トップページ > 邦楽 > 2010年01月22日 > y+DhVb1u0

書き込み順位&時間帯一覧

6 位/233 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数0000000000000000000000044



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しのエリー
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd

書き込みレス一覧

アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
23 :名無しのエリー[sage]:2010/01/22(金) 23:12:15 ID:y+DhVb1u0
ECD / FINAL JUNKY

1. MIZO ★★★☆
リズムマシンのシンプルな響きとキャッチーながら不安を煽る旋律が印象的なトラック。
リリックでは脳ミソ、レコード、人生に存在する「溝」について書いている。
アウトロではECDの声が幾重にも重なってなんか気持ち悪い世界観に。1曲目ながらこのアルバムのカラーをよく現している佳曲。

2. ゆがんだ世界 ★★☆
なんかの歌謡曲か演歌か民謡か…とにかくそこらへんから持ってきたであろう変な女性ボーカルのループが耳に付く。
ただ全体的に印象が薄い。リリックもそんなに面白くないし…

3. 軽いハズミで ★★★★
これはカッコいい!ぐじゃぐじゃに崩れた世界観のリリック、
そしてリズムマシンの尖った響きとオルガンの割れた音色が奏でる不協和音が実にナイス。
サンプラーを手で演奏してるため随所でリズムがズレるのですが、その崩れ感も絶妙。
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
24 :名無しのエリー[sage]:2010/01/22(金) 23:13:03 ID:y+DhVb1u0

4. ZERO ★★☆
数字のカウントと自分の生い立ちを同時走行させたリリックが面白い。
トラックは延々と同じサンプルのループで、展開がほぼ無いのでちょっと退屈かも知れない。
相変わらずネタのセレクトは絶妙なんだけれどね…

5. 思い出す力 ★★★
トラックがとってもポップで面白い。
アレンジを変えればキック・ザ・カンクルー(古!)とか、そういうオリコン御用達ラッパーの曲にも使えそう。
でもこの曲の凄い所はリリックの世界観。「関東ローム層の味がする」って何ぞ?

6. 東京を戦場に ★★★★★
メロウでドリーミーなトラックに乗せられる、「いっそ東京を戦場に/もう遠くに追いやるのはよそう 戦争を」という衝撃的なフレーズ。
そして綴られるのは日常生活の中に存在する空しい光景。この描写が本当にリアルで、美しいトラックと相まって聴き手まで空しい気分になってくる。
個人的には「なんてつまらないどこのチャンネルも/死にたくなる気持ち計る」というフレーズが特にリアルに感じた。
あの、テレビで面白い番組が一つもやっていないときの微妙な憂鬱。そういったものがこの曲には充満している。名曲。
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
25 :名無しのエリー[sage]:2010/01/22(金) 23:14:43 ID:y+DhVb1u0

7. 関係ねーっ! ★★★★☆
底抜けに明るいシンセの旋律が印象的なトラックに乗せられるのは、現代社会への反感や不信感。
それらに対して「関係ねーって言ってやれ/あいにくごきたいにそえません」と言い放つ。
全体的に暗いこのアルバムの中で異彩を放っている、そして一番ノれる曲。
ただ、ライブアレンジバージョンの方が迫力があるかな。このバージョンもシンプルで良いんだけど。

8. 問い返す ★☆
ECDのラップが何か変。個人的には受け付けない。リリックは良いんだけど、それをイマイチ生かしきれてない感じ。
トラックもあんまり面白くない。途中音飛びっぽくなるところは面白いけど。

9. CD ★★☆
シンプルなリズムトラックをバックにECDがひたすらサックスを演奏するインスト。
即興なのかな…危うい感じもあり、中々アジがある演奏です。でも展開も何も無いんで気分が乗らないと少し辛い。

10. HAIKU ★★★★
アルバムを締めるのは不安感を煽る大袈裟なトラックをバックにECDのサックスが暴れる一曲。
ラップはひたすら1フレーズの繰り返しに徹していて、主役というよりかは演奏の一部と化している。
何よりリリック。「枕元 ペットボトル テトラポッド くだける波」。たった4語でありながら広がりが尋常じゃないです。締めに最適。
アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版23rd
26 :名無しのエリー[sage]:2010/01/22(金) 23:16:55 ID:y+DhVb1u0

総評:★★★★
ECDが自主制作レーベル「FINAL JUNKY」を立ち上げて最初に出したアルバム。
オリジナル盤のタイトルも何も無い金色の盤面にはFJ-001という品番。
前作「失点 IN THE PARK」では使用機材がサンプラーのみだったが、今作からリズムボックスとサックスが導入される。
それにより音に広がりができ、また格段に聴きやすくなった。(前作のあの生々しさも好きだけれど、聴きやすいとは全く言えない…)
サンプラーの篭った音とリズムマシンの鋭い音の両立が上手く出来ていて、聴いていて非常に気持ち良い。
また、このアルバムのリリックは生々しさの度合いがちょうど良く、そういう意味でも他の自主制作作品と比べて確実に聴きやすい。
ただ、似たようなテイストの曲が多いので近作「天国よりマシなパンの耳」や「FUN CLUB」に比べると多様性という点で少し劣る。
まあ、上に書いたようにとても聴きやすい作品になってる上、最近再発されて入手しやすくなった(しかも安い!)ので
「ECDってロンリーガールぐらいしか知らないけれど、今なにやってんの?」という人にはこれと「天国より〜」あたりを聴いてほしい。
因みにこの次の作品(「Crystal Voyager」)は機材不足の関係でリズムボックスとベース音のみになります。極端だ…


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。