>>138 (エ)社員 A と社員 B は、3 月 9 日、小学館において日本テレビ社員 X 氏と 日本テレビ社員 Y 氏と面談した。面談の目的は日本テレビからの挨拶であっ たが、社員 A は、芦原氏が自分の作品を大切にする方であり、作品の世界観 を守るために細かな指示をする所謂「難しい作家」であるから、原作に忠実 で原作を大事にする脚本家でないと難しいと伝えた。対して日本テレビ社員 Y 氏は、原作が大好きで、すごく面白いからドラマ化したいと述べ、当然、 原作に忠実にするとのことであった。なお本委員会からの質問に対して、日 本テレビ社員 Y 氏は、「『原作を大事にして欲しい』という趣旨はお聞きしま したが、脚本家はどういった方がいいという話までは出ていなかったと記憶 しています」「 『当然、原作に忠実にする』という発言はしておりません」と 回答している(特別調査委員会からの質問(以下「本委員会質問」)に対す る回答)。
社員 A は、日本テレビ社員 Y 氏あての上記送信メールに「 『セクシー田中 さん』はキャラクター漫画だと思っています。それ故キャラクターを好きに なってもらうために、各エピソードが綿密に構成されているので、やむを得 ない場合以外はできるだけ、原作の流れを崩さないで頂けたら…と思ってい ます」と記載し、編集者の立場からの希望を述べた。