- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版27th
38 :名無しのエリー[sage]:2012/08/13(月) 22:14:47.92 ID:j+aSxRfH0 - 鬼束ちひろ DOROTHY 2009 10/28 5th
1.A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM ★★ パーカッションとボーカルのみの質素な曲。全英語詞。 アルバムイメージの導入的な意味合いで1曲目にふさわしく感じた。 2.陽炎 ★★★★☆ 復帰後3枚目のシングル。歌詞に「春の息吹 夏の風」「秋の鈴鳴り 冬の吐息」など四季を取り入れたミディアムバラード。 シングル曲。バンドサウンドで聴きやすい。Cメロではものすごくエコーを利かせている。個人的に好きな曲。 3.X ★★★ 09年復帰後初シングルの両A面の片方。荒々しいロックテイストな曲であるがレコーディングは休止前なので少し不安定な印象。 歌詞は昔を彷彿させるような感情的なものとなっている。ただ声量の勢いが少し弱くそれが残念。 4.ストーリーテラー ★★★★ 今までになかったようなタイプの曲。このアルバムを総括している感じがする。 歌詞の「健全で痛みもない そんなふうにはなれなくて」とはまるで現在の彼女を模しているようだ。 ただ歌い方に非常に癖があり人を選ぶであろう1曲となっている。
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39 :名無しのエリー[sage]:2012/08/13(月) 22:15:36.98 ID:j+aSxRfH0 - 5.STEAL THIS HEART ★★★
PVにおける彼女の風貌とキスシーンが波紋を呼んだ一曲。ボーカルに機会を通してありノリとテンポが良い曲。 この曲も彼女にしては珍しいタイプである。エレクトロニックポップロックといったところだろうか。 個人的には歌い方や歌詞が下品な感じがして好きでない。メロディは聴きやすい。 6.I Pass By ★★★☆ 全英語詞。No.7のB面ではアコースティックverだったが今作ではロックバンドサウンドに編曲されている。 歌詞のイメージは「狂気の私」で日本語訳がかっこいい。英語の発音は…w テンポ感があり聴きやすいがこの後怒涛のバラード連続なので流れとしては微妙かもしれない。 7.帰り路をなくして ★★★☆☆ 復帰後2枚目のシングル。スローバラードだがただひたすら長い。アルバムに入れるにあたってイントロを追加したため約7分となっている。 淡々とメロとサビが流れていきCメロから大サビへといく構成はNo.2と同じ。壮大な編曲となっている。 歌詞も「光と闇」のイメージで全体的に暗く長さも会いまみえて人を選ぶ曲のように感じられる。個人的には好きな1曲。 8.Losing a distance ★★★★ 曲名が公表された時点ではNo.7の英語Verかと思われたがそんなことはなかった。しかし構成は全く一緒である。 こちらの方がより淡々としており2曲続けてなのでだるく感じるかもしれない。単体としては良曲である。 メロディと歌詞が綺麗で「明日は簡単に訪れるけれど 疑ってしまう ここが終わりのようで」という鬼束らしい歌詞である。
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40 :名無しのエリー[sage]:2012/08/13(月) 22:17:00.82 ID:j+aSxRfH0 - 9.ラストメロディー ★★★★☆
復帰後初シングルA面のもう片方。テンポの良いミディアムバラード。 この曲は休止中にレコーディングしたため声量が一気に回復しており、先行で初めて聴いたとき鳥肌が立った。 イントロのピアノが綺麗で「やっと街も足音を立てて 風さえも隙間を埋めようとする」や「あとは目を覚ますだけ」という歌詞が 再び復帰する彼女のように感じられて非常に良かった。テンポ感がある為アルバムの流れをよくする潤滑油のような位置づけとなっている。 10.蛍 ★★★★★ 休止直前のラストシングル。ある映画のタイアップとなっていて哀愁の漂う雰囲気がより一層この曲を引き立てていた。 構成こそ他のバラードとも同じであるが全体の流れや雰囲気はこの曲が1番すぐれているように感じられた。 今回のアルバムでは1番この曲が好きで周りの評判も良い。名曲。このシングル以降タイアップが全くなくなった。 11.VENUS ★★★★ ラスト飾るのも非常に壮大なバラード。1番壮大な編曲かもしれない(笑)。曲の雰囲気はクリスマスのように感じられた。 この曲も約7分と長いが聴きにくくはない。歌詞もポジティブな内容で「本当を知った時」の内容となっている。 総評.★★★★☆ 2009年復帰後の5枚目のアルバム。前作のコバタケプロデュースから平原綾香や徳永英明を担当している坂本昌之氏になった。 前作よりもバラエティに富んで聴きやすいものになっている。昔の作品もバラードが多いので気にならない人はならないだろう。 ただ曲の構成が同じものが多いのでそこのとらえ方によって印象が変わるかもしれない。自分は彼女のバラードが好きなため気にしてはいない。 昔の鬼束とは違うが当時を垣間見れるような曲もあり人にも勧めやすい作品かもしれない。聴きやすい分坂本氏の編曲は無難かもしれない。 ただタイアップを全くしてなかったため前作より売り上げは落ちている。個人的には良いアルバムだと感じられた。
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