- 各アーティストの全アルバムレビュースレその2
176 :名無しのエリー[sage]:2011/01/11(火) 13:57:01 ID:gNAL+h+g0 - 昨年、化粧品のCMで復活した河合その子です。
その子 ★★☆ 美人でお嬢様で不思議ちゃんで、という当時の彼女のイメージを歌で 表現したら、こうなりましたというアルバム。辱めとも言える 大人たちの目論見を当時20歳の彼女がすべて解りきった上で演じる という構図は、現代の萌え系アイドルや声優のアルバムに通ずる ものがある。チャートで1位になり、もっとも売れたアルバムでは あるが、以降、彼女はこのイメージを払拭できず苦しめられることに。 シエスタ ★★★ 前作の路線を踏襲しつつも、少女から大人への脱皮を窺わせる楽曲も チラホラ。前半なんかよくいろんな声が出せるなぁと感心してしまう。 「緑の少女」から、最も売れたシングル「青いスタスィオン」を経て、 ラスト「星のピリオド」へと続く流れが良い。 Mode de Sonoko ★★★ アルバム全体が「彼氏を追ってフランスにやってきた女の子」の ストーリーになっており、楽曲にもヨーロッパ風味が漂う。 そのコンセプト故に全体的に(シングル曲を含めて)際立った楽曲が 無く、地味な仕上がりになっており、アイドルのアルバムと考えると 退屈に感じるかも。ちなみに本人もプロデュースに名を連ねている。
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177 :名無しのエリー[sage]:2011/01/11(火) 13:59:10 ID:gNAL+h+g0 - Rouge et Bleu ★★★★★
このアルバムで歌い手として覚醒。表現力とか歌いっぷりとか、 もともと音楽的素養が評価されて芸能界入りした人なので、 ようやく本領発揮と言ったところ。さらにヨーロッパ路線を 押し進めた楽曲群も、それぞれが強い引きを持ち無駄がない。 シングルとは歌い方を変えた「ロマンスの行方」に特に驚かされる。 Dedication ★★★ 「JESSY」までのシングル7曲に新曲3曲を加えたベスト。 ただしデビューからの3曲はリアレンジ&歌い直しであり、 以降のシングルとのボーカルの統一を図りたかったのか。 おニャン子のオムニバスにのみ収録されていた「プリズム」を 入れるとか、もう少しこれといった売りがあれば。ベストなんだし。 COLORS ★★★ デビューから一貫してプロデュースをしてきた後藤次利が離れ、 様々な作家の楽曲が収録されている。けれどもやはり耳に残るのは 後藤が手掛けた「ラベンダーに目印」とか「カーテンの少年」あたり。 これでテレビ露出を控えたのは無謀だったかも。 Dancin' in the Light ★★★☆ アメリカでレコーディング。4曲を彼女自ら手がけ、残り6曲を 海外の作家が提供しているが、彼女の曲の方が断然出来が良い。 全体的に歌い方が荒っぽいが海外ものはそれ以前に歌いこなせてない印象。 現地のアレンジャーによる硬質でキラキラした音はドライブに合いそう。
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178 :名無しのエリー[sage]:2011/01/11(火) 14:01:30 ID:gNAL+h+g0 - Replica ★★★★
10曲すべてが彼女の作曲。おニャン子出ということを考えれば、 よくぞここまでと思うが、一般的な基準で考えるとまだまだ改善の 余地があり、彼女自身もボーカルスタイルなど試行錯誤している 感がある。それ故にあと何枚か作ったら名盤が生まれるかもとか、 後藤次利がプロデュースしたらどうなるんだろうとか、いろんな期待を 抱かせてくれる。結局これが最後になってしまうのだけど。 Sonnet ★★★★ シングル9曲にラスト2枚のアルバムから彼女の自作曲5曲を加えたベスト。 ここでようやく「落葉のクレッシェンド」のシングルバージョンと 「夢から醒めた天使」がアルバム初収録となる。7年後に発売される レコード会社主導の「ベストコレクション」でフラッシュアップされる までは彼女の足跡を手っ取り早く知るのに最適の一枚だった。 ゴールデン☆ベスト ★★★★★ Disc-1では9枚のシングルのAB面を完全収録。Disc-2では現夫・後藤次利が 手掛けた楽曲と本人作曲をセレクトしている。ライブ音源3曲が初CD化 されたり、幻の存在だった「プリズム」が初収録されたりなど、ファンの ニーズに十分応えた内容になっている。Disc-2の曲順とか歌詞カードの 解説とか企画を超えた制作者の愛情が感じられるのも嬉しい限り。
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179 :名無しのエリー[sage]:2011/01/11(火) 14:06:55 ID:gNAL+h+g0 - ×「ラベンダーに目印」
○「ラヴェンダーが目印」 でした。
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