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可愛い奥様
ドラマを語ろう★47

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ドラマを語ろう★47
435 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:24:30.95 ID:trNPIbwg0
▼現在進行系のシリアスな社会問題を、フィクションでも伝えようと思ったのはなぜか?ドラマとドキュメンタリー、それぞれの制作統括に聞いた。


【「中高年のひきこもり、61万人」の衝撃】

ドラマを束ねる清水拓哉プロデューサーは「真田丸」「いだてん」など大河ドラマを手掛けてきた人物だ。

対する松本卓臣プロデューサーは、「未解決事件 ロッキード事件」「大アマゾン 最後の秘境」など社会派ドキュメンタリーを多数送り出してきた。

2人とも局内で知られた存在だが、部署がまったく異なるため、一緒に仕事をする機会はこれまでほとんどなかったと言う。

全国の「ひきこもり」総数は100万人超。
うち、60万人以上が40〜64歳の「中高年」だと推計される――2019年3月の内閣府の発表は大きな衝撃を持って世に受け止められた。

松本さんはこう振り返る。

「報道の現場に長くいる人間としても、全体の6割が中高年という結果はかなり衝撃でした」

「これまでも、例えば貧困や介護に関する取材をしている時に、老老介護をする高齢者のご自宅の奥の部屋にどうも息子さんがいる……?と気づくような場面にはありました」

「もちろんその年代のひきこもりの人が一定数存在していることは想像していたが、推計とはいえ、これだけの数だとは思っていなかった。現実を突きつけられたのは、この時が初めてだったと思います」

その直後、6月に農林水産省の元事務次官(76)がひきこもり状態の息子(44)を刺殺する事件が起き、中高年のひきこもり問題があらためて注目を集めた。

「犯罪者予備軍」「暴力に訴える手に負えないモンスター」と扇情的に扱う報道も少なくなかったことに松本さんは疑問を感じた。
ドラマを語ろう★47
436 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:27:10.28 ID:trNPIbwg0
【「明日は我が身だと思った」切実な反響続々】

8月に「クローズアップ現代」で中高年のひきこもりを特集。

親の死後、生活が立ち行かなくなり、栄養失調による衰弱により56歳で亡くなった男性、救えなかった市役所の担当者の無念――この年代のひきこもり生活のほんの少し先にあるのは「死」だ。
これからますます顕在化していくであろうシビアな現実を伝えた。
https://i.imgur.com/9C30cnB.jpg

反響は制作陣の予想以上だった。

「明日は我が身だと思った」「ひきこもりではないけど職場で生きづらさを感じている。これからどうなるかわからない」「同居している親とうまく話せない」「息子が何を考えているのかわからなくて怖い」……。

当事者の世代だけでなく、若い世代からも切実な声が寄せられた。特設サイトに寄せられたメールなどは1500通を超え、放送後数カ月経っても止むことはなかった。
https://i.imgur.com/SnzpjhS.jpg

「ひきこもりは、当事者と親、支援者だけの問題じゃない。もっと広く、社会の生きづらさはどうしたら解消できるのか、これからの働き方はどうあるべきかという問いにつながる問題で、だからこそ多くの人に共鳴してもらえたのだと思いました」

同じ頃、局内で他にもいくつかひきこもりをテーマにした番組が制作されていた。

女性のひきこもりを特集したり、ひきこもりながらクリエイターとして活躍している人を紹介したり。

松本さんたちドキュメンタリー班を中心に、さまざまな視点でひきこもりに関して考える局内横断キャンペーンをやろうと昨秋から動き始めた。
ドラマを語ろう★47
437 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:29:10.32 ID:trNPIbwg0
【ひきこもりは「世捨て人」じゃない】

「ドラマにする可能性とかって、ないですかね?」

きっかけは、ドキュメンタリー班のディレクターの言葉だった。

ひきこもりの存在は、多くの場合、家庭内で閉じられている。顔出しで取材に応じてもらえることはほとんどなく、カメラを嫌う人も多い。
話だけは聞けてもそのまま映像にするわけにはいかないことばかりだ。

ドラマであれば、取材班が見聞きしてきた要素を余すことなく生かせるのではないかという提案だった。

話を聞いた清水さんは、急ピッチで制作を開始。一連のキャンペーンの中で、ドラマはどんな役割を果たすべきか? を最初に考えた。

「まずは注目してもらう、認知してもらうこと。俳優陣はある種ビッグネームを狙いにいきました」。

とはいえ、社会的には重要なテーマであるものの、題材としては地味な企画。キャスティングは難航するかもしれない――。

と思ったのもつかの間、すぐに松山ケンイチさんが熱意を持ってオファーを受けてくれた。

「ご自身で熱心に勉強もされていて、意気込みを感じました。役作りを見てもらえれば一目でわかると思います」

松山さんは役作りにあたって、ひきこもり当事者たちの手記を集めた冊子「ひきポス」を読み込み、実際に経験者たちと会って言葉を交わしたという。

武田鉄矢さんは「教師」という世間のイメージを逆に利用した。

尊敬を集める“正しい”存在だからこそ、弱みを人に見せられず、息子にも厳しくあたってしまう。配役の意図を汲み取り、複雑な父の心を表現してくれた。
ドラマを語ろう★47
438 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:29:58.04 ID:trNPIbwg0
松山さんは、放送にあたってこんなコメントを寄せている。

〈ひきこもりの特性上関係のない人達が作り上げた像がそのまま認識されているような気がします。切り捨てても良い存在。自分達には関係の無い人種〉

〈ステレオタイプのひきこもりからこの作品を通して少しでもその印象が変化していく事に期待していますし、各々の捨ててしまったもの、 忘れてしまったものを振り返る機会になって頂けたらと思っています〉

清水さんは言う。

「ひきこもりという言葉から、部屋から出ない、暗い部屋で一人きりでこもっているというイメージを持っている人も多いと思うのですが、実際は家の中ではそれなりに自分のペースで暮らしている人も多い。
もちろん『普通の生活』とは言えないですし、経済的にも自立していないですが、決して、世捨て人や廃人、狂人ではない」

「彼らは犯罪者予備軍でも、得体のしれないモンスターでもない。自分たちと同じ人間で、ちょっとしたきっかけがあれば誰でもこうなる可能性がある……
松山さんがその点に共感して演じてくれたのは心強かったです」


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