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名無しのエリー
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd

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アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
347 :名無しのエリー[sage]:2010/05/15(土) 17:19:13 ID:MufwYxOT0
 「FUNKASTiC」 スガシカオ

 1 Party People ★★★★☆
 快作。こういうシングルはスガにしか作れない。ファンクをベースにしつつ、邦楽としても聴ける。
 これからの季節、気温が高くなるほどに高揚できるナンバー。ベースやアコギ、キーボード、SEの使い方も適材適所。
 シングルであっても単調な構成にせず、冗長にもならないのが彼のいいところ。踊れ泡吹くまで。

 2 91時91分 ★★★☆
 初めは何のことを言ったタイトルなのかと気になるが、聴いていくと意味が分かって納得できる面白い歌詞。
 前回のアルバムにあった「バナナの国の黄色い戦争」を髣髴とさせるファンクナンバー。これも夏を思わせるはじけ具合。
 本作はサウンドこそ開放的であるが、やっていることや歌詞はひそかにダークであり、それが魅力となっている。

 3 サヨナラホームラン ★★★☆
 哀愁のあるミディアムバラード。シングル曲ということもあり、テーマがストレートで分かりやすい。
 誰かが打った2ランホームラン。そこに歌詞の主人公は自分を重ねてみる。人を喜ばせることを自分もしてみたい。
 このままではいけない。しかしふんぎりがつかない。そんな歌。

 4 兆し ★★★
 アルバムを総括する歌ではあるが、この位置に置くあたりに構成センスを感じる。
 アコースティックギターによるシンプルな弾き語り。これも迷いを歌っている。
 「そこにある兆し 暗闇に惑わされずにそれを感じればいいのか…」
 それを感じればいいと言い切らないのが彼ならではで、そこにリアルな感触がある。
 このような歌詞は以前の作品には見られなかったし、長年楽曲を作り続けてきたことから来るメッセージだと思う。

 5 ファンカゲリヲン ★★★★
 イントロの歪んだベースからしてエグい。
 前回と今回のアルバムは共に真っ向からファンクベースである。前は夜、今回は昼のイメージ。
 現代を舞台にした歌詞であり、梅雨の憂鬱と破壊願望が歌われる。
 「破壊してよ ニヤニヤしてる テレビに映ってるもの全部」このフレーズにこそニヤニヤしてしまう。

アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
348 :名無しのエリー[sage]:2010/05/15(土) 17:20:00 ID:MufwYxOT0
 6 トマトとウソと戦闘機 ★★★
 これまたアクの強い曲。クラブミュージックというかヒップホップというか、そのあたりが思い浮かぶ。
 最初こそとっつきづらいが、何度か聴いているうちにクセになるタイプの曲。巷に溢れる空疎な音楽をひそかに攻撃している。

 7 雨上がりの空に ★★★
 配信限定シングル。今回のアルバムの中ではひときわ爽やかで、歌詞もシンプルなラブソング。
 まわりにある楽曲が鬱屈しているだけにこのような曲が目立って聴こえる。無駄に引き伸ばさないのもいい感じ。

 8 ドキュメント2010 〜Singer VS. Rapper〜 ★★★
 ひさびさに復活したドキュメントシリーズ。今回はドキュメントというか半フィクションのように聴こえるが。
 12曲目の前哨戦とでもいうかのようにMummy-Dが登場し、爆笑ものの歌とラップのバトルが繰り広げられる。
 ある意味全力でB級楽曲を作っているような姿勢にとても好感が持てる。音色もきらびやかである。

 9 台風は北北東に進路を変え… ★★★
 手グセ感というか、メロからサビのコード進行感がいかにもスガ節な曲。ゆえにこれもエグい。
 以前で言えば「性的敗北」や「コノユビトマレ」などが思い浮かぶ。歌詞は彼にしては単調か。

 10 夏色タイム ★★☆
 これは一転して爽やかな曲だが、それだけに何か物足りなさがある。
 「この先 もうたぶん 同じ夏なんかない」という言葉のひびき方が他のアーティストと違うのはさすが。

アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
349 :名無しのエリー[sage]:2010/05/15(土) 17:21:12 ID:MufwYxOT0
 11 軽蔑 ★★★
 これは「はじめての気持ち」のパート2みたいな歌。続編というよりは別バージョン。
 主人公が男性か女性かでかなり解釈が変わりそうだが、やはり二番煎じ感がぬぐえない。

 12 はじまりの日 ★★★★☆
 すばらしい曲。Mummy-Dとのコラボレーションによる新境地。安易な合作に終わっていないところがよい。
 歌詞は駆け落ちをうたったもので、スガの曲にしてはストレートだが、それがとてもいい感触を生んでいる。
 過ぎ去ってしまう少年少女の時間を、夏を舞台にスリリングに描き出している。
 Mummy-Dの疾走間あふれるラップが明け、スガの声が聴こえる最後のサビこそこの楽曲のハイライト。
 全体的にアクの強い今回のアルバムの最後を、まるで風が吹きぬけるように心地よく飾ってくれる。

 総評 ★★★★
 前回の「FUNKAHOLiC」と二部作として扱われそうなアルバム。前回も今回も相応にクセがある。
 シングルの冴え具合は歴代アルバムでも屈指。
 スガシカオのルーツであるファンクをどうにか邦楽として聴けるように苦心しているところを評価したい。
 ぱっと一度聴いた時の印象はよくないが、何度か聴いているうちにはまってくる、そんなアルバム。
 


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