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ポストゲームショー(田口壮)
★神戸の田口壮さん(42) 172 新たなる旅立ち★

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★神戸の田口壮さん(42) 172 新たなる旅立ち★
827 :ポストゲームショー(田口壮)[sage]:2015/10/20(火) 06:00:51.11 ID:dlRGHE8s
「イチロー先生」再契約 有形無形の存在感

 マーリンズは残念ながらポストシーズンとは無縁のシーズンとなりましたが、イチロー選手は42歳となる来季の契約に至りました。
成績次第では再来年の契約もありうるというのですから、破格の条件といえるでしょう。球団は2割2分9厘という成績だけを見ている
のではないようです。
 ヤンキースからマーリンズに移って1年目の今季、出場153試合で398打数91安打11盗塁という成績でした。ちょっぴりがっかりした
ファンもおられるでしょうし、誰よりイチロー選手が納得いかなかったと思います。
 イチロー選手も、さすがに年齢の壁には勝てないのかと気になるところです。

■体の衰えをカバーしてあまりある財産
 足も肩も若いときのまま、というわけにはいきません。年齢なりの変化がない方がおかしいのです。しかし、年をとるにつれ技術や
経験に裏打ちされたゲーム勘といったものは増していきます。イチロー選手ほどの大選手ともなれば、肉体の衰えをカバーして
あまりあるほどの財産を蓄えています。
 ではなぜこの打率に終わったかというと、外的要因が大きかったのではないでしょうか。
 イチロー選手にとってはきわめて難しいシーズンだったと思います。どんな監督がいて、どんな野球をするのかという新天地ならでは
のハードルがまずありました。加えてシーズン途中の監督交代ということがあったから大変です。
 当初、指揮を執っていたマイク・レドモンド監督のもとで、とてもイチロー選手はやりやすそうにしていました。監督もまたイチロー選手
のことをよくわかっていたと思います。いわゆる野球観を共有できていたのです。

 ところが5月半ば、レドモンド監督は早くも解任されてしまいます。後任として、ゼネラルマネジャーから横滑りの形でダン・ジェニングズ
さんが就任しました。好人物のジェニングズさんですから、その限りでは問題はなかったのですが、やはり新しい監督となると、さてどんな
野球をやるのだろうと、一からすり合わせをしていく必要が出てきます。
★神戸の田口壮さん(42) 172 新たなる旅立ち★
828 :ポストゲームショー(田口壮)[sage]:2015/10/20(火) 06:02:34.61 ID:dlRGHE8s
■新監督にネクタイ、一体感醸す演出
 イチロー選手がジェニングズさんにチームメートを代表する形でネクタイを贈り、一体感を醸し出す演出をしていましたね。イチロー選手
も手慣れたもので、さすがメジャーの顔、という気がしたものですが、体制が変わるときというのはそれだけ気をつかうものなのです。
 特にマーリンズではジアンカルロ・スタントン、マルセル・オズナ、クリスチャン・イエリチという3選手に次ぐ外野の4番手という位置づけで
スタートしましたから、監督次第で出番が増えもすれば減りもする、という状況にあったわけです。
 イチロー選手はチームがどこであれ、監督が誰であれ、自分の事はきっちりやるという最も外的要因に左右されにくい選手ではありますが、
時ならぬ“人事”の影響を受けないわけにはいかなかったと思います。

 スタントン、イエリチの両選手が故障、オズナ選手が不調で3Aへということになり、結果的にイチロー選手の出番は増えました。マーリンズ側
からみても、イチロー選手を獲得したことは危機管理という意味で大正解だったわけです。
 出場試合数、打席数とも“4番手”のままでは望めないだけのものでした。これだけ打席数がありながら、なぜ調子が上がらなかったのか、
ということになるわけですが、それは打席数の中身に関係があります。
 たとえば400なら400という打席数でも、先発として出たのと、代打中心で打席に立つのとでは全く条件が変わってきます。
 代打は特に初球から振っていくという覚悟と勇気が必要です。先発なら試合の流れ、打順の流れをみながら、いつものルーティンにのっとって
自分の打席に備えることができますが、代打はそうはいきません。同じ打者とはいいながら、代打で成功する人は特別な才能を持った人で、
特殊な仕事なのです。言うまでもなく、イチロー選手はその道の専門家ではありません。

■41歳にして離脱なし、何よりの説得力
 たとえ途中出場であっても、いったん守備に入ってから打席を迎える場合は多少のゆとりをもって準備することができます。しかし、イチロー
選手はあまりそういう配慮をしてもらえていませんでした。
★神戸の田口壮さん(42) 172 新たなる旅立ち★
829 :ポストゲームショー(田口壮)[sage]:2015/10/20(火) 06:04:08.79 ID:dlRGHE8s
 400の打席があったといっても、その打席それぞれが、つながりのない、細切れの打席だったのです。走っては止まり、走っては止まりという
ことですから、渋滞の道路と同じで勢いがつきません。こういう出場パターンでは自分の調子がいいのかどうかもわかりません。
 純粋な打撃うんぬんとは関係のない要素が多かったものですから、今年1年の成績でもって、何かを語るということはできないと私は思います。
 報道によると、イチロー選手の来季の契約は年俸200万ドルに、打席数などによる追加報酬が付いて最大500万ドルになるようです。
 この高評価の裏にはイチロー選手が若い選手たちの模範になっていることがあるでしょう。
 試合前のストレッチなど準備に時間を費やす姿、試合後のケアに取り組む姿を含めて、立ち居振る舞いのすべてが模範になっています。
なにより、若手が故障で離脱するなか、41歳がシーズンの始めから終わりまでぴんぴんしていたわけですから、これほど説得力のあることはないでしょう。

 代打でお呼びがかかり、急に動きだすときに脚にぴりっとくる(軽い肉離れ)ことがあります。私も経験がありますが、イチロー選手はあれだけ
先の読めない起用をされながら、大きな故障がありませんでした。それだけでも大変なことです。
 もちろん技術的にも「イチロー先生」の存在は大きいはずです。オズナ選手はイチロー選手の遠投に学び、リリースポイントなどを工夫した結果、
どんどんスローイングがよくなりました。もともと悪くはなかったので、これは一流の外野手への階段を上り始めたということを意味するわけですね。

 今季ナ・リーグの首位打者になったディー・ゴードン選手にとって、首位打者の大先輩がいて、経験談を語ってくれるだけで、どれだけ心強かったことでしょう。
 こうした有形無形の存在感が好条件での再契約につながったと思います。
 もちろんあと65本となったメジャー通算3000安打をここで達成してほしい、というチームとしての願いもありそうです。比較的歴史の浅いマーリンズ
という球団は「レジェンド」がほしいはずですから。
★神戸の田口壮さん(42) 172 新たなる旅立ち★
830 :ポストゲームショー(田口壮)[]:2015/10/20(火) 06:04:53.25 ID:dlRGHE8s
■腰を落ち着けて準備、高まる期待
 来季の所属球団が早々に決まったことは間違いなく、イチロー選手にとっていい効果をもたらすでしょう。
 今季は年明けになってやっとマーリンズに決まったのでした。どこのユニホームを着るのかわからない状態で、トレーニングを続けることほど選手に
とってつらいものはありません。じっくりと腰を落ち着けて準備し、憂いなくキャンプ、シーズンに臨めるイチロー選手の来季が今から楽しみです。

 さて、私事になりますが、すでに報道されているように来季から古巣、オリックスの2軍監督としてユニホームに袖を通すことになりました。評論家
活動に一区切りつけ、このポストゲームショーも年内で終了しますが、年明けから装いを新たにし、2軍という現場から生きのいいリポートをお届け
したいと思っています。引き続きよろしくお願いいたします。
(野球評論家)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO92799370U5A011C1000000/


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