- 湯水の如く金掛けたのに売れなかった歌手 20人目
477 :名無しのエリー[sage]:2010/06/21(月) 14:20:22 ID:2fy/iKyD0 - 雑菌が繁殖して・・・
|
- 各アーティストの全アルバムレビュースレその2
141 :名無しのエリー[]:2010/06/21(月) 16:58:07 ID:2fy/iKyD0 - イースタンユース行きます
同じような言葉ばかり使っちゃってるのでくどいところがあるかもしれませんがご了承をw ind 口笛、夜更けに響く★★★ 近頃の作品と比べると音も荒く、勢いで突っ走っているという感じ(いい意味で)。冒頭の「月影」からそれが如実に表れています そしてアルバムの最後を落ち着いたインスト曲「冬の残像」で締める構成がニクい。 吉野氏の歌い方も喉の調子が心配になりそうな絶唱・・・というのでしょうかただただ圧倒されます。 荒削りながらも、聴いてるうちに無意識に握りこぶしを作ってしまいそうな力強い曲がそろったアルバム。 森田童子さんのカバーである「たとえば僕が死んだら」も激しさの中に原曲での切なさを感じることが出来て泣けます。 ind 孤立無援の花★★★★ 「いずこへ」「裸足で行かざるを得ない」を含むインディーズ時代での最終作 前作より音は良くなって聴きやすくなり、激情溢れるギターと吉野氏のボイスも聞こえやすくなった ただこの頃は歌詞がどことなく暗いので、メジャーデビュー後のアルバムを一通り聴いた人が聴くと歌詞に違和感を覚えるかも。 「裸足で行かざるを得ない」は希望を見いだせる歌詞でメジャーデビュー後のイースタンの指針となる曲。 ちなみに「扉」「裸足で行かざるを得ない」は以前収録されたものとは別バージョン(前者はCindelella.V.A、後者はシングル) 1st「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」★★★☆ デビューシングル「青すぎる空」のアルバムバージョンを含むメジャーデビューアルバム。 インディーズの頃の暗い内容の歌詞はほとんどなくなり、前向きな歌詞になっていて「男子畢生危機一髪」「寄る辺ない旅」などの曲にそれが表れてます。 「夏の日の午後」は力強い楽曲に夏のにおいを感じさせるイースタン屈指の名曲。冒頭の口笛から一音も逃さず聴いて欲しい。 個人的は後半の曲が印象に残りづらい感じがしたのですが、前半は文句なしの完成度。(後半が全然ダメというわけじゃないです)
|
- 各アーティストの全アルバムレビュースレその2
142 :名無しのエリー[]:2010/06/21(月) 16:59:36 ID:2fy/iKyD0 - 2nd「雲射抜ケ声」★★★★★
メジャーデビュー後のイースタンユースのアルバムでの最高傑作だと思います。 「砂塵の彼方へ」「雨曝しなら濡れるがいいさ」で見られるヒリヒリしたギター音が言いようのない緊張感を与えます。 組曲のように曲調が目まぐるしく変わっていく「未ダ未ダヨ」、寂寥感を感じる轟音ギターが唸る「夜の追憶」も名曲。 ギターに耳が行きがちになりますが、ベースも様々なラインを作り出し、がっしりと曲を支えてます。 イースタンに興味がある人はこれか、自作「感受性応答セヨ」を聞くのがよろしいかと。 3rd「感受性応答セヨ」★★★★☆ 前作よりギター音は凶暴さを増し、疾走感のある曲が増えた3rd 「スローモーション」「踵鳴る」「黒い太陽」に代表されるように、焦燥感・切なさなど様々な感情が入り交じった疾走感溢れる曲が並びます 音がパンク系に近づいてる感じがするので長く聴けるという点では前作が上ですが、イースタンユースというバンドを知るには一番いいアルバムかも。 「素晴らしい世界」は力強く生きていけというメッセージを高らかに歌い上げたイースタンらしい名曲。泣けます。 4rh「其処カラ何ガ見エルカ」★★★★ 前作の熱情を引き継ぎつつ、聴き易さが増した4th 轟音ギターと静と動のわびさびを効かせたエモーショナルな音、日々の暮らしに溢れる様々な感情を表す歌詞。 これぞイースタンユースというバンドが作り出す音の他ありません。 「自由」「世界は割れ響く耳鳴りのようだ」などいつものイースタンらしさが窺えます。 ただ曲がちょいワンパターンかなと思うところがあるのですが、曲の緊迫感は十分に感じ取れるのでそんなに問題はないと思います。
|
- 各アーティストの全アルバムレビュースレその2
143 :名無しのエリー[]:2010/06/21(月) 17:02:25 ID:2fy/iKyD0 - 5th「Don Quijote」★★★☆
メジャー後では初の横文字によるタイトルの5th。 冒頭の「街はふるさと」から力強い楽曲が並び、後半は哀愁漂う曲が並ぶという今までのイースタンのアルバムとはちょっと違う感じが見受けられます 「大東京牧場」など、抑えたメロから激情のサビを聴かせる曲も健在。 白眉は「矯正視力〇.六」。悲しみを捨てられない者の嘆きや目に映る風景を切り取った歌詞と間奏部での三人の鳴らす轟音が光るナンバー。小谷さんのピアノも絶品。 この辺りからエモーショナル溢れる曲は影を潜めてくるので、そうゆうのが好きな人は物足りないかもしれない。 6th「365歩のブルース」★★★ ライブでよく演奏される「荒野に針路をとれ」を含む6th いつものイースタンユースらしい音なのですが、今までの作品と比べると幾分地味な印象。歌詞も特にいつもと変わりなし(いい意味で)。 駄曲ばかりというわけではないですが上記の曲と「365歩のブルース」「片道切符の歌」 前々作の「ジグザグジグザグチクタクチクタク」のような切迫感を感じる「非力なる者」が聴き所。
|
- 各アーティストの全アルバムレビュースレその2
144 :名無しのエリー[]:2010/06/21(月) 17:04:29 ID:2fy/iKyD0 - 7th「地球の裏から風が吹く」★☆
ごめんなさい、自分の中では駄作の域に入ります。 今までのイースタンにあったエモーショナルな音を感じることが出来ず、緊張感が薄れてる。シングルの「沸点36℃」もインパクト不足が否めない。 耳をつんざくギターでなく、ファズがかったギター音が増えたせいでしょうか。 歌詞もどことなく暗く、抽象的。生きていく力が湧いてくる真っ直ぐな詞はどこへやら。 今までの曲作りに対し幅を広げようとしたがどうしたらいいかわからず迷走してる感じがします。 ただ、「ばかやろう節」「サンセットマン」は名曲。 8th「歩幅と太陽」★★★☆ 現時点(2010年6月)での最新作 前作の反動からか(自分がそう思ってるだけかもしれないけど)、再びイースタンらしさを取り戻したアルバム。 「まともな世界」での世の中への怒り、「明日を撃て」「デクノボーひとり旅ゆく」ではあと一歩が踏み出せない自分に喝を入れる詞の内容はまぎれもなくイースタンの本当の姿。 音にも「其処カラ〜」辺りの緊張感・熱気が戻っていて「オオカミ少年」など激情ギターが炸裂するナンバーや、トランペットが鳴り響く「脱走兵の歌」などが並び、飽きさせないアルバムになってます。 前作で肩すかしを食らった人や「Don Quijote」から離れてしまった人にも満足できるかも。
|