- 蘇るディスクユニオンのスレ
444 :名盤さん[]:2021/02/16(火) 20:24:14.53 ID:i/JHDu3C - 俺の場合は昔から「オリジナルアルバムを買う」という意識が強かった。
それは俺のまわりの音楽通の友達も含めて、俺達の音盤を買い集めるスタンスは 「ベストを買っている奴はガキ、センスがない、ヒット曲や権威に弱いダサ坊」と いうレッテルを貼られて、「音楽ファンとしてレベルが低い奴」って見られたり、 舐められるから、基本的にベスト盤は避けていたんだよ。 それでも俺はビートルズのオリジナルアルバムを揃えきった後には、 ジャケが好きで「オールディーズ」に憧れて買ったし、その数十年後には、 レココレ特集号とリンクしているから、「1」買ったりした。不思議と赤盤青盤は まだ買った事がないが、あれはジャケの雰囲気に重量感があるから、いつかは アナログレコードで買う事だろう。イエス、クイーン、エルヴィス・プレスリー、 バーブラ・ストライサンド、マイケル・ジャクソン(モータウン時代に限る)や、 ELP、EW&F、PFM、マイク・オールドフィールド等々も、 オリジナルアルバムの大半を揃えた後に、遊びでベスト盤だって一応買っている。 トトに至ってはオリジナルアルバムは全てレコードで揃え、ベスト盤だけCDで 買っていたりしている。 でも今は昔の音楽通の友人達とレコードコレクターとして競い合うこともないから、 俺も気張ることなくちょっと肩の力を抜いて、ベスト盤を軽い気持ちで買って、 軽い気持ちで流し聴きするようなことをして、そこそこ楽しいんでいる。 オリジナルアルバムを持っているからこその、安心感よ自信があると、 「ベスト盤購入」というのは、心に余裕を持っての購入意識で買える気がする。 昨日は偶然だが、グラスゴーのポール・マッカートニーとの異名をもつ ジェリー・ラファティーを配するグループ、スティーラーズ・ホイールの ベスト盤を聴いていた。俺の純粋な気持ちとして好きなベスト盤を選ぶのならば、 ベイ・シティ・ローラーズの「ニューベスト」や、カーペンターズの 「ゴールデン・プライズ第二集」というのは本当に素晴らしい傑作ベストに思う。 長年の音楽ファン生活を経て、俺のベスト盤に対して思い始めた気持ちは、 「ベストにも名盤は存在する」というものである。
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