- tetoとかいう邦楽ロックぶっ壊すバンドwwPart.3
129 :名無しのエリー[sage]:2019/01/08(火) 18:14:58.89 ID:5nWzcZH90 - 「渋谷系」と「日本」のもの作りの共通点 信藤三雄×山口真人
信藤:有名な歌の一節を引用する和歌の「本歌取り」など、西洋の感覚では「パクリ」と思われるようなことでも、 日本では普通にやってきた。その日本的な文化観なり倫理観なりが、僕たちの中にも刷り込まれているのでしょう。 山口:まさにその感覚こそ、信藤さんの手がけたアートワークをはじめ、渋谷系の作品から僕が学んだことであり、 惹かれる理由です。本歌取りから渋谷系まで、こう言って良ければ日本に特有の「パクリ」の表現史のようなものがある。 信藤:僕は1980年代初頭に「スクーターズ」というバンドをやっていたんですが、オリジナル曲を作る際、「Aメロはこの曲のこの部分、 Bメロはこの曲のこの部分」という、既存の曲を組み合わせたデモテープを作っていたんです。あのころはまだサンプリングなんて言葉はありませんでしたけどね。 山口:1980年代初頭だと、ずいぶん早い試みですよね。作った曲に対して、「え? パクリじゃん」みたいな反応もあったりしました? 信藤:まあ、軽んじられる感じはありましたよね。でもそういう作り方が特別なことだとも思っていなかったので、 山口:でも当時は、信藤さんのような編集・サンプリング的な感性を持った人はかなり少数派だったと思います。 信藤:少なかったですね。僕の場合、ピチカートの小西康陽くんと出会ったことがすごく大きかったんです。 彼に初めて会ったとき、自分と似た文化背景を持っている人が現れたと感じました。 山口:お二人とも膨大なポップカルチャーのアーカイブから、あれとこれをつないで、というDJ的なセンスを持った偉大なクリエイターです。 信藤:「昔はダサかったけれど、今使ったらかっこ良いじゃん」という音楽やグラフィックを二人とも引用しまくってた。 その後に知り合ったフリッパーズ・ギターの二人にも同じ感覚を感じましたね。 https://www.cinra.net/interview/201508-shindoyamaguchi
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