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名盤さん
ロック名盤100選

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ロック名盤100選
975 :名盤さん[sage]:2023/04/08(土) 23:42:47.10 ID:xjfwIZDj
>>955 の続き♪

さて、その抽象言語だけで構築された、>>715 の冒頭に書いた通りのロック音楽の最高到達点である Univers Zero の UZED ですが・・・

今まで何度か試みたけど、そもそもこの音楽を構成してる抽象言語の意味の連なりに感応出来るのって、恐らくは20代前半までだから、この板住人相手じゃキビしいねぇ・・・

出来の良いスピーディな漫才ってあるじゃん?あぶらだこのアルバムは複数のそれがアルバム一枚分、最初から淀み無く次から次へと続いて終わるんだよ

変拍子まみれで意識し難いがパンクベースのロックであるあぶらだことは違い、UZED の場合は「漫才」ではなくって、やはりプログレッシブロック一般やクラシックの様にメインテーマ旋律に幾つものグライダーを用意して、山あり谷ありのリズム展開に合わせて可変させていく、という「演劇」の筋立て、「ストーリー」になってんのね

反復ばかりのクラウトロックやジャーマンサイケを除いた、所謂「プログレ」楽曲の出来の良し悪し如何は、この旋律展開の説得力というか、抽象言語で綴られる「文章」の意味の繋がり・「途切れの無さ」・接続と接続した先のパートが「ストーリーの展開」として機能してるか否か?で決定されるんだよ

分かり難いならばそれを「ピタゴラスイッチ」のカラクリで、例えばボールが落ちた先のシーソーがきちんと機能して、その先のカラクリに動力を伝える、という仕組みに淀みが無いこと、ゴールに辿り着く為には機能しない無駄なボールやシーソーの動きが無いこと、と考えてもいい

音楽ってのは全て創り手からの一方通行だけど、この様な音楽というのは特に、創り手側からの「読ませ方・見せ方」の誘導が重要で、しかも音楽ってのは聴き手側がコントロール出来ない時間の経過の中で音の意味を追わされる形の芸術なんで、ストーリーや「ピタゴラ」の仕掛けとしての意味を成さない「無駄」を感じさせられると、筋立てやカラクリの仕組みを追う集中力が一気に削がれちゃうのよ

(長くなりますので、続きます♪)
ロック名盤100選
976 :名盤さん[sage]:2023/04/08(土) 23:45:17.91 ID:xjfwIZDj
>>975 の続き♪

以前ジョンゾーンのネイキッドシティ(だったかな?兎に角ゾーンの高速ガチャガチャ転換ジャズのアルバムだったw)やクリムゾンの「RED」をプログレ或いはロックの名盤だと推してる奴と話したんだけど、ゾーンの当時の作風はほとんど全部がそうなんだが、激速ハードコアジャズパートと、メロウだったりムーディなパートに急速転換されるってワンパターンばかりで「ストーリー」も「カラクリ」も無いのよ・・・
それに強いインパクトと面白さ楽しさを感じられるならば、その価値観自体は否定しないんだけど、運動神経と超絶的な演奏能力アンサンブル力の高さを見せつけてるだけで「作曲された作品の力」でも「創造性の高さ」でも絶対にないわいなw

次に一般的には名盤の誉れ高い「RED」に限らず、クリムゾン作品全般がそうなんだけど、俺自身が名曲だと思ってる「RED」や「太陽と旋律」その他でも、曲の冒頭から中盤までの素晴らしさのまんま終わればイイのに、後半にインタープレイやら無駄なパートを接続しちゃうのね・・・
メインテーマ旋律を上手に可変させて展開してアウトロまで着地する、という構成になってないの・・・ただ単に、意味性が追えないままに接続される「違うオハナシ」「ピタゴラのゴールに辿り着く為の動作をしない、無駄なカラクリ」を聴かされる事になる


↑ の最後の一行は途中で切れたので重複 ↓

それでは作曲作品、プログレッシブロックの音楽芸術としてとして鑑賞する為の集中力が維持されません・・・コレも何度も言ってるけど、ロック楽曲とは「BGM」ではなく、集中緊張した対峙を強いられる音楽であるべきなのね?

音楽家が意図して「強いる」為に創り、リスナーは音楽家の作曲アレンジ演奏によってそれを「強いられる」為に聴くのがロックなのよ
最後まで意味性が途切れないまんまのそれが出来てるのは1stのスキッツォイドマンなんかだけなんだけど、1stにしてもその他クリムゾンのアルバムと同様に駄曲が含まれてるので、俺は「ロックの名盤」にクリムゾンは一枚も挙げなかったのね・・・
その世間的な評価の高さとは違って、アルバムとしては一枚も「名盤」を創れなかったのがクリムゾンですよ

(もうひとつ、続きます♪)
ロック名盤100選
977 :名盤さん[]:2023/04/08(土) 23:47:20.12 ID:xjfwIZDj
>>976 の続き♪

さて改めて「UZED」なんだけど、その音と音、パートとパートの繋がりの抽象的な意味が一瞬も損なわれない事と、それが「ピタゴラ」のカラクリとして完全に機能してる、という事が先ず一点

次に、そのカラクリにストーリーの「伏線」として、ウッドブロックやカナモノ等パーカッションの音や、それまで同じ演奏の反復だったのに、一度だけ半音下げるサックスが、次の展開の為のフックとして働いてる、という音の配置・アレンジの細かさと正確さ、ですよ

UZED のアルバム自体はトータルで聴かないと意味が無いので貼らないが、アルバム1曲目の Presage を何度も何度も聴いたうえで、それを打楽器抜きの管弦室内楽としてカバーした ↓ を聴いてみると、ドラマー/リーダー/ UZED の全曲作者であるドゥ二の細かな装飾音や、シングルリード吹いてる Dirk Descheemaeker の音の「抜き方、下げ方」が、如何に次の展開への「伏線/フック」となっていたのかが、ドラム/パーカッション抜きの限定された声部による再現で浮かび上がってきます

ALTROCK CHAMBER QUARTET - PRESAGE
https://www.youtube.com/watch?v=t3YeDriBalw

これも何度か書いたけど、このアルバムはモノトーンに抑えたプロダクションで、この様な精緻な音楽を聴き慣れてなかった俺には、最初は暗めのフュージョンにしか聴こえなかった
それが幾度か聴いた時、「何度も聴いてるうちに、徐々に」ではなく、一瞬でそれ等楽曲の音とパートの連なりの抽象的な「意味」、一つ一つの音とパートの役割、が分かってしまったんだな
コレはホントに雷に撃たれた様な衝撃でしたねぇ・・・今まで聴いてきたどんな音楽でも味わえなかった「分かる!分かった!!」という刃物が物理的な身体に刺し込まれた、という表現しか出来ません・・・

この様な音楽体験をしたのは後にも先にもコレ一度きりで、それ故、間違いなく20世紀の全ての芸術の中でも最高傑作されるストラビンスキー「春祭」と並べて称されないのは、単に認知度の問題でしかない、即ち自動的にロックの最高傑作である、と確信を持って言い得るワケです
ロック名盤100選
983 :名盤さん[]:2023/04/08(土) 23:59:33.33 ID:xjfwIZDj
>>976 の半ば辺りに消し忘れた一行が有るけど、気にすんなや♪

>>977 はナンバリングを忘れてたw

Universe Zero
120・UZED

コレで、「言葉の正しい意味でのロック楽曲」のアルバム作品だけでロックの名盤120枚が出揃いましたわ

ロック楽曲の定義も無いまんま半分以上がロック楽曲を含まないアルバム作品で埋まってる、「目配せ」だらけのケケケ100選とは全く違う、ロックの重要作品ばかりで構成されたリストアップになりましたな・・・

イギリスの「プログレ」以外の作品は、若干違うのを入れた方が良かったかな?と思うのは有りますが、
>>715 から重点的に挙げたレコメン系の作品やポストハードコア、エクストリームミュージックや「所謂プログレ」と日本のレコメン系として忘れてはならない作品に関しては充分かと思いますよ

あぶらだこに関しては、聴かなきゃ絶対に分からないし、
逆にユニヴェルゼロのUZEDに関しては、二十代半ば過ぎてる人には聴いても無理だと思われるので、その特質に関して言葉と理屈で説明する事に重点を置きました

はぁ、骨が折れたけど、自身のフェイバリットを整理し直せて有意義だったんで、校正して別スレでも使い回すかなw


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