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名盤さん
■ The 1975 // Part 14 ■

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■ The 1975 // Part 14 ■
101 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:05:21.46 ID:ISNyiXUL
Hot Press

今、Matty Healyの身体はこのマンチェスターの質素で優美な住宅の中にあるかもしれないが、
どうやら彼の心は未だにThe 1975のメンバーと共に、
先日東京からイギリスに戻ってきたブリティッシュ・エアウェイズの航空機ドリームライナーの中にあるようだ。

「個人的に攻撃されているかのような時差ボケでさ」と、Mattyは顔をしかめる。
「アメリカやオーストラリアとか何度も飛行機で行ったり来たりしているし、ずっと平気だったんだ。
でもどういう訳か、日本はヘヴィでキツかった。
チケットが完売した巨大なスタジアムでのショーで、好きなカントリーアーティストの一人であるKacey Musgravesも出演していて。
俺が作っている音楽を最もシンプルな形にまで削ぎ落とすと、本質的には、まさにカントリーミュージックになるんだよ。
3つか4つのコードとメロディ、大体そういう構成の曲になりがちだから。
あのKen Burnsが監督した”Country Music”シリーズを見たことある?」

ーHank Williams,からWoody Guthrie, Patsy Cline やJohnny Cash、そしてDolly PartonTammy Wynette,
Garth Brooks やWillie Nelsonに至るまで彼らの素晴らしい映像を収めたシリーズを?ああ、勿論。

「めっっっちゃくちゃ良いよね」と言って彼は話題を元に戻し、
「日本は素晴らしかった。日本で俺達がどれぐらいピッグな存在かを理解することは、俺にとってずっと難しいことだったんだ。
日本語のソーシャルメディアも読めないから。で、実際に行ってみると…アメリカやイギリスでもそうなんだけど、
実際に歩き回ったり、その国の人々に会うことでようやく理解することができる。
日本の場合は、火星にいるような感じがするけどね。自分達がやりたいことをやってる国なんだ」
■ The 1975 // Part 14 ■
102 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:06:53.91 ID:ISNyiXUL
“日本でThe 1975がどれぐらいビッグな存在か?”という質問への答えはこうだ。
それは、今年の残りは千葉ロッテマリーンズの本拠地となるZOZOマリンスタジアムを、
3万人の観客が埋め尽くすほどには十分な規模である。

「基本的にはDirty Hitフェスティバルだったんだ」
と、The 1975の所属先であり、彼がクリエイティブ・ディレクターも務めるロンドンのレコード・レーベルDirty Hitを引き合いに出す。

「Beabadoobeeとリナ・サワヤマも出演していて、二人とも俺達と同じステージだったから。
で、ショーが終わったらみんなで飲みに行って、めちゃくちゃ酔っ払ってた」

ー誰が最後まで倒れずに残っていたんだ?

「絶対にBea のクルー。俺は既にぶっ倒れてたよ」

「Beaとリナ、彼らは二人とも素晴らしいアーティスト。だから、Dirty Hitにおける俺の役割の一つは、
レーベルのアーティスト達のエゴやビジョンを実現しやすくする手助けをすることでしかない。
肩書きである”クリエイティブ・ディレクター”という仕事は、もっとThe 1975のレコードに対して当てはまる。
誰かクリエィティブ・ディレクターという人がいて、リナ・サワヤマやWolf Alice を指導しているわけじゃないんだ。
彼ら自身で何もかも全て上手くやれているからね。
The Japanese HouseやPale Wavesのミュージック・ビデオやプロダクションの一部に関わったことはあるし、
いつでも手助けしたいと思ってる。けど、それは彼らの方から頼まれた時だけなんだ」
■ The 1975 // Part 14 ■
103 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:08:01.90 ID:ISNyiXUL
リリースまで残り1ヶ月程となったThe 1975の通算5作目のアルバム”Being Funny In A Foreign Language”は、
思わず踊りたくなるエレクトロポップな瞬間がありながら、次の瞬間には官能的な愛や欲望を歌っているような作品だ。

その前者のカテゴリーに位置する”The 1975”は、
The Beta Band、LCD Soundsystem、The Cureの”Caterpillar”やビートルズの”A Day In The Life”を、
無造作に放り込んでミキサーにかけたような曲で、
2022年のアルバムの最も素晴らしいオープニング曲の候補として、Fontaines D.C.の”In ár gCroíthe go deo”の対抗馬に挙げられる。
歌詞に関しては、アペロールやQアノンなどへの言及があるのだが…これ以上は、もうすぐリリースされるアルバムであなた自身が確かめた方がいいだろう。

「Fontaines D.C.は、今気に入ってるバンドの一つなんだ。特に最初の二つのアルバムとかさ」と、Mattyは熱く語る。

「今、人々は出来る限りテクノロジーを使用しないで作られた素晴らしいものを見たいと渇望しているんだ。
”Notes On A Conditional Form”が、あのファッキンIMAXシアターで映画を見るような作品だとしたら、
”Being Funny In A Foreign Language”は、劇場に見に行くような作品。
つまり壮大に構築されたようなものとは真逆の体験で、より親密さがあるものになってる」
■ The 1975 // Part 14 ■
104 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:09:18.34 ID:ISNyiXUL
Qアノンの歌詞に話を戻そう。彼も筆者と同じように、
陰謀論を唱えるLauren BoebertやMarjorie Taylor-Greeneのような人々を病的な関心を持って見ているのだろうか?

「ああ、全くその通りさ。多くのイギリス人がそうであるように、俺もアメリカのカルチャーに魅了されて育ったからだろうね。
アメリカのカルチャーを与えられて食って育ってきたようなもんなんだ。
今、こうして大人になってもアメリカで過ごす時間が多いから、アメリカについて書くことはとても惹かれる。
けど、俺はアメリカと対立関係にあるともいえるんだよ。
アメリカは、最も革命的で進歩的な国であると同時に最も保守的な国だから。
そういう完全に矛盾したパラドックスをもつ国だ。自分がアメリカに住めるとは思えないけど、よく興味を惹かれる国であることは確かだね」
■ The 1975 // Part 14 ■
105 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:10:27.94 ID:ISNyiXUL
また“Being Funny In A Foreign Language”には、Brexitのイギリスと、Nadine Dorriesが文化大臣に就任したことで、
その酷さが要約された保守党政権を狙い撃ちで批判した歌詞も登場する─”Nadine Dorrisと文化”、かつて無い程に矛盾した言葉の組み合わせだ。

「精神的な面でアートというものに無関心で心底軽蔑している人は間違いなくいるはずだ。
でも一方で、例えばレコードやライブのパフォーマンスとか、より大きな何かに達しようとしているアートの瞬間を体験することによって、劇的に自分が変化したという経験をした人もいるわけでさ。
君もそんな経験をした感じがするけど、何歳になろうと、Joni Mitchellの”Blue”やBob Dylanのアルバムを聴いて衝撃を受けて、
完全に全てが変わることだってあるんだ。
ある意味ではそういう人が、社会に啓蒙的な影響を及ぼす役目を担ってる。
つまり、別に文化相に就任するような政治家がクールでセクシーで洗練されてないわけではなくて、
彼らは俺や君が体験したような経験したことがないだけなのさ」
■ The 1975 // Part 14 ■
106 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:11:34.05 ID:ISNyiXUL
ー君は現代のカルチャー間の論争による対立によって生まれたアメリカやイギリス、欧州の分断を癒す方法があると思う?

「何が起こったかっていうと、世界的に個人主義化が進んだからなんだよ」と、彼は精神分析医モードに切り替わったように話し始めた。
「そう例えば、かつては家族がリビング・ルームで一緒に座ってテレビを見ることで、
一方的に同じ情報を得ていた。そして、テレビを見ながら、もしくは見た後に、その番組の内容について話したりしてさ。
そこでは、メディアを消費することによってコミュニティが形成されていたんだ。

でも、今はメディアの消費の仕方が変わって同じ一本道的な構造がなくなり、かつて生まれていたコミュニティもなくなった。
より個人主義的な構造になっただけでなく、有害な影響を与えるものになり、ピンポイントで個人だけに向けられるものになったんだ。
なぜなら、情報はアルゴリズムによって管理されているからね。
かつてはテレビを見たからといって、見ている人が広告にどう反応したかをテレビが監視しているなんてことはなかった。


人々はより誰かと繋がっているような見せかけだけの感覚を与えられてきた。
で、実際に何が起こったかというと、みんながより孤立してしまったのさ。そういう繋がりは巧みに仕掛けられたトリックなんだ。
イギリスに関して言うと、俺は右翼の出鱈目にも左翼の無気力さにも、両方にうんざりしてる。
この国の労働党は、鉄道労働者や港湾労働者のストライキを支持することすらできやしない連中だしさ。
だから今の俺は、政治的な意味でどこにも居場所がないホームレスって感じだ」
■ The 1975 // Part 14 ■
107 :名盤さん[sage]:2022/10/08(土) 03:12:29.02 ID:ISNyiXUL
勿論、Liz Trussがイギリスの新首相に就任したことで彼の気分が晴れることはなかった。

「オーマイゴッド、ああファッキン気が滅入るね。もうこれ以上は事態が悪化するわけがないと思っていたら、さらに酷い事態になった。この新しいアルバムには、”I'm sorry if you're alive and seventeen/もし君が今を生きていている17歳なら気の毒だ”って歌詞があるんだ。
これは現代を生きる17歳の若者にとって現実がどれだけ恐ろしいものかっていうことを、俺なりに分かっていると表現している歌詞で。
一体彼らにどんな未来が見えているっていうんだ?」


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