- ■ The 1975 // Part 13 ■
419 :名盤さん[sage]:2022/09/16(金) 19:53:21.86 ID:BIBP+9gN - How Long Gone
ーこのインタビューの収録は、君達がレディングでレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの代わりに ヘッドライナーを務めることになったり、他のフェスティバルの予定があって一度延期されたわけだけど、あのフェスティバルは日本で? ジョージ「ああ、日本のフェスだ。日本に向かった当日に打診の電話が入って、 『レイジが出演できなくなったから日本のフェスの翌週、代わりに出る気はないか?』と。 たぶん、俺達が日本でショーをやる予定で準備万端だったからヘッドハンティングされたんだろうね」 ーレディング&リーズは君たちに相応しかったよ、イギリスだとかなりデカい会場でやってるんだっけ? マシュー「いや、アメリカの公演とそこまで大差はない、マディソン・スクエア・ガーデンとかでもやってるから。 レディング&リーズに関しては、俺達は日本に向かう途中で。サマーソニックにヘッドライナーとして出るためにね。 とにかくクールなことで、俺達は物凄く興奮してたんだ。 マジでドープだった、日本で俺達があそこまでビッグになっているとは思ってもみなかったから。 で、電話を貰った時、俺はサングラスに他所行きの服装で空港に居たんだけど、 『やあ、レイジが出れなくなった。代わりに出ないか?』って言われて、もうクソ興奮したんだ。 もう最高にクールだと思って、即オーケーしたってわけ。 ああ俺たちってレイジの代わりができるほど良いバンドなのかと思い上がったりしてさ」
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- ■ The 1975 // Part 13 ■
420 :名盤さん[sage]:2022/09/16(金) 19:54:30.42 ID:BIBP+9gN - ー君達とちょっと対峙する話をしたい。このポッドキャストを聴いてるから知っているだろうけど、
僕はジャック・アントノフに懐疑的な側の人間だ。でもどういうわけか、君達の新譜の評判はどれも好意的だね。 ジャック・アントノフとまた一緒にやる可能性は?彼と一緒にやるのはどんな感じだったんだ? 時にクリエイティブな関係は、どちらかが一方に仕える犬と飼い主の関係だったりする。 そういう、ジャックが君達に仕えるような関係だったんじゃないか? マシュー「まさか。なんていうか正直、ツイッターのああいうカルチャー間の闘争からはなるべく距離を置くようにしてるんだよ。 俺はラナ・デル・レイの大ファンで、ジャックが手がけた彼女の作品が好きだったし…彼のバンドBleachersとライブで一緒になったこともあるんだ。 だから、常に彼は良いプロデューサーという存在でしかなかった。彼に対するネットの熱心な論争に参加したことはない。 そう、まず何よりも彼をゲストとしてここに呼ぶべきだ。最高の男だから。もうファッキン話が面白いし、そして賢い。 これはよく言ってることなんだけど、同じプロデューサーの立場から見ても本当に優秀だと思う。 世間では話題の多忙な男って認識みたいだけどさ。 何故こういうことが起こったのかは俺にもよくわからないね。 というのも、俺達は今作の曲を全て書き終わったところで、『オーケー、曲が書けたし、これをジャックと友人になるきっかけにしよう』って感じで、ごく自然な成り行きだったから。
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421 :名盤さん[sage]:2022/09/16(金) 19:54:58.30 ID:BIBP+9gN - そして、俺とジョージだけだったスタジオに新しいエナジーが生まれた。
カルチャーの知識の塊のようなファッキン素晴らしいプロデューサーが、一人の友人として一緒に音楽に興奮してくれているっていう。 ある意味パーフェクトだよね──というか、俺は他人にどう思われようが、クソどうでもいいんだけどさ。 別に君達からジャックとやることを批判されてるいう意味じゃないけど、これだけは言いたい。 そこら辺の音楽ジャーナリストと音楽について30分間話した後、 ジャックと音楽について30分間話してみたらわかる、 どっちがより面白くて刺激的だと思う? ジャックはマジで優秀。俺達も自分達の作品のことならよく理解していると思うし、 アーティストとプロデューサーって関係というよりも、俺達三人全員がプロデューサーという関係だったんだ」
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422 :名盤さん[sage]:2022/09/16(金) 19:55:38.43 ID:BIBP+9gN - ジョージ「三人の人間が自分達の役割すら特に意識していないのに、パーフェクトに上手くいっているような関係だ。
あと、彼はファッキン素晴らしくて本当に面白い、インスピレーションを与えてくれる人だったからね。 彼と出会った時は、俺もマッティもクリエイティブな意味でやや苦境に陥ってるような状態で。 二年目のロックダウンに入ろうとしていて、 それまで一年半の間ずっと、自分達だけで今作の明確なイメージを掴もうと試行錯誤していた。 いや勿論、様々なアーティストの助けも借りたりして、本当に色々なことを試していたんだ。 ごく単純な話で、彼と会ったら、俺達は彼をとにかく気に入って、そして彼が俺達に自信を取り戻してくれた。 アレコレ試行錯誤していた俺達は疲れ切ってて、どこか自信を失っていたけど、 彼と出会えたことで、再び興奮を取り戻すことができたんだ」
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423 :名盤さん[sage]:2022/09/16(金) 19:57:06.97 ID:BIBP+9gN - マシュー「今作に関していうと、45分ぐらいのコンセプトアルバムのような、
俺たちとしては結構新しい試みといえる作品だから、以前やっていたことを新しい今作のスタイルで今再解釈しようとしていて。 今まで俺達がライブでやってきた多くのことに背を向けようとしている。 なんか、沢山の人がやっている感じのものになったということもあってさ。 別に俺達の影響力が凄まじいって意味じゃないけど、映像を光源として使ったシルエットとか、もうやりたくないなと。 これから沢山フェスティバルに出演する予定なんだ。だから、目的に適ったものにしたいと思ってる。 つまり、フェスティバルは率直にロックンロールでグレイテスト・ヒッツって感じのショーで、 単独ツアーはオーディエンスからもっと反応が得られるだろうし、もっとコアなファン向けになるかもしれない」
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