トップページ > ウエイトトレ > 2016年08月09日 > PV8cIf7p

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ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g
ドラム缶Bの行方8 [無断転載禁止]©2ch.net

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ドラム缶Bの行方8 [無断転載禁止]©2ch.net
291 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/08/09(火) 20:46:46.34 ID:PV8cIf7p
>>271
そして定時、俺は、冷凍食品の現場であると高をくくり、専用の割烹着の下に、厚着をしていた事が祟り、
少しだけ熱中症に似たけだるさを感じていた。だから俺は、早く帰ろうと、佐々木さんなど、
その他作業の作業仲間と共に、早々に退勤カードを切るのであるが、そんな俺と、
そしてその他作業の佐々木さんを、またしても工場長が呼び止めた。そして、そんな工場長はまず、
「やけに早い帰りじゃねえかよ。」
と、残業を免れた俺達に少し驚いて見せると、そんな工場長の言葉に、佐々木さんが答えた。
「いやね、鈴木さんの計量が速かったと言うか、速すぎたのでね、まいった。」
と。が、それを端から聞いていた俺は、心の中で、
「いや、結構限界だったんですけど…。」
と、つぶやいていた。すると、俺が何か言うよりも先に、まず、工場長が、佐々木さんに対し、
「鈴木君、計量出来るのか?使えそうか?」
と、問いを投げかけると、その問いかけに対し佐々木さんは、
「間違い無いでしょ。使えるね。」
と、即答をした。すると、佐々木さんのその返事を聞いた工場長は、ここに来てようやく俺に話しを振ると、
「じゃあ鈴木君は明日からその他卒業で、三号機投入だな。」
と、俺に告げていた。が、三号機投入も何も俺は、三号機投入と言う仕事が、どんな仕事であるかを知らないし、
さらに言うと、三号機と言う機械の存在すら知らない身である。そう、俺はあくまでも新人であり、
まだ右も左もわかった物では無い。だが、俺にそう告げる工場長の目は、すでに決意を固めた目であり、
故に俺の発言権は、極端なまでに失われ、俺に唯一許された言葉とは、
「はい。」
だけであった。そして、俺が承諾するや否や、工場長は、次に、
「じゃあ、明日から佐々木じゃなく、猪野山に仕事を教わる事だな。」
と、またしても俺の理解に無い人名を挙げて見せた。だが、右も左もわからない俺は、
右も左もわからないが故に、またしても一つ返事である。
「猪野山さんって誰やねん。」
それがその時の俺の心境であった。そして、ようやく帰宅を許された俺は、またしても、
その足で卓球場に向かう事をせず、即、帰宅すると、ウエイト板にアクセスしていた。
すると、俺よりも先にウエイト板にいた忍者ハッタリ君は、俺よりも先に仕事の愚痴に果てていたらしく、
そして、そんな忍者ハッタリ君は、匿名達から、職業がバイトの派遣である事をいじり倒されていた。
が、忍者ハッタリ君は、あえていじられたいのであり、故に、匿名達からどんな呪言を聞かされようが、
素知らぬ顔である。それどころか忍者ハッタリ君は、
「自分には錬金術がある。」
などと称し、自分が株や投資のプロであり、さらには、麻雀もプロ級であると主張していた。
すると、その書き込みを読んだ匿名達は、そんな錬金術を持ち合わせながらも、
バイトの派遣に甘んじている彼の矛盾を、ここぞとばかりに叩き始めた。そして、その光景を端から見ていた俺は、
「うらやましい。」
と、感じると、自分の事も叩いて欲しくて、ここに来て無理やり割り込むと、
「私、パートね。」
と、自分の低い身分をあからさまに主張して見せた。そう、俺は、準社員と言う形であれ、
給料が時給850円である以上、パート勤務でしか無いのである。だから、俺のその書き込みに、
嘘は無かった。すると、その書き込みを読んだとある匿名は、早速俺の事を叩くべく、
「エレベーターだな。給料や部屋やら飯うpして有頂天か時代から、パートに行きたくないと駄々こねる生活へ。冒険家みたいやの。」
などと書き込み、俺の身分の急落をエレベーターに例えると、さらには、俺の転落人生を、
冒険家に例えた。そして、その書き込みを見た俺は、早くも大爆笑を浮かべていた。
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292 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/08/09(火) 20:47:21.59 ID:PV8cIf7p
>>291
そう、俺は、叩かれてなんぼであり、叩かれる我が身を第三者を装っては端から観察し、
「かわいそうな奴。」
と、あざ笑う事が好きなのである。そして、そこにさらに、
「有頂天か時代」
などと言う、あからさまな誤字である。それを笑うなと言う方が、無理と言う物である。だから俺は、露骨に、
「有頂天か時代wwwwww」
と、書き込んで見せると、その匿名の誤字を執拗に笑っていた。だから、その時の俺は、つい、
「仕事いやだああああああ!」
と、駄々をこねる日課も忘れてしまっていた。が、俺が駄々をこねなくとも、時が経てば明日は訪れてしまい、
その翌朝、俺は、少し緊張した面持ちで目を覚ました。そう、その日は、三号機と言う、
謎の機械が俺を待っているのである。だから俺は、飯をかき込み、天気予報を見た後に、
家を出ると、早速ケータイからウエイト板にアクセスし、仕事の愚痴に果てるつもりであった。
が、交通渋滞が、俺のそれを阻んだ。そう、俺は千葉県住まいで、職場は埼玉県。
故に県境には川があり、故に県をまたぐには、橋を通らねばならない。そして問題は、
その橋であり、如何せん橋とは、いくら交通量が多くとも、何本もかける事は出来ない物である。
だからこそ、一本の橋に車が集中し、交通渋滞も引き起こしてしまうのである。勿論俺は、
その事を知っていた。が、知ってはいても、その日は何故か特別であり、その渋滞も、
いつも以上である。故に俺は、普段であるならば、
「仕事いやだああああああ!」
と、駄々をこねなければならないところを、
「渋滞いやだああああああ!」
と、書き込む事しか出来ずにいた。そう、今、目の前に迫り来る問題は、仕事の内容よりも、
遅刻した事によって引き起こされるであろう、工場長からの叱責の言葉である。因みに工場長は、
以前に書いた台詞からもわかる通り、何故か誰に対しても敬語を使わないような、終始上から目線の、
最低な男である。さらに工場長は、それに加え、身長が低く、太っていて、おまけに眼鏡である。
外見で人を判断するのは好ましくないが、もしも皆さんが、そのような外見の人に、
終始、上から物を言われたとしたら、どう思うだろうか。俺は、正直な話し、殴り倒したい程の心境である。
が、それもその筈であり、実を言うと、工場長は、過去にパワハラで裁判を起こされた前科があったのである。
だから、後になってその話しを聞いた俺は、
「やっぱりな。」
と、すぐに納得してしまった程である。故に俺は、工場長の事が好きになれずにおり、
それ故に、そんな工場長から、叱責の言葉をかけられる事など、考えたくも無かった。
が、いくら俺が渋滞を嘆いたところで、どうしようも無いのが渋滞と言う物であり、
故に俺は、工場長の顔を思い浮かべると、ウエイト板に、
「チビデブ眼鏡にこき使われるのいやだああああああ!」
などと、悪態をついていた。が、いくら渋滞と言えど、運転中に2chとは、如何な物か。
そんな事は、流石の俺も百も承知であるが、すでにウエイト板が生活に密着してしまっている俺は、
どうしても運転中の2chをやめる事が出来なかった。そして、幸いにも、今まで事故に合った事は無く、
さらに、幸運が重なり、その日は遅刻を免れる事が出来た。
「明日からもう少し早く出よう。」
俺は、そうつぶやいて安堵の笑みを浮かべていた。そして、出勤するや否や、俺は、
工場長から、俺の指導者となる、猪野山さんを紹介された。すると俺は、猪野山さんを見た瞬間、心の中で、
「あ、この人知ってる!」
と、心当たりをつぶやいていた。それは、俺がこの会社の面接を受けていた時の事であった。
因みに面接は、会社の休憩室で執り行われた。すると、その面接中の休憩室に、訪れた男が一人。
それが、猪野山さんであった。そして、その男を横目で見た俺は、心の中で、
「ゴリラの放し飼いはいかんだろ。」
と、ツッコミを入れていた。そう、猪野山さんは、まさにゴリラと言えるくらいに、
体格の大きな男である。そんな男が、今日から俺の指導者である。だから俺は、内心、
「大丈夫かな?」
なんて考えていた。そう、知性を感じさせない彼の風貌は、余りに凶悪に満ちており、
工場長など、比較にもならない程である。だから俺は、怒鳴られながら仕事をする事を、覚悟していた。が、彼が、
「じゃあ鈴木君、行こうか。」
と、俺に言葉をかけた瞬間、そんな俺の第一印象は、早くも崩壊していた。それは、
俺にそう言葉をかける彼の声が、彼の風貌からは想像出来ない程の柔らかさを、内に秘めていたからに他ならない。
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293 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/08/09(火) 20:47:52.00 ID:PV8cIf7p
>>292
そう、彼の声は、一度聞いただけで人間性がわかる程に、とても暖かだったのである。
現に、俺が割烹着に着替え、エアーシャワールーム内に入ると、俺と共にエアーシャワーを浴びていた彼は、
「どうせシャワーが終わるまで入れないんだから、この時間に腰のストレッチした方が良いよ。上の現場、過酷だから。」
と、早々に俺の身体を気遣ったアドバイスを、俺に施してくれた程である。そして、
そんな猪野山さんの顔を見た俺は、またしても心の中で、
「あ、この人知ってる!」
と、心当たりを口にしていた。そう、休憩室では、割烹着を脱いでいるが、現場では、
猪野山さんも割烹着であり、そして、マスクも着用している為、印象が大分異なるのである。
そして、割烹着姿から覗く猪野山さんの目は、とても穏やかで、昨日、俺がその他作業を終え、
二階の選別作業に加わった時、原料を投入していた人のそれであった。だから俺は、早くも、
三号機がどの機械であるかを、理解していた。そして、エアーシャワールームから出て、
朝礼も終えた俺と猪野山さんは、やはり、俺が思っていた通り、昨日の現場へと向かっていた。
しかし、過酷とされる三号機投入であるが、昨日見た印象からは、余り過酷さを感じなかった。
因みに昨日は、コーンの選別であり、猪野山さんが、コーンの投入であった。が、俺が過酷さを感じないのも、
当然であり、実を言うと、コーンの投入とは、地面に叩きつけるのは一度だけで済むし、
後は30kgの原料を選別台に投入するだけの話しであり、三号機投入の中でも、一番楽な仕事だったのである。
そして、袋詰めされるコーンの重さもまた、300gずつである為、いくら機械のスピードを上げようが、
一度投入した原料がなかなか減らないのである。故に、投入者には、一息をつく暇が与えられる。
因みに、二番目に楽なのが、200gで袋詰めのブルーベリーの原料投入であり、ブルーベリーもまた、
叩きつけるのは一回だけであり、そして、一箱の重さは、コーンよりも軽く、15kgである。
が、何故コーンよりも軽いブルーベリーが二番目なのかと言うと、ここは、200gと言う、
袋詰めの量が問題であり、ブルーベリーもまた、なかなか原料が減らないのである。
それ故に、投入者は暇を持て余し、さらには、15kgと言う原料の軽さも相まってか、身体が暖まらないのである。
そう、とどのつまり、余りに原料が軽く、袋詰めのg数も軽いと、寒さと言うツラさがついて回ってしまうのである。
因みに、500gや、1kgの袋詰めになると、機械の速度も最高潮となり、原料もすぐになくなる為、
投入者にはスピードが求められる。が、身体には悪いかも知れないが、俺はその方が望むところである。
何故なら俺は、前日の作業で、少し熱中症に近い症状を覚えてからと言うもの、その教訓を生かし、
今日は割烹着の下に、ノースリーブしか着ていないからである。そんな中、動き回らないのであれば、
凍死しかねない。が、俺はまだ、その事を知らない。だからそんな俺は、今日、どんな作業をするかも知らされぬまま、
何も知らないままで、薄着を選択してしまったのである。が、幸いにも、今日の作業は、
ミックスベジタブルの計量であり、そう、俺が昨日、汗を絞って働いた作業である。
しかし、その他作業のミックスベジタブルもなかなか過酷であったし、さらに過酷な三号機投入で、
ミックスベジタブルとは、一体どれほどまでに過酷であるのか、俺は、ただただ固唾を飲むばかりである。
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294 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/08/09(火) 20:48:53.30 ID:PV8cIf7p
なんとか言えや


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