- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
335 :名無しのエリー[sage]:2011/06/14(火) 00:22:53.73 ID:P8I9Wp/x0 - Young Love/サザンオールスターズ
1.胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ ★★★★☆ サザンのアルバムの出だしはシリアスな曲が多いけど珍しく明るい感じの1曲目。かなりシンプルなバンドサウンドになっている。 サビの途中で裏声になるところが印象的。Cメロの歌詞が良い。 2.ドラマで始まる恋なのに ★★★☆ まさにサザン王道的バラード。 アルバムのタイトルが「Young Love」だけに青春の甘酸っぱい失恋をテーマにしている。未練たらたら。 特に目新しさは無いが万人受けする出来だと思う。シングルで出してもそれなりに売れたんじゃないかな。 ただ桑田自信は気に入ってないらしくライブでは一度も披露されず、後に出るバラードベストにも収録されなかった。 3.愛の言霊 〜Spiritual Message〜 ★★★★★ 大ヒットシングル。神秘的な歌詞と民族音楽チックなサウンドが印象的。サビが耳に残る。 邦楽の中でも異色のヒットナンバー。歌詞が難解で面白い。 サザンの楽曲でもトップレベルの出来だと思う。 4.Young Love(青春の終わりに) ★★★★☆ アルバムの表題曲。若かったころを振り返る曲。 疾走感があり明るい曲調だがところどころ哀愁が漂っている。 2番のAメロではまだ元気だったころの毛ガニのパーカッションが聴ける。 当時のサザンは桑田+サポートメンバーで曲を作ることが多かったので久々にバンドの一体感を見せつけているナンバーだ。
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336 :名無しのエリー[sage]:2011/06/14(火) 00:23:31.76 ID:P8I9Wp/x0 - 5.Moon Light Lover ★★★★
サザン王道的なバラード。『さよならベイビー』みたいな甘ったるいラブソング。 サビの韻の踏み方が聴いてて気持ち良くすんなり歌詞が耳に入ってくる。 2曲目とは違いライブでもたびたび演奏されベストアルバムにも2度収録されている。 6.汚れた台所(キッチン) ★★★★★ 前曲とは打って変わって激しい社会派ロックナンバー。 一部の歌詞がけっこう過激。NHKで放送された際は歌詞テロップがカットされていた。 ラストのサビの盛り上がり方が良い。ライブは間違いなく盛り上がる曲でしょう。 売れ線の曲が多い中こういう曲をさりげなく入れてくるあたりが素敵。 7.あなただけを〜Summer Heartbreak〜 ★★★★☆ まさにサザン王道的夏の失恋ナンバー。シングル曲でミリオンヒットを記録している。 ひと夏の恋をテーマにしておりとても哀愁を感じる。この曲も未練引きずりまくり。 ぜひ海岸線をドライブしながら聴きたい曲。 桑田はこの曲を非常に気に入っているらしく、自身の作った楽曲の中でも3本の指に入る出来とのこと。 8.恋の歌を唄いましょう ★★★ サザンのアルバムに必ずある原由子がボーカルを担当したナンバー。 80年代のアイドル歌謡チックな曲で恋に落ちた乙女の心情を歌っている。 キーボードの音が心地良い。原由子の優しい歌い方もこの曲に合っている。 9.マリワナ伯爵 ★★☆ ふにゃふにゃしたギターの音で始まるナンバー。タイトルのマリワナとはもちろん大麻のこと。 これと言って印象に残らなく、一言で言えば地味。
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337 :名無しのエリー[sage]:2011/06/14(火) 00:24:27.53 ID:P8I9Wp/x0 - 10.愛無き愛児(まなご)〜Before The Storm〜 ★★★★★
ピアノのイントロで始まる曲。日々の生活に疲弊し、居場所を失った現代人について歌っている。 とことん暗い曲で中には自殺を暗示した歌詞も出てくる。歌詞とメロディが非常にマッチしている。 サビで曲調が変わるのも良いアクセントになっている。個人的には今作でベスト。 11.恋のジャック・ナイフ ★★★★☆ 60年代の歌謡曲をデジタルロックにした感じのナンバーで『愛の言霊』のカップリング。 歌詞が古風で演歌っぽい。デジタル音とのミスマッチ感がクセになる。 12.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔) ★★★★ ココロも体も病んだ男の唄。車や工事現場の騒音、赤ちゃんの泣き声などがサンプリングされている。 今までのサザンではあまりなかったような曲。 13.太陽は罪な奴 ★★★★ シングル曲。クリスマスソングっぽいアレンジだけど夏の曲。 曲はすごくポップ。ストリングスが良い味を出している。これもドライブで流したい。 歌詞の内容は7曲目と大体同じ。安心して聴けるナンバー。 14.心を込めて花束を ★★★★☆ サザンではお馴染みのラストを締めるバラードソング。結婚式をテーマにしている。 オーケストラを用いたしっとりとした曲。最後にぴったり。この曲を聴くと親孝行がしたくなる。 総評 ★★★★★ 小林武史をタッグを組んだ「世に万葉の花が咲くなり」とは違い今作はシンプルに作られている。 「世に万葉〜」は桑田+サポートメンバーで作られることが多かったが、今作は原点回帰を狙っておりバンドサウンドを意識した曲が多い。 やはりサザンは6人でサザンだ、と言うことを認識させられる一枚。安定して良曲も多いしサザンのアルバムの中でも屈指の名盤。 クセのある曲も少なくとっつきやすいので初心者にもおススメ。
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