- 初心者救済スレッド【航空機】19号機 [無断転載禁止]©2ch.net
154 :HG名無しさん[sage]:2016/05/28(土) 03:05:18.61 ID:Tr+OeM5d - 勘違いされがちだが、同じ太さなら無垢(中身が詰まっている)の真鍮線の方が強度が高い
同じ量の原料から作られた細い無垢棒より、太いパイプの方が強度が高くなる 無垢棒を太くすると丈夫だが重い だから自転車なんかでは、軽いがそこそこ丈夫なパイプが使われる しかし、ディスプレイモデルの補強材では無垢の多少の重さも問題とならないので、無垢の真鍮線を使えば良い 主翼を着脱式にしたい場合なんかに、片側にパイプ、片側に内径ピッタリの棒を仕込む
|
- 初心者救済スレッド【航空機】19号機 [無断転載禁止]©2ch.net
155 :HG名無しさん[sage]:2016/05/28(土) 03:51:28.03 ID:Tr+OeM5d - 訊かれてもいないが、お節介で補強ピンの仕込み方を一応
1. 上下張り合わせの翼など中身が中空になる場合は、内部にピンの土台となるようにプラの塊を接着しておく 2. 接合面を綺麗に摺り合わせ 3. 片側のパーツにドリルで穿孔し、更に太いドリルかナイフの先などで穴の縁を広げる 4. 穴の底まで金属棒を差し込み、0.5ミリほど飛び出す長さにカット 5. 金属棒をペンチで抜き、ヤスリで針状に尖らせる 6. 穴に金属棒を差し込み、反対側の接着対象パーツに当てて、尖らせた金属棒で傷を付ける 7. 傷の位置にドリルで穿孔 8. 金属棒に高粘度瞬間接着剤かエポキシ接着剤を塗って、先に穿孔したパーツに接着 9. パーツ同士を合わせ、ピンにズレや角度の問題がある場合は、太いドリルで穴を広げる 10. 穴の縁を太いドリルかナイフの先などで広げる 11. 金属棒に高粘度瞬間接着剤かエポキシ接着剤を塗って、パーツ同士を接合 12. 流し込み接着剤でパーツを溶付 仔細に書いたので長くなってるが、難しいことは無い 片側の穴を太いドリルで穿孔するのがミソで、多少のズレがあってもやり直しをすることなく楽に調整出来る パーツの接合強度を確保する為の金属ピンはあまり長さを必要とせず、長いピンを入れるよりも複数ピンを仕込む方が有意義 従って、古典機に多々あるフェアリング無しの中翼でも沢山金属ピンを立てれば、胴体内部まで貫通しない浅い穴で強固に接合することも可能 また、工作性の悪いピアノ線など硬い材を無理に使わなくても、真鍮やアルミで事足りる場合が多い
|
- 初心者救済スレッド【航空機】19号機 [無断転載禁止]©2ch.net
156 :HG名無しさん[sage]:2016/05/28(土) 03:59:06.57 ID:Tr+OeM5d - その他、補足と注意点
・ドリルで穿孔する際は、先に穿孔個所に針を押し付けて凹を付けておくと、ドリルがズレない ・穴の縁を広げる理由は、金属棒をペンチを摘まんで抜いたり、余分な接着剤をその凹みに逃す為 ・金属・プラ用低粘度瞬間接着剤では硬化速度が速くて微調整出来ないので、硬化速度が遅い木材用低粘度瞬間接着剤が適する ・パーツ同士の合わせ位置は、片側のパーツに朱肉や半乾きの塗料を付け、パーツを合わせて印を付ける方法もある ・はみ出したエポキシ接着剤は、硬化する前にGSIクレオスのラッカー系シンナーで拭き取る エポキシ接着剤は硬化してしまうとシンナーで拭き取れなくなるので注意 ・ダイソーには硬化後にブヨブヨせず硬くなるエポキシ接着剤があり、これは削りやすい それなりに接着面積がある場合は無理に金属ピンを仕込まなくても、目の粗い紙ヤスリでザラザラに荒らしたり、 接着面に三角刀で縦横に溝を彫って足付けしておくと、入り込んだ接着剤がクサビとなって強度が高まる
|