- 浜田麻里☆Part64☆ [転載禁止]©2ch.net
60 :名無しの歌姫[]:2015/11/20(金) 07:43:11.63 ID:yG+G81Rl0 - 一方、別荘に居る橘カラは、猪熊夕貴を殺す前に全てを話した。橘カラは11歳の時、担任は授業中にしゃべった生徒の名前
を黒板に書き、黒板に名前を書かれた生徒は休み時間中、正座をしなければ無かった。橘カラは、担任が子供の感情が嫌 いなことに気づき、無表情を装っていたが、担任は何がカンに障ったのか、橘カラは担任に呼び出された。そして、その翌日、 担任は黒板に橘カラの名前を書いた。理不尽な罰を受けた橘カラはモヤモヤとした感情に包まれていたが、2週間後、担任 を橋から突き落として殺し、高揚感に包まれ、担任の力を自分に取り込んだような感情にかられた。しかし、中学に進学する と、橘カラに殺人の噂が立った。橘カラは上手くやったつもりでいたが、失敗だったことに気づく。それから、橘カラは二度と失 敗しないため、勉強を開始し、体も鍛え始めた。高校へ進学した橘カラは、クラスで地味な存在だった生徒が気になるように なる。その生徒が本当の橘カラだった。2人とも孤立していたので、橘カラと本物の橘カラは孤立した同士で仲良くなった。本 物の橘カラは、橘カラに、整形したり、東京へ出るという夢を語った。やがて、本物の橘カラは両親が交通事故で突然死し、 天涯孤独になった。すると、橘カラは、突然、橘カラになりたいという衝動に駆られ、橘カラになる計画を練った。そして、橘カ ラは、本物の橘カラを殺害して東京へ出て、整形で橘カラの顔になり、橘カラとして生き始めた。橘カラは「橘カラ」を手に入れ たのだ。橘カラが人を殺すのは、その人が持っている力を手に入れるためで、猪熊夕貴を殺すのは、猪熊夕貴の持っている 正義感を手に入れるためだった。全てを話した橘カラが猪熊夕貴を殺そうとしたとき、別荘を探していた里見偲が駆けつける。 里見偲は、格闘の末、スタンガンで橘カラを気絶させると、橘カラを縛り、猪熊夕貴とアイを救出して、別荘から脱出しようとし た。しかし、里見偲とレナとアイの3人は、橘カラが仕掛けていた罠にはまり、感電して気絶してしまう。猪熊夕貴は唯一、感電 を免れたが、猪熊夕貴の前に、ロープを焼き切って脱出した橘カラが現れる。猪熊夕貴は橘カラに拳銃を奪われ、絶体絶命 のピンチに陥るが、「お前が一番、殺したいのは、お前、自身だ」と告げると、混乱した橘カラは頭を抱えて苦しみだした。こう して、橘カラは逮捕された。橘カラは何もしゃべらなかったが、田沢麻弥からの証言が取れたため、警察は橘カラの起訴に踏 み切った。一方、猪熊夕貴は橘カラの故郷を訪れ、小学生の同級生などを訪ね、橘カラの正体を調べ、橘カラの本名と整形 する前の顔を知る。そのとき、猪熊夕貴は、橘カラの故郷の河原で人工的に積み上げた石を見つけ、その石の下を掘り起こ してみると、棺桶が出てきた。棺桶には、本物の橘カラの死体と、橘カラの髪の毛の束が入っていた。取り調べを担当する刑 事が、猪熊夕貴が棺桶を見つけた事を告げると、一言も話さなかった橘カラが「猪熊夕貴に会いたい」と言った。しかし、刑事 は応じなかった。マスコミは大々的に橘カラの事件を報じるが、同棲していた渡公平は橘カラの報道など信じず、橘カラの無 実を訴えた。そして、橘カラに接見した。やがて、橘カラは数々の罪で起訴され、初公判を迎えるが、橘カラは同棲をしていた 渡公平の助けを得て、初公判の日に裁判所から逃走する。橘カラは渡公平が用意していた車で逃げ、猪熊夕貴を拉致して ホテルへと連れ込むと、猪熊夕貴に1つの質問をした。私は人と違う衝動を持って生まれた。どうしたらいいんだ。こういう人 間も居るんだ。生きてちゃいけないのか?すると、猪熊夕貴は「サチさん(橘カラの本名)、最期まで諦めちゃいけない。罪と 向き合えば変わる」と告げた。本当の名前を呼ばれた橘カラは衝撃を受け、背後にあった窓から転落したが、猪熊夕貴が慌 てて橘カラの足を掴んだ。橘カラはスカートをはいていたので、宙づりになり、パンツが丸見えになりながら、「冗談だよ」と言っ て笑った。その後、駆けつけた刑事らに引き上げられた橘カラは、猪熊夕貴に「また会って」と告げたのであった。
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