- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
412 :名無しのエリー[sage]:2011/08/07(日) 14:29:38.95 ID:GUNlgjVs0 - 上原多香子「depart〜takako uehara single collection?」 (07.03.14)
1.my first love ★★★★☆ 河村隆一プロデュースによるソロデビュー曲。「ハウス 紅茶のゼリー」CMソング。 熱望された中でのデビューだったこともあり、SPEEDメンバーのソロでは唯一1位を獲得している。 大きな世界に一歩を踏み出した少女の透明感やイノセンスを的確に表現しており、 そんな歌の世界を最大限に表現したPVも秀逸。 河村のナルシズム溢れるバックコーラスが少々鬱陶しいのでマイナス☆ 2.Come close to me ★★★☆ 「カネボウ 海のうるおい藻」CMソング。 おそらく初体験の憧れを歌っているのだろうが、そう思わせない素朴さが漂っている。 曲が進むにつれて様々な音色が加わって賑やかに。特にベースラインが印象的。 3.my greatest memories ★★☆ 「ポッカ 水・レモン・きれい」CMソング。 ハードロック風のイントロに始まり、A→A'→B→A'→B→C(サビ)→Dときて またハードロック風の間奏になり、C→D→E→E'→Cと変わった構成になっている。 壮大さを出そうとしたのだろうが、凝りすぎてEメロあたりで飽きてくる。 PVは単調でつまらないが、最後の方で素の笑顔が見られるところはプラス☆。
|
- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
413 :名無しのエリー[sage]:2011/08/07(日) 14:31:41.58 ID:GUNlgjVs0 - 4.Sweet Dreams ★★★
アルバムを経て、1年ぶりにリリースされた4th。 前作までと同様、河村隆一プロデュースだが本人のバックコーラスは無し。 曲調は今までと異なり、デジタル色の強いリズミカルポップ。 サビがパッとしないなど、これまでと力の入れようが全然違うが、 唯一、上原のボーカルがグッと大人っぽくなり、表現力が向上していることに驚かされる。 5.Kiss you 情熱 ★★★☆ この曲からavex傘下のSONICGROOVEに移籍。T2yaによるストレートなユーロビートナンバー。 初期の河村プロデュースに飽きてきた頃に良いアクセントにはなっているが、 曲自体はあまりにも変化に乏しく、2コーラス目が終了した辺りで飽きてくる。 元々SPEEDのダンサーだったこともあり、アグレッシブなPVは見応えがある。 6.GLORY〜君がいたから〜 ★★★ アニメ「ONE PIECE」の7代目エンディングでミディアムテンポのダンスナンバー。 この頃の登場人物だったアラバスタ王国の王女・ビビの心情を歌った曲とされる。 ただし歌詞やPVで明確に表現されているわけではない。 そのPVはショートパンツで股を広げているところが大胆と言うか無防備と言うか。
|
- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
414 :名無しのエリー[sage]:2011/08/07(日) 14:34:22.23 ID:GUNlgjVs0 - 7.Air ★★★
D・A・Iによるアコースティックサウンドを基調としたポップス。 別れた恋人への形にできない想いを空気に喩えた歌詞は 近年ガルネクで評判を落としているKenn Katoによるもの。 やっぱり上原には、こういう柔らかいサウンドが合うよね、と再認識させられる曲。 8.make-up shadow ★★★★ 井上陽水が1993年にリリースしたヒット曲のカバー。 つかみどころの無い漠然とした原曲に対し、 こちらはエキゾチックなアレンジが施され、新たな魅力が提示されている。 各フレーズの歌い終わりで聴ける上原の吐息交じりの声が色っぽい。 9.ブルーライトヨコハマ ★★★☆ NHKの朝ドラ「てるてる家族」で、いしだあゆみをモデルとした 岩田夏子を演じたことがきっかけで実現したカバー。 正直、歌唱力はいしだあゆみに遠く及ばないが、 Bメロあたりを聴いてると、こういうせつなさを前面に押し出した曲が もっとあってもよかったよね、と思わせてくれる可能性が感じられる。
|
- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
415 :名無しのエリー[sage]:2011/08/07(日) 14:36:51.75 ID:GUNlgjVs0 - 10.Galaxy Legend ★★
映画「宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝」エンディングテーマ。 TVの歌唱を聴いた時、えらくつまらない歌だと思った記憶があるのだが、 Bメロがいまひとつでサビにうまくつながっていないところが原因か。 PVは久々に力が入っており、映画を意識した内容になっている。 11.Lady Bug ★★★★ 佐川急便CMソング。上原自らボニーピンクに依頼して提供が実現した。 これまでのやらされている感が無く、楽しそうに歌っている感じが伝わってくる。 方向性が無い音楽活動の中で、本人の志向が窺える貴重な曲でもある。 PVは無いが、付属のDVDではボーナスチャプターのBGMとして聴くことができる。 12.first love(Strings Version) ★☆ 1のリメイク。SONICGROOVEからリリースされた2ndアルバム「pupa」から。 ボーカルは新録。オリジナルより上達しているのはもちろん、 原曲で歌いづらかった「抱きし〜めたら」の「たら」の部分の節回しを変えるなど、 全体的に上手く聴こえるように手直しされている。 ただ、バックはストリングスのみなので、これだけで一曲丸ごと聴くのはさすがに辛い。
|
- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
416 :名無しのエリー[sage]:2011/08/07(日) 14:38:56.98 ID:GUNlgjVs0 - 13.いつだって君がいる ★★★
ベスト用の新曲で、岡本真夜の提供曲。タイトルからしてそうだし、 メロディーもアレンジも岡本色満載。岡本自身もバックコーラスで参加している。 曲自体は中庸なポップスだが、上原の歌が活き活きとしている。 11と同様、女性シンガーソングライターとの相性が良いのかも。 総評:★★★☆ 上原多香子のベストアルバム。これまでに発表された10枚のシングルの表題曲に ダブルAサイドの11、1のリメイク12、新曲の13で構成されている。 歌唱力については、SPEEDで目を引く存在でありながら 歌わせてもらえなかったことからも分かるように、下手な部類に入るが、 その柔らかな声質は心地よく、後半になるほど安定した歌を聴かせてくれる。 どちらかといえば受け身の立場で音楽活動を続けてきた感があるが、 変に主張しないところが、SPEEDの中で今でもソロで活躍できる秘訣なのかも。 DVDはすべてのシングルのPVを収録。「first love」をはじめ、どれも力作ぞろい。 素顔が窺えるボーナスチャプターも楽しい。800円追加しても購入する価値あり。
|