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名無しのエリー
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版29th

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アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版29th
196 :名無しのエリー[]:2021/02/07(日) 17:35:58.95 ID:gDmZtfLq0
小田桐仁義/STARTER KIT
1,Warm again ★★★★
エレピの軽快なサウンドと、春の陽気を待つ独特なワクワク感が時期こそ違えどクリスマスソングみたいな雰囲気を醸す。

2,桜の城下町 ★★★☆
アコースティックギターでほのぼのと。歌詞は、現代の平和な城下町をバックに回想するようなもので、PVも相まって切なさが増す。聞くところによるとアコギの弦を擦る音が魅力とのことだが、むしろうたのおにいさんみたいな屈託のない爽やかさを持つ歌声の方が普通に好き。

3,クエスト ★★★★★
電子音が華々しく彩るパレードのような楽曲。旅は続くよ♪と歌う歌詞も前向き一直線で、気持ちがいい。と、曲単体だとかなりいい雰囲気だが、時系列的には本アルバムの最新曲らしいこの曲の次作「パラレラーズ」や次アルバムのような重苦しい雰囲気は一体どこから来たのかと考えると…

4,浴衣と金魚 ★★★☆
開幕のオルゴールソロは不気味だが、以降は比較的肩の力を抜いた楽しげなバンドサウンドが展開される。サビの清涼感は今作イチで、夏の気分に浸れること請け合い。

5,White Mirage ★★☆
打ち込みを主体にしたデジロックで、パレードのように華やかな雰囲気のあるロック。歌詞は深夜の孤独感を歌っていて、内省的。PVが制作されているが、被り物を被った大人たちがテーマパークを歩く様子を早回ししたもので、割と不気味。

6,宇宙の海はホログラム ★★★★☆
ギターを主体としたノスタルジックロック。電子音が星の点滅のように鳴るので、雰囲気は抜群に良い。ボーカルの裏声は自然にスッと入ってくる。最後の転調で夜から夜明けに時間軸が動く辺りに曲展開の旨みを感じる。

7,陽気な春さん ★★★★★
おそらく今作の中では最も肩の力を抜いて聴けるリラックスナンバー、BPMは最速ですが。ピアノの弾けるようなフラッシュな音とドラムのフレーズが演奏にメリハリを与えている。

8,Fools ★★★★
スペーシーな電子音のイントロがおしゃれでたまらない。歌詞はもろにお喋りみたいなところ、普通なところ、リズムを挿入するなど様々な歌い方がされていて、ミクスチャー系の匂いがする。これはウケがよさそう。サビが英詩になっているのがアクセント。
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版29th
197 :名無しのエリー[]:2021/02/07(日) 18:14:29.92 ID:gDmZtfLq0
9,サマーダンス ★★★★
シリアス入ります。シンプルなバンドサウンドで歌うのは後悔ばかりか。サビの入り方が大胆で、ギターをかき鳴らして、ドラムを強く叩き、Bメロを割って入っていく。ボーカルは今作イチで感情的かつ力強く言葉を発し、シリアスさを加速させる。PVがモロに夏祭りで、ナレーションらしきものまで入っているご当地的な作り。1番サビ前でお爺さんのポスターアップにしてるし。

10,トーキョーゾンビ ★★★★☆
パラレラーズや次作アルバムにつながる路線は9やこれが切り開いているイメージ。
「誰かの嘘を責めないで、正解はそこじゃない」と諭すように歌う様は、自分に言い聞かせている節もあるのか、冷静さの裏に爆発しそうな危うさを持ち合わせている。今作の中でもバンドサウンドがトップクラスで強い。

11,ラムネ ★★★
9,10とは違う毛色のバンドサウンドで、クラップハンズ音が入ったり、タンバリンが響いたり、爽やかだったりで比較的自由な雰囲気のセッション。間奏のエレピが好み。ラスサビ前のギターの囁く様は夏の雰囲気ですね。

12,かぜまち ★★★★★
今作のベストトラック。
開放的でありながら、どこかノスタルジックを感じるまさに一夏の儚さを思わせる演奏が2で説明したボーカルの声と合っていて、気持ちが乗りやすい。2:31からの間奏とCメロが今作のハイライトで、爽やかさや切なさを内包したアルバムの雰囲気を網羅している。

13,キャラバン ★★★
南国っぽいほんわかとした曲。12までと歌い方が違うボーカル。低音域がしっかりカバーされている。キメのたくさん入ったBメロがいい感じ。

14,Filmy Eyes ★★★☆
発売終了したEPに収録されていて、今作の発売までは視聴が困難であった。ピアノがメインでタンバリンが乗るフレッシュな曲で、疾走感高め。CMソングなどのタイアップが決まれば一気に浸透しそう。しないのかな?

15,Same As Yesterday ★★★★☆
言葉は伝わらなくても、音で気持ちを伝える、という音楽の基本要素を主軸に置いているのか、多幸感に満ちたオルガンの演奏の裏に多くの笑顔が見えてきてこちらも幸せな気持ちに浸れる。また唐突に終わってしまうのが儚い。幸せな気持ちは長く続かないっていうことの暗喩だろうか。
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版29th
198 :名無しのエリー[]:2021/02/07(日) 18:15:38.51 ID:gDmZtfLq0
総評、★★★★
小田桐仁義のベストアルバム。これだけ聴いておくと彼の音楽性が掴めるというのだが、夏らしく爽やかな曲、電子音をふんだんに用いて「芸術性を見せる曲」は以降少しずつ少なくなっていき、9,10で見せたバンドサウンドのシリアスなムードや、独自感を強めた「ハートに迫る歌詞」が台頭してくるので、これで全て網羅したかと思うと次作以降はまた新たな驚きの連続になる。屈託のない爽やかさと、内省的でシリアスな雰囲気の狭間で揺れるエモい音楽に乗っかれる人におすすめ。

YouTubeで各楽曲の制作時期を辿ると15→2→9→1→12→8→10→6→7→5→3→4→11(13は不明、14はおそらく1の前)らしい。こうしてみると案外シリアスな曲の後にも爽やかな曲だしていて、時期によって作風は偏っていないみたい。

※CDはAmazonなどで買って下さい。店頭にはありません。


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