- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th
14 :名無しのエリー[sage]:2011/03/08(火) 16:37:32.64 ID:aANDL4+R0 - fripSide 「infinite synthesis」
1.only my railgun ★★★★☆ 新ボーカル南條愛乃を迎えて初のシングル曲で、アニメ「とある科学の超電磁砲」の主題歌。 トランス風のイントロに続いて、まくし立てるようなサビで始まり、 昂揚感のあるサウンドで気分を高め、深く考える隙を与えないまま終わる。 のっけからグッと聴き手を鷲掴みするにはうってつけの楽曲である。 2.LEVEL5-judgelight- ★★★★★ 2ndシングルで、引き続き「とある科学の超電磁砲」の後期主題歌。 前曲が良くも悪くもタイアップを色濃く反映させていたのに比べると 今作ではタイトル以外そんなことを感じさせない普遍的な作りになっており アニソンに抵抗ある人でもすんなり受け入れられるかも。 南條のボーカルも音域に無理がないせいか一番良く聴こえる。 3.everlasting ★★★★ OAD「ああっ女神さまっ」第42巻の主題歌。 前2曲と比べるとファーストインパクトが弱く、何故この曲をアルバムの一押しに?と思ったが 何回も聴いてるうちに心がホッコリする良曲に思えてきた。 ピアノのフレーズとかベースラインとか打ち込みとは思えないくらい繊細に作っている。 4.late in autumn ★★★ 1のカップリング。他のカップリングを差し置いて何故これ?というのはあるが おそらくメンバーの思い入れが深いのだろう。南條が作詞に携わっているし。 オリエンタルなメロディが印象的。でも演奏時間6分は長い。 5.future gazer ★★★☆ 3rdシングルで、OVA版「とある科学の電磁砲」の主題歌。 1曲目を明るく開放的に爽やかに再構築してみました的な楽曲。 曲順のせいかシングルで聴いた時よりテンポが速く感じる。
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15 :名無しのエリー[sage]:2011/03/08(火) 16:38:34.58 ID:aANDL4+R0 - 6.悲しい星座 ★★★★
北海道在住のシンガー・IKUに提供した楽曲のセルフカバー。 失くした恋に対する切実な想いの解釈や、歌が進むにつれ増幅する悲しみの表現力は 本家に全然敵わないものの、ボーカルはこちらの方がスッキリと聴ける。 7.crossing over ★★★☆ 「頭文字D」で流れてきそうな、夜の高速を疾走している気分にさせる曲。 特段良いメロディと言うわけではないが、これまでにないタイプなので印象に残る。 8.closest love ★★★★ PCゲーム「Areas〜恋する乙女の3H〜」主題歌。 ゲーム提供曲の中で唯一アルバム収録となり、確かに後半の中で最も良く出来た曲ではあるが、 この位置だとそれまでに登場した楽曲の美味しい所の寄せ集めに聴こえるきらいがあり、 もう少し早く(2曲目とか)登場していれば、もっと高評価になっていたかも。 9.meditations ★★★ 南條単独の作詞曲。トランス色が強く、音域の最も低い所から高い所までをフルに使い切っている。 元々声優さんとして高音の印象が強いが、かすれる一歩手前の低音には色っぽさも感じる。 10.trusty snow ★★ 1コーラスのAメロや、Bメロでブレイクを入れてみたり、でもサビは普通で印象に残らない。 なんとなくガルネクっぽい。 11.lost answer ★★☆ 7曲目から似たようなテンポ、似たような曲調が続くため、この辺りにくると区別がつかなくなる。 祈りに似たサビの歌声とか、つぶやきのようなAメロとか、単曲として聴く分には良いのだけど。 12.eternal pain ★ satがfripside以前に結成していたdistreviewの楽曲のセルフカバー。 原曲は未聴だが、チェンバロと弦楽器の音のみで歌う1番はともかく、 壮大なアレンジになる2番以降は盛り上がりに欠けるサビや 南條の感情を押し殺した平板な歌い方のせいで、物凄く駄曲に聴こえる。
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16 :名無しのエリー[sage]:2011/03/08(火) 16:39:20.18 ID:aANDL4+R0 - 13.stay with you ★★★
ピアノの伴奏のみで歌う2分弱の小品。 力を抜いた南條のボーカルは、このまま意識が落ちれば気持ちよく眠れそう。 総評 ★★★ ソングライティングとプロデュースを担当しているsatこと八木沼悟志と、 声優の南條愛乃によるユニット。「ファーストアルバム」と銘打っているが、 既に8年の活動歴があり、それまではnao(現:DystopiaGround)がボーカルを担当し、 アルバムも5枚リリースしている。メジャーレーベルでのリリースは今回が初となる。 インディーズ時代はボーカル以外のすべてをsatが担当していたため、 音が割れるギリギリまで出力してみたり、naoの(裏声を駆使して)音域が広いのを利用して ほぼ裏声のみで構成された楽曲を作ってみたり、「俺様プロデュース」が目立っていたが、 今作では他者にミックス・マスタリングを任せたことで音が洗練され、 南條の声質や音域を意識した、ユニットとしての楽曲制作がなされている。 そのため、従来より聴きやすくなった反面、インディーズ時代のダイナミックさが失われた感もある。 また、今作ではsat曰く、前半がタイアップを意識して作った曲、後半が作りたくて作った曲 という感じで分けているのだが、その後半が似た曲続きでインパクトも弱い。 インディーズ時代の楽曲を知ってるファンからしたら、こんなもんじゃないと思えるだろう。 初めて聴く分には、access(浅倉大介)とか、その影響下にあるユニット(moveとかdatとか)が 好きなら楽しめるはず。でも、1stなんだから全編タイアップだらけにした方がファンは喜んだかも。 「fortissimo-the ultimate crisis-」とか「ひだまりバスケット」とか入れてさ。 曲の繋ぎを工夫するなど、後半を一つの組曲として力を入れたのは十分伝わってくるんだけど。
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