- 連続ドラマ小説「二ホンちゃん」64クール目
63 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/17(日) 20:34:51.96 ID:TNkARsah - 「クリスマスも静かに」
アーリアちゃんはクリスマスの時には そわそわとしだします、それでマカロ ニーノ君に切実なお顔で言うのです。 「今年もうちでだ」 「うん、クリスマスはだね」 「あっためた葡萄ジュースとワッフル をな」 「一緒に楽しもうね」 「外でな」 ゲルマッハ家ではクリスマスはこうし て楽しみます、それでアーリアちゃん は毎年です。 マカロニーノ君に一緒にと誘いをかけ るのです、ですが。 今年はずっと風邪が町に流行っていま す、それでです。 ゲルマッハ家の会社の社長さんのメル ケルさんも難しいお顔でこう言うので した。 「今年はクリスマスは静かにして下さ い」 「それしかないな」 ゲルマッハ君がメルケルさんの言葉に 頷きました。
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64 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/17(日) 20:35:21.72 ID:TNkARsah - 「今年は。外での葡萄ジュースやワッ
フルはな」 「では私はどうしたらマカロニーノと 一緒にいられるのだ」 アーリアちゃん何と皆の前でこの言葉 を出してしまいました。クラスでゲル マッハ君に言われたので。 「毎年そうなのに」 「そうだな、僕としても是非二人には 今年も一緒にいてもらいたいが」 「済まない、兄上」 「だが。メルケルさんがそう言うとな」 どうしてもというのです。 アーリアちゃんを応援しているクラス の皆もどうしたものかと考えました、 幸いこの場にマカロニーノ君はたまた まいなかったでこのことは幸いでした。 ですがどうにもいいアイディアが出ま せん、ですが。 ここで、でした。クラスで唯一人アー リアちゃんのマカロニーノ君への気持 ちに気付いていないニホンちゃんがこ んなことを言いました。 「じゃあお部屋の中で楽しんだらいい んじゃないかしら」 こう言うのでした。
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65 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/17(日) 20:36:05.60 ID:TNkARsah - 「二人共まず身体奇麗にしてお部屋に
入るまではマスクをしてね。そうして 入る前に体温測ってチェックしてそれ で手は消毒液で洗って」 「そうしてか」 「そうすればどうかしら。そうしたら マカロニーノ君とアーリアちゃん今年 もクリスマス一緒にいられるよ」 こうゲルマッハ君に言うのでした。 「お外でなくてもお部屋の中で楽しん だらどう?二人だけで距離も置いたら ね」 それならというのです。 「大丈夫よ」 「名案だ、ではアーリア」 ゲルマッハ君はニホンちゃんの言葉を 受けて早速アーリアちゃんに言いまし た。 「それでいこう」 「わかった、兄上」 アーリアちゃんも強い言葉で応えまし た。 「そうしよう」 「ではな、ニホン君恩に着る」 ゲルマッハ君はニホンちゃんにも言い ました。
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66 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/17(日) 20:36:47.95 ID:TNkARsah - 「素晴らしいアイディアだ」
「そうかな。けれどアーリアちゃんが 喜んでくれるなら」 それならというのです。 「それでいいわ」 「うむ、ではな」 「じゃあ二人共仲良くね」 ここでニホンちゃんは向日葵の様な明 るい笑顔で言いました。 「お友達はこんな時こそ仲良くしない とね」 「ああニホンちゃん、それ以上はね」 ここでタイワンちゃんが言ってきまし た。 「あたしとお話しましょう。お菓子の こととかね。今度ニホンちゃんが脚本 やる露伴さんのこととか」 「あれっ、どうしてそのお話なの?」 「いいからいいから」 こうして名案を出してくれたけれど何 も気付いていない娘は退場して。 アーリアちゃんは早速せっせとクリス マスの用意に入りました、そのうえで マカロニーノ君とクリスマス楽しい時 間を過ごしました、お部屋の中でもそ れはそれで楽しい時間でした。
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67 :創る名無しに見る名無し[]:2021/01/17(日) 20:37:25.03 ID:TNkARsah - ソースは某おーぷんで
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