- 連続ドラマ小説「二ホンちゃん」64クール目
28 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/03(日) 01:40:56.56 ID:VE68WJ1r - 「大昔のでしかも」
ウヨ君は今オージー家にお邪魔して遊 んでいます、クラスの皆も一緒でキャ ンベラちゃんのおもてなしを受けてい ます。 その中でキャンベラちゃんは皆に色々 と食べものや飲みものを出しています が。 ふと見るとチョコレートがありません、 それで言うのでした。 「冷蔵庫からチョコレートを持って来 るダスよ」 「別にそこまで気を使ってもらわなく ていいが」 ウヨ君が言ってきました。 「食べものはお菓子も含めてかなり出 してもらっているからな」 「そういう訳にはいかないダス、やっ ぱりお菓子の中でチョコレートは定番 の一つダスからな」 だからだとです、キャンベラちゃんは ウヨ君に言ってです。 台所の冷蔵庫からチョコレート菓子を 持って来ようとしました、ですが。 ここでケベックちゃんが本棚から漫画 を出そうとするとでした。その本棚の 中から。
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29 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/03(日) 01:41:35.56 ID:VE68WJ1r - ぽろりと何か出てきました、それは何
かといいますと。 チョコレートでした、小さな粒のもの でしたが。 そのチョコレートを拾ってです、ケベ ックちゃんはキャンベラちゃんに言い ました。 「チョコレートならありますわよ」 「一粒だけダス、それもそのチョコ確 かビクトリア婆さんが食べていたもの ダスよ」 「あの方がですの」 そう聞いてでした。 ケベックちゃんはそのチョコを見なが らこう言いました。 「それでしたらかなり高価なものでし てねと言いたいですが」 「あの人が若い時にワスのお祖父さん がケープ家での喧嘩で頑張ったご褒美 にくれたものダス」 「ケープ家での喧嘩といいますと」 そう聞いてすぐに言ったケベックちゃ んでした。 「憂国のモリアーティの頃ですわね」 「漫画ではその頃ダスよ」 第一次町内喧嘩前です。
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30 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/03(日) 01:42:13.20 ID:VE68WJ1r - 「ビクトリア婆さんアニメの最終回で
出て来たダスな」 「ええ、印象的な登場は流石でしたわ」 「その頃のチョコダスからな」 「賞味期限切れもいいところですわね」 「だからダス」 それでというのです。 「食べることはお勧めしないダス」 「わかりましたわ」 ケベックちゃんも頷いてでした、その チョコをきちんと紙に包んででした。 ケベックちゃんに渡して言いました。 「ではこれは貴女にお返ししますわ」 「お祖父さんに贈られたものだからダ スな」 「そうですわ、では大事にされて下さ いな」 「わかったダス、ではあらためてダス」 キャンベラちゃんはケベックちゃんか らチョコレートをあらためて受け取っ てから言いました。 「このチョコは大事にしておくダス」 「記念品ですので」 「食べられなくてもダス」 賞味期限切れでもというのです。
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31 :創る名無しに見る名無し[sage]:2021/01/03(日) 01:43:08.50 ID:VE68WJ1r - 「そうさせてもらうダス」
「それでは」 「さて、皆にあらためてチョコレート を持って来るダス」 キャンベラちゃんは皆にあらためて言 いました。 「楽しみにしているダスよ」 「そうか、気を使ってもらって悪いな」 ウヨ君もキャンベラちゃんの気持ちを 受けて遠慮することを止めました。こ の辺りの気配りが出来るのもこの子の いいところです。 「ではな」 「今から持って来るダスよ」 「そしてだな」 「皆でチョコレートも楽しむダス」 キャンベラちゃんは明るい太陽の様な 笑顔で言ってでした。 そのうえで冷蔵庫からチョコレートを 出して皆に振舞ってそのうえで尋ねま した。 「美味しいダスか?」 「かなりな」 ウヨ君は食べながら笑顔で答えました、 そのチョコレートを手にしながら。
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32 :創る名無しに見る名無し[]:2021/01/03(日) 01:43:32.07 ID:VE68WJ1r - ソースは某おーぷんで
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