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ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g
【エラー】どらさんの行方7【鈴木】 [無断転載禁止]©2ch.net

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【エラー】どらさんの行方7【鈴木】 [無断転載禁止]©2ch.net
314 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/02/17(水) 18:12:02.01 ID:UI24aWeW
>>290
さらに、そのスタートラインですら、俺はすでに出鼻を挫かれてしまった状態にあった。
実を言うと、俺は、その初心者教室の最終日に、ふとオーナーから残るように言われ、
そして、オーナーと真っ向勝負をする事となったのである。因みにここの卓球場のオーナーは、
県内の大会で優勝経験がある程の、実力者である。そして、いざオーナーと打った俺はまず、
興醒めをしていた。なんと、そんなオーナーは、俺のぶつ切りカットに対し、一球たりとも、
返球が出来なかったのである。だからそんなオーナーは、俺のぶつ切りカットを受ける度に、表情を濁らせ、
「うん。切れてるねえ。」
と、独り言を言うと、球をネットにかけてばかりいた。が、俺はその時、少し嫌な予感も募らせていた。
何故ならオーナーは、俺のぶつ切りカットを一球も攻撃で返せていないと言うのに、
諦めて苦し紛れに球をつっついて返す事は決してせず、ひたすら入らない攻撃を続けていたのである。
だからそんなオーナーの行動は、まるで俺のぶつ切りカットの感触を試しているみたいである。
そして、俺のその憶測が正しければ、いつか俺のぶつ切りカットは、見切られてしまう事だろう。
そして俺のその憶測は、見事的中してしまったのである。その時のオーナーは、
俺のぶつ切りカットを打ち返せなかった先程までとは一変、まるで火が着いたかのように、
バシバシと、それも豪速球で俺のぶつ切りカットを打ち返して来たのである。そして、
それが豪速球となれば、余りスペースの広く無い卓球場の事であり、そんな俺は、
後陣に下がる事さえ出来ず、ノータッチエースを奪われるばかりである。が、もしも仮に、
ここで俺が、さらにぶつ切りカットの回転量を上げられよう物であればそれは、非常に面白い展開である。
が、しかし、今の俺にはこれが限界であった為、一度被弾してからと言うもの、
ここはオーナーの独壇場と化してしまっていた。県優勝レベルでこれである。だから、
全日本を目指す俺の道のりは、前途多難も良いところである。が、それでも尚、俺のクラブチーム入りは、
現実の物であり、俺は後日、ついにクラブチームとの初顔合わせを果たす事となった。
すると、チームメイト達は30人以上おり、その中には、二人のカットマンの姿も見受けられた。
だから俺は、長野県では先輩カットマンが誰一人としていない環境で打っていた為、はやる気持ちを抑え切れずにいた。
「早くこの人達と打ってみたい。」
それが当時の俺の心境であった。が、早く打ってみたいも何も、俺は、今やこのチームの一員である。
だから俺のその願いは、すぐに叶う事となった。そして、俺がまず、練習を共にしたのは、
狩野さんと言う名の、年配の男性カットマンである。そして、俺がまずそこでやったのは、
やはり、せっかくのベテランカットマンが相手であるし、俺のカットを見て貰う事であった。
因みに当時の俺のカットは、バック側が超ぶつ切りの下回転を主流とし、対するフォア側は、球のロゴが見える程の、
真のナックル回転を主流とする物であった。だから俺を相手取る事になる選手は、
その左右で回転が余りに異なるギャップに、さぞ困惑する事だろう。そして、
俺のカットを見てくれた狩野さんもまた、この左右のギャップに驚くと、俺のカットの事を、
「凄く良いと思います。」
と、満点の評価を下してくれた。因みにその時の狩野さんは、俺の超ぶつ切りカットを、
一度も返球する事が出来なかった。そう、本来ならば、それが当然である。俺の回転は、
余りに異形と言える。だから、その異形な回転に、すぐに対応出来てしまったオーナーは、
化け物クラスである。が、俺のぶつ切りカットも、当時はあれが限界であったが、その後、
更なる回転量に進化する事となる。だから、その後進化を遂げた俺のぶつ切りカットと、
オーナーが戦ったら、果たして結果が同じになるかと言われると、定かでは無い。
が、何はともあれ、カットの回転に詳しい狩野さんでさえ、返球がままならないのが俺のぶつ切りカットである。
だから俺は、バックハンドカットの練習相手に飢えていた。そう、ここのチームメイト達は、
俺がバックハンドのぶつ切りカットをすると、誰一人としてまともに返球出来ないのである。
【エラー】どらさんの行方7【鈴木】 [無断転載禁止]©2ch.net
315 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/02/17(水) 18:13:45.85 ID:UI24aWeW
>>314
だから俺の練習は、自ずとフォアハンドがメインとなってしまっていた。だが、そんなチームメイト達は、
一部を除くと、みんながみんな、良い人ばかりであり、特に狩野さんは、後輩カットマンである俺に対し、
早くチームに溶け込めるよう、積極的に話題を振ってくれたり、さらには、使わなくなったラケットさえ、
俺に譲ってくれる程であった。だから俺は、本当にこの卓球場を選んで良かったと感じていた。
が、デブ軍団は、どうにもならなかった。そう、卓球とは、打つだけであるならば、
デブでも出来る為、ここの卓球場にも、デブが二人、いや、デブが二匹いるのである。
そして、一方のおかっぱのデブは、何故か道具のうんちくが酷く、初心者用ラバーを使う俺に対し、
何かと難癖をつけ、さらには、俺のぶつ切りカットに対しては、ラバーに難癖をつけて来た癖に、
ラバーの性能のおかげで回転がかかっているだけであり、俺の技術力では無いと主張する始末である。
そして彼は、終始上から目線であり、しかし、俺に一度も勝てないどころか、ワンゲームすら取れない始末である。
そして、もう一方の短髪のデブは、俺の新品のピンポン球を、盗むような、最低な人間である。
そして、そんな彼もまた、例外なく俺には勝てない。だから俺は、弱い癖に最悪とも言える彼等に対し、
ついつい手が出てしまいそうになる時も少なくなかった。が、俺は、手を出せばここを追い出されるのは、
自分である事を百も承知であった為、いつも我慢を貫いていた。そう、俺は、2chでは暴れるが、
現実世界では常に現実と向き合って生きているのである。だからそんな俺は、いつも爽やかであり、
オーナーと、そしてその奥さんからは、スポーツマンの鏡とさえ称される程であった。
が、そんなスポーツマンの鏡の俺に、突如として事件が巻き起こる事となった。それは、
ある寒き1日の事であった。その日は、風も強く、本当に外に出るのが億劫な程、
寒さが身に染みていた。が、外出しない事には、卓球が打てない俺は、渋々ながらも家を出ると、
いつもの卓球場まで車を急がせたのである。そして、卓球場の駐車場に着き、車のドアを開けた瞬間、
事件は起きてしまった。なんと、余りの強風に、開けたドアがもっていかれてしまい、
隣に駐車してあった車に、勢い良く当たってしまったのである。因みに、この卓球場の駐車場は、
貸し駐車場である為、二台は卓球場の人が駐車出来るスペースであるが、その隣は、
一般人が借りた駐車スペースである。そして、運の悪い事に、俺のドアがぶつかってしまった車は、
卓球場の人の物では無く、一般の方の物であった。だからその瞬間、俺の頭の中には、
逃げの二文字が去来していた。そう、今逃げれば、目撃者はいないし、さらに卓球をしないで帰れば、
俺は容疑者にも登らない筈である。が、逃げの二文字が去来したのは、あくまでも瞬間の出来事であり、
俺は、この卓球場に迷惑をかけない為にも、逃げる訳にはいかなかった。だから俺は、
俺が傷をつけてしまった車の持ち主を探す事にした。因みに、この貸し駐車場では、
その駐車スペースに、名前が書かれており、俺がぶつけてしまった車の持ち主は、
根本さんと言う名前の人であった。だから俺は、付近の表札を、見て回る事にした。
が、俺がいくら付近を探索しようが、根本さんの表札は見あたらなかった。だから俺は、
それならば仕方が無いと、この駐車場付近の家のインターフォンを押し、彼等に根本さんの所在を尋ねる事にした。
が、いざ、俺がインターフォンを押し、その近所の家の人に対し、
「あ、すみません、ちょっとお伺いしたい事があるのですが。」
と言うと、高確率で、
「結構です。」
と、返され、通信を遮断されてしまう事が多かった。が、結構ですも何も俺は、押し売りでは無いし、
そんな俺に、やましい心なんて、一つも無かった。だから俺は、断られる度、心の中で、
「わしゃ悪徳商法か何かか?」
と、独りツッコミを入れていた。が、何もそんな人ばかりとは限らないらしく、そんな俺に対し、
応じてくれる人達もいた。が、そんな彼等も、野次馬的な心境なのか、車に付いたキズこそは、
「いや〜、結構深く入ったね〜。」
と言って確認する物の、肝心の根本さんについては、
「いや、知らないね。町内会にもいないし。」
と言うと、ばっさりと切るだけであった。だから俺は、その度に再び心の中で、
「だったら見に来るなや!」
と、独りツッコミを入れていた。そして、寒き風に曝せれ続けてしまった俺は、気付くと、
鼻水にまみれてしまっていた。
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316 :ドラム缶B ◆P7KNUTc4/g []:2016/02/17(水) 18:15:06.53 ID:UI24aWeW
>>315
だから俺は、付近での探索を諦めると、ついに卓球場のオーナーに事情を話し、
助けを求める事にした。するとオーナーもまた、根本さんについては知らないらしかった。
が、付近の住人と違い、オーナーは、わざわざ近所の床屋に連絡を取り、そして事情を話した後に、
そこの顧客情報を聞き、見事根本さん宅の住所を割り出してくれた。だから俺は、
早速その住所の家へと向かうと、少し緊張した面持ちでインターフォンを押していた。
すると、俺のそのインターフォンに応じ、俺から事情を聞いた根本さん宅のご主人は、
とても不愉快そうな顔を浮かべながら、家を飛び出して来た。そして、そんな根本さんの迫力たるや凄まじく、
今にも怒鳴り散らしそうであった。が、その場ではとりあえず怒鳴られなかった俺は、
根本さんと共に、事件の起きた駐車場へと向かう事にした。そして、自分の車を見た根本さんは、一言、
「あ〜あ〜あ〜!こんなにキズいれやがって!」
と、不機嫌さを露わとした為、とりあえず俺も一言、
「いや、申し訳ねえ。」
と、謝る事にした。すると根本さんは、意外にも、俺を怒鳴り散らすのでは無く、
「まあ、風がつええから仕方ねえか。」
と言うと、俺の事を許してくれた。が、俺が車にキズを付けた事実に変わりは無く、
故に俺は、修理費用の弁償をする事となった。因みに、その査定の結果は、俺の家が埼玉県では無く、
千葉県であると言う理由から、卓球場に届けて貰う事にした。そして後日、俺が卓球場へ行くと、
そこには、神妙な面持ちをしたオーナーの姿があった。すると、そんなオーナーは、俺の顔を見るや否や、俺に、
「いや〜、あの根本とか言うの、とんでも無い詐欺師だね!」
と、本当に唐突に、語り始めたのである。そして、そんなオーナー曰わく、根本さんは、
ご主人では無く、奥さんが査定結果を届けに来たらしいのであるが、その金額が、高すぎるらしい。
が、そんなオーナーが言う金額は、20万程度の物である。確かに、傷の一つで高すぎると思うかも知れない。
が、ドアとは、配線の関係から、へこみ具合では全取り替えも有り得る物である。
だからその金額は、査定結果を検証して見なければ、果たして高いのかどうかは、わからない物である。
が、それなのにオーナーと来たら、そんな根本さんの奥さんを追い返してしまったらしい。
まったく、オーナーもなかなかのくせ者である。そしてその日の夜、俺が練習をしていると、
血相を変えた根本さんのご主人が卓球場に乗り込んで来た。だから俺は、これはまずいと、
とりあえずオーナーのいない所へご主人を誘導すると、そこでご主人に対し、平謝りをしていた。
そして、俺はそこで初めて査定結果を目の当たりにする事となった。すると、その査定結果は、
写真付きであり、とても丁寧な物であった。そしてそれによると、どうやらサイドミラーにもキズがいっているらしく、
サイドミラーは、全取り替えになるらしい。それに、修理中の代車賃も、そこには含まれていた。
だからそれは、オーナーの勘違いであり、その値段は、根本さんの主張が正しかった。
だから俺は、とにかく根本さんに平謝りをすると、その査定結果を受け入れる事にした。
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なんとか言えや


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