トップページ > 映画一般・8mm > 2011年02月02日 > 9P2NCBnY

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名無シネマさん
ワーナー・マイカル・シネマズ★10

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ワーナー・マイカル・シネマズ★10
562 :名無シネマさん[sage]:2011/02/02(水) 05:01:08 ID:9P2NCBnY
>>560
550を書いた者だけど、「フィルムの保存性」というのはデジタル一辺倒になるのを反対する人たちの間ではよく言われているそうな。
でもこれはあながち間違いってわけでもない。

デジタルの映画データとアナログの映画フィルム、単純に見ると映画データの方が保存性に優れているように感じるよね。
実際データライブラリの移行さえしっかりと行われれば、一切劣化を招かずに保存することは不可能ではない。
近年のストレージデバイスの大容量化と低価格化はそれを可能としたし、今後も容量当たりのコストはどんどん下がるだろう。
ただ、どういう方法で管理するかは非常に重要になってくる。

>>550で冗長化について触れたけど、もし一ヶ所で管理するとなれば二重三重のバックアップ体制が必要だろう。
何ヶ所かで共有すればさらにデータ喪失の危険性を低減できるだろうけど、その分管理コストは当然負担になる。
何よりデジタルデータの危ういところは、何らかの理由でビット欠損すると意味をなさなくなるという点。
映画データが単なる「壊れて読めないデータ」になってしまう。
恐らくある程度のデータ欠けには対応しているとは思うけど。

しょっちゅうアクセスするもんでもないだろうし、貯めておくだけなら何とかなるかもしれないけど、上述したようにライブラリの移行が
しっかり出来ればの話。
新しいストレージへの移行作業中にデータが破壊される、なんてのは意外とよくある。
データ量が膨大な数に上ればなおさらのこと。
しかも映画データは、一般的なファイルに比べて一つ一つの容量が大きいだけに、現段階ではデータを移すのも一苦労。
ただ単に保存だけを考えれば、P2Pで世界中にばら撒いて共有してもらうのが最強だけど、そういうわけにはいかないしねw
ワーナー・マイカル・シネマズ★10
563 :名無シネマさん[sage]:2011/02/02(水) 05:02:30 ID:9P2NCBnY
で、一方のフィルムだけど、劣化が問題なのは散々言われてきた通り。
ただしフィルムはアナログ媒体なので、たとえ傷がついていても大きく破損しない限りは、そのシーンがどんな場面か読み取ることが出来る。
つまり、劣化していたとしても復元可能なレベルであれば、映画としての意味を喪失しないというのが、アナログであるフィルムの最大の利点。
温湿度管理さえ怠らなければ、一つのフィルムで(移行無しで)100年以上保存することも可能というのはすでに実証されている。
また、フィルムに焼き付けた段階で人間の目に見える形になっているので、投影する方法さえあれば読み取ることが出来る。

1927年に公開された「メトロポリス」というドイツの有名なSF映画がある。
これは元々上映時間の長い作品だったのだけど、興行的理由から大幅にカットされてしまい、オリジナルのフィルムが第二次大戦のドサクサで
バラバラになり、カットされた部分は完全に失われた・・・と、つい最近まで思われていた。
2008年になってアルゼンチンの映画博物館で16ミリネガではあったものの、失われてたと思われていた場面の多くを含んだプリントが発見された。
オリジナル長編バージョンは153分の上映時間だったとされていて、このプリントのおかげでオリジナルに近い150分の2010年復元版を作ることができた。
このプリント自体は1928年のものなので、実に80年、復元可能な状態で保存されていたわけだ。
プリントの外側部分は大きく破損していたそうだが、一部の損傷が全体のダメージにはならないのは、アナログだからこそなせる業。

これを映画のデジタルデータが入ったHDDに置き換えて考えると、何度か人の手を渡り、80年後にデータを読み込めるか…という感じ。
可視状態じゃないのでデータやハードウェアそのものが壊れていれば全てパー。

とは言え、メトロポリスも復元のためにスキャンされてデジタル処理が行われたので、最新のマスターはデジタルデータのはず。
映画館での上映はコンテンツの製作がデジタル化しているので十中八九DLP化が進むだろうけど、デジタルデータから保存用フィルムを作成
するなど、可視化処理を行うのは大事なことだと思う。
要は、デジタルとアナログは優劣で語るべきものではなく、用途によって適切に選択すべきものである、ということ。
ワーナー・マイカル・シネマズ★10
571 :名無シネマさん[sage]:2011/02/02(水) 19:46:11 ID:9P2NCBnY
>>569
映画館はもうそうなるよね。
一時的な映画保管所でしかないから(バックアップ体制さえあれば)デジタルで事足りるし。
ただそれがイコール「デジタルは全てにおいてアナログより優れている」とはならないという点には注意が必要。

フィルムでの「上映」存続の声は、辛辣な物言いになるけど実情を全く理解していらっしゃらない、と言わざるを得ない。
ご指摘通り配給の問題もあるし、フィルム映写機の需要が落ち込めば新規生産しなくなるのはもちろんのこと、保守用部品だって
数が減っていく一方で、およそ商業として成立させるのが難しいレベルになるのはわかりきっているわけで。
実際Christie Digital Systemsはすでにフィルム映写機関連の販売を終了してるしね。
ワーナー・マイカル・シネマズ★10
575 :名無シネマさん[sage]:2011/02/02(水) 21:37:24 ID:9P2NCBnY
>>573
いやいや、単館こそデジタル向きだと思うよ。
初期投資はかかるしサーバー導入はきつそうだけど、>>574が言うように廉価DLP+BD再生装置という構成なら難しくは無いはず。
小さい劇場ならFull HDプロジェクターとBDで解像度は十分。2Kも4Kも必要ない。
ワーナー・マイカル・シネマズ★10
577 :名無シネマさん[sage]:2011/02/02(水) 21:55:43 ID:9P2NCBnY
>>576
正直な話、BD上映ってなんか申し訳ない気分になるw


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