- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版24th
399 :名無しのエリー[sage]:2010/12/21(火) 20:34:10 ID:2l8MGGYlP - 1stはあったのに2ndがないので
放課後ティータイムU/放課後ティータイム 1.いちごパフェが止まらない ★★☆ 本格派よりコミックバンド寄りな放課後ティータイムの性質がにじみ出た、アルバム書き下ろしの曲。 本編にはタイトルは登場していたが演奏シーンのなかった曲だが、まあだいたい想像通りのアップテンポチューン。 一曲目の景気付けには十分。とはいえそれ以上でも以下でもない感。 2.ぴゅあぴゅあはーと ★★★★☆ こちらは7話劇中歌としてシングル発売された曲。メロディの軽快さとボーカルのノビが個人的に好印象。 歌詞はいつもの澪(作詞担当のキャラ)節といった風情の、臆病かつ頭がメルヘンな感じなので好みが分かれるかも。 3.Honey sweet tea time ★★★★ 劇中で作曲担当の紬が閃いた曲として名前のみが登場していた楽曲。好奇心旺盛で世間を知らないというキャラを踏まえた詞と さわやかめなメロディライン、放課後ティータイム名義としては初となる 唯(CV豊崎愛生)、澪(CV日笠陽子)以外がボーカル(紬役の寿美菜子)を担当している点などが上手く反応している感あり。 4.五月雨20ラブ ★★★★☆ こちらは打って変わってやや暗めでベースの主張が強い90年代前半のようなメロディと、詞にいつものメルヘン成分が少なめな異彩を放つ一曲。 個人的にはこれが形になったという点でこのアルバムの存在意義は大きいとさえ思うが、好き嫌いは分かれそう。 5.ごはんはおかず ★★☆ アニメの山場である学園祭ライブの一曲目を飾った、コミックバンドっぽい性質をふんだんに表すご飯讃歌とも言える一曲。 ちなみに作詞担当は劇中ではボーカルの唯だが、彼女らしい適当さとノリ一本槍な性質がよく出ていると思う。 曲調がやや落ち着きに欠ける感じが強いが、ノリがいいので聞くに耐えないってほどじゃない…はず。
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400 :名無しのエリー[sage]:2010/12/21(火) 21:03:24 ID:2l8MGGYlP - 6.ときめきシュガー ★★★
こちらは7話劇中で詩として登場していたものに加筆増補し音をつけた曲。 ノリのいい曲に甘ったるいというか砂糖の名前を羅列しただけの面と 恋に臆病な女子の切なさを歌った面をブレンドしたなんとも不思議な詞が、このバンドらしさを体現している。 7.冬の日 ★★★★☆ 出展が一期特別編の作詞メモに書かれた詞という、熱心なファン以外にはちょっと分かりにくいと思われる曲。 いつもの澪らしからぬ甘ったるさのないストレートに恋愛をモチーフにした、そこら辺のバンドが歌っても違和感の少ない詞と この曲のみ参加のアニメOP作曲担当Tom-H@ckの唯(CV豊崎愛生)の良さを引き出すメロディ作りが個人的に好印象。 8.U&I ★★★ アニメの山場である学園祭ライブの最後を飾った楽曲。作詞はごはんはおかずと同じく唯が担当している(あくまで設定)が こちらはまったく趣が違った出来で、唯がいつも世話を掛けている妹への感謝を謳い上げた、割と普通目の詞になっている。 曲調もアップテンポめかつくせが少ない感じで、そこそこ万人受けする可能性がありそうっちゃありそうな感じ。 9.天使にふれたよ! ★★☆ アニメ本編最終話となった24話で、メンバーで唯一学校に残る梓(サイドギター担当)に向けて歌った曲。 ボーカルが三年生組四人で順繰りだったり、このアルバムの曲とはテイストがだいぶ違う。どっちかといえばOPやEDに近い属性を持つと思う。 感動の場面で歌われた曲のためファン人気は高いが、個人的には映像と合わせないとやや物足りなさが残ると思う。 10.Interlude インストのため割愛。 11.放課後ティータイム ★★ その名のとおり、放課後ティータイムのテーマソング的な位置づけで作られた曲。 最後尾に据える辺り、制作側も毛色の違いは認識していたと思うが、個人的にあんまり必要性を感じなかった。 まあ普通のアニメならOPやEDでもありそうな感じではあるが、バンドサウンド推し気味のけいおんにはそこまで合わない印象。
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- アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版24th
401 :名無しのエリー[sage]:2010/12/21(火) 21:29:52 ID:2l8MGGYlP - 総評:★★★☆
去年リリースの一作目よりはボリューム面で大幅な進歩が見えており、 生演奏チックなDisc2との二枚組、初回版にはなんと今更カセットテープがつくなど一作目の薄さをカバー出来てる感はある。 ただ、アルバムとしてはやや曲数的に不満が残らなくもない。 3曲はシングル化されてるしリミックスされてるわけでもない(Disc2で生演奏っぽいMixになってはいるが)。 曲構成は作曲家が好きに暴れすぎていて、劇中では一人が作曲担当であるという事を度外視しすぎな感はあるが 前作のボリュームのなさに若干不満があった私個人としては、様々な曲調が楽しめるので好印象をもっている。 まあ一つのアルバムとしては完成度は高いものではなく、曲を個別に見たほうがいい感じ。 そしてやはり性質上仕方ないことだが、最低限二期26話全話見ていないと没入感が違ってくる。 全部見てファンサイドから付けた評価なので、ここのリスナーだと☆の数を減らす人が多数派だろう。 けいおんに興味のない層への訴求力は弱い、とファン目線からも思う。やはり、ファンアイテムの域は出切れていない。 一作目よりは売上でいい数字が出ているとはいえ、一部アニオタの中で言われるような「J-POPを超えてる」なんていうのはまだ幻想に近い。 ただ、アニメ関連のアルバムとしてはいい出来。
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