- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版29th
263 :名無しのエリー[]:2021/02/21(日) 16:45:37.56 ID:5PxW+U0S0 - >>260
そうですね。活発になってきたここ100レスほぼ全部あんな感じなので気をつけます! というわけでレビュー。 B'z/B'z 1,だからその手を離して ★★★☆ (3:50) 打ち込み主体のデジタルなナンバーで次世代的な風味。サビはフレーズごとに「タンッ!」という軽快なドラマの音を挟んでより耳に残るように。フェイクの入れ方もハードロック系とは異なる突発的な風味。 2,Half Tone Lady ★★★ (3:36) この手のスリムで軽快なサウンドは時代を感じるシティロック風味。イントロのシンセのキラキラ感、サビ前のキメキメな打ち込みドラムが気持ちいい。歌詞が斜め上のお洒落さでついていけないのが玉に瑕。 3,ハートも濡れるナンバー〜stay tonight〜★★★ (4:38) 泣けないのでタイトル詐欺っぽいですが、以降のビーイング系のサウンドに近いドラムがリズムを主導するナンバーで、独特のムードがある。7thアルバムでの本曲のリメイクは演奏が豪華になっているので、そちらは★★★★★。 4,ゆうべのCrying〜This is my truth〜★★★ (5:30) こちらも王道ビーイングサウンド。歌詞が歌詞なだけに青春アニメのEDでも行けそう。曲全体に漂うデジタルなけだるさには清涼感がある。 5,Nothing To Change ★★★★☆ 稲葉以外の人が作詞したナンバー。故に歌詞の雰囲気が明らかに暗い。RINGなど、稲葉作詞の暗い曲もあるが、あちらが燻る未練に心を焼かれていくタイプの鬱なら、こちらには明らかに諦念が漂っていて、爽やかな鬱。
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264 :名無しのエリー[]:2021/02/21(日) 16:45:54.26 ID:5PxW+U0S0 - 6,孤独にDance in vain ★★
松本以外が作曲したかなり珍しいナンバー。サウンドの輪郭は今作に溶け込んでいるが、ギターが明らかに遠すぎて、シンセとドラムが悪目立ちデジタルロック。 7,It's not a dream ★★★ あー、盛り上げようとしているわ。と伝わるテンションの高いデジタルナンバー。ギターはあいも変わらず遠いが、稲葉のボーカルがいい感じなので評価は少し高め。今やっても似合わないけど、イントロのフェイクは現在も健在だろうな。 8,君を今抱きたい ★★★☆ Aメロの天気悪い感じを上手く表現したシンセの調に心奪われるナンバー。稲葉の歌唱もムードが意識されていて、哀を歌う声が切ない。 9,Fake Lips ★★★★ イントロが無茶苦茶カッコいいです。稲葉の高音シャウトがバッチリ堪能できます。ビート感を意識した言葉の動きが他のB'z楽曲よりも顕著で、歌詞の意味よりもサウンドに乗る「声」という意味でボーカルを起用している独特のナンバー。 総評、★★★ B'zのデビューアルバム。シティポップ風味でシンセ効かせまくり、ギターが添え物程度というロックアルバムとしてはとんでもない出来だが、あくまでも(当時)最先端の音を追求したと考えると目新しさはあったのかもしれない。しかし、この路線はB'zとしては定着せず、後にハードロックの方面で成功してからはポップでキャッチなナンバーに打ち込みを多用している印象がある。 Easy Come,Easy Go!以降本格的にロックをして成功する前のポップなB'zの源流。興味のある人はぜひ。
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