を語ってくれた 「僕はね、理想なんですよ、石をひとつづつ積み重ねてそれを山にした、そこには太陽があって月もある、 ラクダのコブの中って何があるか知ってますか?あそこは空気のたまりなんですよ、 その内部と同じことがピラミッドの中にもある」 私はピンと来た、ファンもピンと来た 「野球のボールの中にも空気のたまりがあるのだ!」 小沢は歌を口づさんだ、そして絵を描きながらである、 そうである、この大地の目覚めの歌詞カードは小沢の描いた絵を見ながら聴くのである。 小沢は歌いだした「向きだしの心 マネー ボールとバット 魅了するプレー 勝負にもならない勝負 声援はピラミッドに宿る 太陽と月 むなししぎる夜 ラクダと歩く 美しい味 まろやかな 大地のジュース」 絵が完成されると、椰子の実であった。 「中にはジュースがある、美味しい」小沢は嬉しそうに笑った。
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999 :NO MUSIC NO NAME[sage]:2011/02/14(月) 12:49:55 ID:EV1B8aL80 - 大地の目覚めアルバムは不思議なアルバムである
太陽に透かすと特殊な文字が現れるのである、しかし特殊であるために解読不能。 なんでもファンの心に想起されるその文字が重要であるがために、 その仕様になっているのだ。 「これはね、現代の魔術なんですよ、歌以上のことをやりたい、受け手が能動的に ポテンシャルを高めて、歌以上の位置まで言って欲しいんですよ」 大地の目覚めアルバムにはHPのアドレス書かれており、そこには視聴者の色即是空の口論となっていた。 小沢は透き通った目で言った「狙ってます、意味はないです、いやあるかな”美しい呪文にまつわる”の曲を聴いてください」 そうである、なんと美しい呪文の曲はPV仕様となっていて、 小沢自身がフルマラソンを走ったドキュメンタリーソングなのである。 どういうプロセスかと本人は話し出した。 「歌ってのは、俯瞰してるようでいて、とても窮屈なんです。 窮屈な位置で、詩を得て、詩を発して、歌を歌うところも窮屈、そこに疑問を持っていた、 音楽も楽器も窮屈な部屋なんです」 美しい呪文の曲は、こうである。 小沢がフルマラソンを走りながら、その大地の目覚めを嗅ぎ取り、詩や叫びが漏れ出し、それをまとめたのだ。 曲は、走り去る音、観客の声援、自然の音しか使われていない、無駄なものはない。 まさに生である感動に満ちた曲である。
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