- ドラマを語ろう★47
439 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:32:41.19 ID:mM+OvdKt0 - 【会話のない家族をどう描くか?】
脚本に迎えた羽原大介さん(「フラガール」「パッチギ!」「マッサン」など)や、ドラマの演出担当の梶原登城と共にドキュメンタリー班のディレクターと対話し、時にはその取材にも同行し、ストーリーを練り上げていった。 通常、ドラマの脚本は会話主体で進めていくが、現実のひきこもり家庭はほとんど会話が発生しない。家族とすらファックスや置き手紙でやり取りする人も少なくないという。 「会話をしない人たち」のコミュニケーションをどう描くか――ドキュメンタリー班に、当事者親子同士でSNSを使っている事例があると聞いて、ドラマではそれを生かした。 「社会問題を題材にフィクションを作る時は、きちんと勉強して世に問う意義を考える時間がどうしても必要です。ドラマを通して誤解を解くこともできるが、新しいステレオタイプを上書きしてしまう可能性もある」 「その点、ずっとこの問題を追いかけているNスペのディレクターたちの知見を得ながら、常に相談しながら、表裏一体で作り上げていけたのはすごくよかった。こんなやり方もできるんだ、と思いました」(清水さん) ドキュメンタリー畑で長く活躍してきた松本さんにとっても、ドラマという表現をかけ合わせることは、新鮮かつ可能性を感じたという。 「試写で見て、感動しました。親子の軋轢って誰しも思い当たることですし、現在進行系の社会問題というリアリティがありながら、普遍的なテーマにもなっていると感じました」 https://i.imgur.com/IEp3lsa.jpg 長年ひきこもり生活を続けた男性(29日放送「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」より) https://i.imgur.com/finxExG.jpg ひきこもりの末に亡くなった兄の死に向き合う弟(29日放送「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」より)
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440 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:34:25.32 ID:mM+OvdKt0 - 【ドキュメンタリーでは表現できなかったもの】
「現場のディレクターたちからよく聞くけれども、ドキュメンタリーで映像化するのは、すごく難しいと感じてきた要素のひとつが、世代間の価値観のズレです」 「親の世代は、労働はある程度辛くて当たり前、社会で役割を持つべき、努力して頑張れば報われるという成功体験を強く持っている人も多い。 一方で、就職氷河期やリーマンショックを経た子どもの世代はそうは思っていない」 「頑張っても親の期待に応えられない負い目、自分が望むように生きられない劣等感を抱える人もいる。 違和感はあるけれど、食べさせてもらっている身で強く言えない、誰もわかってくれない――と苦しんでいる人は多いと思います」 「親子双方に話を聞いているディレクターたち共通の実感ではあるのですが、直接衝突するわけではないですし、ドキュメンタリーという枠で映像にするには難しい。 ドラマでは、そのあたりの感情の動きを丹念に描いてもらえたのはとてもありがたく感じました」 https://i.imgur.com/CN3njMJ.jpg ひきこもり生活の末、ある男性が亡くなった部屋(29日放送「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」より)
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441 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:38:18.07 ID:mM+OvdKt0 - 【「8050問題」の先にあるのは…】
清水さんは、偶然にも2014年放送のドラマ「サイレント・プア」でも中高年のひきこもりを取り上げたことがあったという。 「あれから数年経っていますが、彼らを取り巻く状況が何も改善していないどころか、親子ともに歳をとってさらに追い込まれていることに愕然としました」 「いわゆる“8050問題”(80代の親が50代の子の生活を支えている状態)は遠くない将来、9060問題に、そしていつか10070問題になっていく。 今が最終局面というか、61万人の中で、追い詰められている人の生活や命をどうやって守れるかの瀬戸際ですよね。 その切実感を、ドキュメンタリーとは違う形でちゃんと伝えられたらと思っています」 https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/DP54VVL25N/
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442 :可愛い奥様[sage]:2020/11/22(日) 12:41:47.23 ID:mM+OvdKt0 - NHKスペシャル「ドラマ こもりびと」[NHK総合1]
2020年11月22日(きょう)午後9:00~午後10:13 出演者ほか: 【作】羽原大介 【出演】松山ケンイチ,武田鉄矢,北香那,迫田孝也,根岸季衣 ほか 【音楽】上野耕路 【詳細】 10年以上ひきこもり生活を送る倉田雅夫(松山ケンイチ)。重いストレスを抱え働けなくなったことがきっかけだった。 厳格な父・一夫(武田鉄矢)は元教師。地元でも尊敬を集める存在だが、雅夫の存在を世間から隠し、立ち直らせることも諦めていた。 しかし、自らの余命宣告を機に、最後にもう一度息子と向き合うことに。 一方の雅夫は、閉ざされた部屋の中で人知れず、ひきこもりから抜け出す道を必死で探っていた― https://i.imgur.com/JTTuNVJ.jpg https://i.imgur.com/ndliPVy.jpg https://i.imgur.com/ypEzOom.jpg https://i.imgur.com/bNoHkZk.jpg https://i.imgur.com/ssvHEot.jpg
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